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<義母の命令、2回やれ!>怒涛の結婚式を終え……「地元でもう1回」ウソでしょ!?【第2話まんが】

前回からの続き。数年前のお話です。私はサトミ。人前に出るのが昔から苦手で目立ちたくない性格なので、結婚式も「挙げたくない」派でした。しかし義母からは結婚式を挙げないなんて許さないと言われてしまいます。夫マサシの「一生に一度の姿を両親に見せてあげたい」という気持ちも分かるので、私たちは近場で招待客の少ない小ぢんまりした結婚式を挙げることにしました。しかし義母は地元で挙げてほしいようで……。
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私たちの間では今住むA県で結婚式を挙げると決めたものの、マサシが義母に納得してもらうのは大変だったようです。しかしマサシの地元B県までは飛行機の距離。職場関係の人を招くとなるとかなりのお金がかかることを伝えて、あきらめてもらいました。
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そうと決まれば、次は会場選びです。しかしもともと気の進まない結婚式、私には特に希望もなければ楽しみもありません。マサシは「もっとほかのところも見てみようか。駅前の大きなホテルの式場とか」と言うものの、私は休日に出かけるだけで疲労困憊。「えー、もう見てまわるのしんどい。今日見たところで決めよう!」会場が決まれば決まったで、次々に考えなければいけないこと、選ばなければならないことが目の前にやってきます。

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「BGMはいかがしましょうか? ご招待状の紙や文言はこちらのカタログからお選びください。お花の色やデザインにご希望はございますか? お食事やお飲み物の種類は……」式場の担当者の説明を聞きながら、私は気が遠くなってしまいます。もうイヤだ……なんでもいいから誰か決めて……。しかしウェディングドレス試着など、私でなければならない場面もあります。試着室にずらーっと並ぶドレスや小物類を見ながら、私は心のなかで「帰りたい……」と半泣きでした。
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私には結婚式の準備すべてが苦痛でしかありませんでしたが、なんとか当日を迎えることができました。
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各テーブルを回り、招待客から「かわいい花嫁さんねー」「サトミちゃんキレイ!」などと声をかけられるたび私は赤面。ふだんは決して言われない褒め言葉に逃げ出したくなり、お世辞を言わせているいたたまれなさに穴があったら入りたくなります。こうして私たちは怒涛の結婚式を終えました。

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「母さんが、明日は朝ゆっくりしてお昼ごはんに一緒に行こうって。大丈夫?」義両親たちは遠方から来ているため、ホテルに泊まっています。マサシは明日の昼食を一緒にとる約束をしたのでした。「うん、せっかくこっちに来てくれているんだし」私は結婚式当日の主役の役割からようやく解放され、多大なるストレスや終わった安心感ですぐ眠りにつきました。そして翌日。
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「これからわが家の嫁として、よろしくお願いしますね」義両親との食事の場で、義母が口を開きます。(わが家の嫁ってなんだ……。やっぱり私、この義母のことはめちゃくちゃ苦手かも……)私は内心そう思いながらも「こちらこそよろしくおねがいします」と返します。

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「それでね、お父さんとも相談したのだけれど、次は地元のB県でも式を挙げてほしいのよ」私は思わず、マサシを横目でちらりと見ます。「お義母さん、A県で式を挙げることに納得したって言っていたじゃん!」私の心の声を受け取ったマサシ。同じく無言のまま「知らない知らない、俺知らない!」と表情で訴えます。
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義母は当然のことだと言わんばかりです。「わが家の長男の結婚式なのだから、きちんと親戚や友人、今回招待できなかった人も呼ばないとね。費用は私たちが支払うし、遠方で大変だと思うから準備は私がやるわ。ねぇお父さん?」その言葉を受けて義父もうなずきます。「まぁ、うちは親戚がたくさんいるから……。今回来られない人も地元の結婚式なら来られるだろうし、いいんじゃないか?」なんと、あんなにも大変だった結婚式をもう一度やってくれと義母は言いだしたのです。しかも次はマサシの地元のB県で! あの苦痛を2回も味わえだなんて、いったいなんの修行ですか……!?

【第3話】へ続く。

脚本・物江窓香 作画・なかやまねこ 編集・井伊テレ子

※この漫画は体験者本人のご協力の元作成しています。

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