<昼飲み……アリ?ナシ?>「私の義姉が非常識!」SNSでグチると……予想外の事態に【中編まんが】
前回からの続き。私、ショウコは実家の近くでひとり暮らしをしています。実家には母と兄家族が同居をしているのです。父が亡くなり、母と兄夫婦は同居をはじめました。お互い持ちつ持たれつの関係で、うまくやっているようです。しかしあるとき、私は母から驚くべき話を聞いたのです。義姉ミカさんが、久しぶりに会う学生時代の友人たちとのランチ会でお酒を飲むとのこと。兄や母が「昼から母親がお酒を飲むのは世間一般的によくないのではないか」と諭したところ、ミカさんは怒ってしまったそうです。私もお酒を飲まないので、母と兄の意見に同意です。ミカさんの言動が非常識だと感じた私は、このことを多くの人に共感をしてもらいたく、SNSに書き込むことにしました。
SNSは私の日々の愚痴など、自己満足的なことを書いています。フォロワーは100人くらい。リアルな友達ではなく、ほとんどがSNS上だけの知らない人だから、心の内を吐き出すにはちょうどいいのです。今回も愚痴を投稿すると、すぐさま反応がありました。
いつもの愚痴の投稿とは、みんなからの反応が違っていて戸惑います……。
SNSにはそのあともコメントが続々と届き、通知が鳴りやみませんでした……。その内容がミカさんを擁護するものばかり。私や私たち家族の考えや私たちがミカさんに対して一方的に否定したことなどに批判が殺到したのです。
コメントを全部読むと私に同意するものは皆無で、ほとんどはミカさんへの同情。そして、「離婚を考える人もいる」とのコメントもあり、だんだん恐ろしくなってきたのです。
「そんなにおかしいことだったのかな?」「当たり前だと思っていたのに……」こんなことになるなんて考えてもいませんでした。軽く愚痴っぽくSNSで投げかけただけなのに、返ってくる強い言葉にたじろきます。私や家族への批判のコメントはナイフのように突き刺さって、私の胸をざわつかせました。
そのときはじめて世間の考えや価値観を知りました。「離婚」というワードまで出てきて本当にびっくりしました。知らない人に一方的に反論や批判されるって、こんなに怖いことなのですね……。と同時に、「世間と私たちの価値観が違った」ということを親子で理解しました。これ以上、みんなの反応を目の当たりにするのはツライので、今回の私たちの考えの背景や思い直したことなどを追記することにしました。SNSの恐ろしさを身をもって知った私ですが、このおかげで間接的に義姉の思いを知ることができたのです。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・物江窓香 作画・べるこ 編集・秋澄乃