<夫、あわよくばホテルで……>よからぬ思いを抱いたサイテー夫!悩んだ末に出した結論【後編まんが】
前回からの続き。私はマリ。夫のキヨヒトとは社内恋愛で結婚しました。妊娠を機に退職し、現在は専業主婦をしています。夫は順調に昇進して、現在は管理職として週末出張もある忙しい日々。お金に困らない生活をさせてくれているので不満はありませんでした。ところが、1月のとある週末の出張で、スイートルームを予約していたことが判明。なんとその出張には、私の元同僚のリエが同行するらしいのです。異性の部下と同じ部屋……それもスイートルームに泊まろうとしているなんて、いったいどういうことでしょうか。夫が休みを取る明日、じっくり真意を聞こうと思います。
私は念のため、キヨヒトが予約している宿の履歴や、リエからの返信を紙にプリントアウトしました。小さなプリンターから出てくるこの情報が、私には「浮気心の証拠」に見えて、ため息が出ました。
今日は平日ですが、夫は週末出張の代休で家にいます。エリナは幼稚園へ。リョウは午前中にたっぷり遊んで昼寝中です。私たちはリョウを起こさないよう話し始めました。
私はどこかで、あの予約はキヨヒトの間違いだった、という結果を期待していました。紙を出したら、「予約間違えてた!」と慌てて予約を取り直してくれるのではないかと。しかし、夫の反応は「青ざめる」でした。私の勘は間違いでなかったことを物語っています。
寝ているリョウがぐずって何かを言っていましたが、夫と私が黙るとまた静かに寝始めました。
私はリビングを出て別室にこもりました。怒りでどうにかなりそうです。キヨヒトのしていることは、リエにも会社にも心底失礼な行為です。私がたまたま予約履歴を見つけなければ、大問題になっていたでしょう。キヨヒトは仕事を失ってもおかしくないことをしました。家族のためにも、こんなことは二度とあってはならないのです。
年明けのホテルの予約は、当然キャンセルさせました。心底悩みましたが、リエには今回の夫の行動を話さないことにしました。リエに対してよからぬ思いを抱いて、リエに失礼なことをしないよう、キヨヒトの行動には目を光らせるつもりです。
相手にわからないと思ってついたウソは、いつかバレます。今回は、不幸中の幸いのようなタイミングで隠しごとに気づくことができました。私にとって失いたくないものは、2人の子どもの幸せです。今回は別れを選びませんでしたし、夫が信頼を築き直してくれることも願っています。けれど今後少しでも「2人の子どもの幸せに、夫はいらない」と思う日がきたら、その道を選べるように準備をしておこうと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・もえこ 作画・春野さくら 編集・塚田萌