<お互いさまでしょ?>ママ友付き合いに失敗して気づく……「ワタシが嫌われた理由」【第7話まんが】
前回からの続き。私(40代)は息子(アオ)の過去のことで悩んでいます。気に入らないことがあると怒りやすくなる息子ですが、意図して人を傷つけるような子ではないと思っていました。しかし息子が年長のとき、同級生のミノルくんとケンカをして手を出してしまったようです。私はよくあるケンカだと思ったのですが、ミノルくんママは、幼稚園に「アオくんをクラスから外してほしい」つまりは退園してほしいと要請していたそうなのです。その後、大きなトラブルはなく小学生になった息子。しかし仲良くしていたはずのユウスケくんママからも「転校してほしい」と言われてしまいました。結果、夫の転勤で転校したものの、私の精神は不安定なままでこの先の心の持ちようについて悩みます。
そこよ! と言い出すミタのおばさん。でも私はこのとき、私の何が悪いのか、どこが足りないのか、まったく見当がついていませんでした。
当てるつもりがあったかどうかは重要ではない。そう言われた気がしました。私は息子が石をお友だちに当てるつもりがあったなら問題だと思っていたけれど、そうじゃなければ……子ども同士のよくあるトラブルだから、親同士が介入する必要はない。そんな風に思っていたのです。
そして私は同時に「ママがあらためないとね」という言葉を聞いて、これ以上私にどうしろと言うのだろうと辛い気持ちになっていきました。ところがおばさんは……。
息子を見すぎ……? 私はわが子をしっかりと見ること、わが子の気持ちに耳を傾けることを大切にしてきました。なのに、どうしてうまくいかないのだろうと不思議でたまらなかったのです。しかしおばさんは、私が息子を見すぎだと言います。息子をしっかり見ている代わりに、周りのお友だちやママたちのことが見えていないのだと……。
息子がお友だちにやってしまったことを、私は軽く考えていたわけではありません。親として息子にどう接するべきか、考えてきたつもりです。でもいつの間にか、私の視点は息子ばかりに向いていて、本来であればきちんと謝罪すべき相手に、それをせぬまま来てしまったようです……。
今後何かあったら、子ども同士の些細ないさかいと軽く考えず、相手の言い分もちゃんと聞くよう努めたいと思いました。ただ自分の子の言葉は、私たち親が受け止めないと子どもが気持ちや考えを伝えられなくなるとも思います。だからこそどちらの言い分も聞いたうえでどう対処するのかが大切なのだと気づかされました。きっと私の場合は、自分が思うより、子どものトラブルを過大に受け止めた方がいいのかもしれません。親子ともに人間関係を学ぶ機会になったと思っています。まだ周りの人たちと付き合うことに怖さを感じるけれど、失敗を繰り返すなかで私も親として成長していく必要があるのだと今は思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・rollingdell 作画・よし田 編集・Natsu