新米ママの大失敗。語りかけ育児がとんでもないアクシデントに!
うちの娘が0才の頃の話です。
子どもが小さい頃は本当に余裕がなくて、常にバタバタ。ケアレスミスの連続。一人のときにはありえないような失敗もたくさんしました。
その中でも一番覚えているのは、語りかけ育児に関する思い出です。
語りかけ育児の毎日
「まだ話せない赤ちゃんでも、ちゃんとママの話を聞いています。だから、たくさん話しかけてあげましょうね。」
と、語りかけ育児の大切さをよく耳にします。というわけで私も、まだ話せない娘を抱っこしてあちこち出かけながら、事あるごとに話しかけていました。
「今日はきれいな青空だねー」
「蝉が鳴いてるねー」
「今からママのお友達のおうちに遊びにいくよ!」
「寒いから、おうちに帰ってお風呂にはいろっか」
本当に何もかも語りかける感じの毎日でした。
ショッピングセンターのトイレにて
ある日某ショッピングセンターで買い物中、トイレに行きたくなりました。
荷物をトイレットペーパーホルダーのすぐ上の小さな荷物置き場に乗せ、娘をベビーシートに座らせ、いつものように語りかけ開始。
「ママ、トイレにいきたくなっちゃったから、ちょっと待っててねー」
「はい、ママ、ズボンぬぐよー」
「チャックおろすよー!」
「じゃあ、おしっこするよー!」
(おしっこの音)
「終わったから、紙でふくよー」
娘は、神妙な顔で聞いていました。そしてトイレを終えて、外に出ようとすると‥。
ドアの前に警備員が二人立っていました。
警備員「防災センターの者です」
私「(?なんだろ?)どうかしました?」
警備員「あ、いえ、大丈夫……ですよね?」
私「は?」
警備員「あ、あのーそのー、緊急ボタンが押されてまして」
私「?」
警備員「お子様と会話されているようでしたが、一応ーそのー」
私「!!!!???(赤面)」
防災センターに実況中継!
そうです。私の「おしっこ実況中継」は、荷物置き場の緊急ボタンを通じて、全部、防災センターに筒抜けだったらしいのです。
なにげなく置いた荷物が、ボタンを押していたんですね!! もう、何をしゃべってその場から逃げ出したのか覚えていません。
それからしばらく、そのショッピングセンターに行けなかったのは、言うまでもありません。
トイレの緊急ボタンには、皆さまくれぐれもお気をつけくださいね!
文・yuki イラスト・きりく