<相談ナシで同居!?>湧き上がる怒り!心の中にずっとあった「絶対に仕返しする!」【第5話まんが】
前回からの続き。数年前のお話です。私(ミホ)は夫(アツシ)と息子2人(ケント・高校2年生、タクマ・中学2年生)の4人で暮らしています。数年前のある日、夫から「オレの両親と同居するぞ」と宣言され、悩んだ末に同居を受け入れた私。ただ義両親が亡くなったことで、私たちの同居話もなくなりました。そして現在……今度は私の両親との同居話が持ち上がります。しかし夫は首を縦に振りません。かつて義両親との同居話が出たときに夫自身が言っていた言葉を返しても、「でも結局お前は同居しなかっただろ?」と反論するのでした。
「確かに私は同居をしなかったけれど、同居をすることは了承していたじゃない」「でも結局は同居しなかっただろ?」「それは……」「なら、俺とお前を同じに考えるのはおかしいよ」
確かに今回は、義実家の同居話が出たときとは状況が違います。義両親は私たちのサポートが必要な状況だったけれど、私の両親には今すぐ同居しなきゃいけない理由はありません。夫はそのことを持ち出します。「そもそも同居が前提な話がおかしいし、他人同士が一緒に住んでうまくいくはずないんだよ」「どの口が言っているの? そんなの分かっているわよ!」私だってあのとき悩みに悩んで結論を出したのです。自分の親のときは偉そうに私に語っていたくせに……。「でもお前は同居しなかっただろ?」
話し合いを続けようとする私に、夫はきっぱりと「同居拒否」を宣言します。「俺は絶対に同居をするつもりはない! 言っておくけれど、子どもたちだけお前の実家に行かせるつもりもないからな。家族は一緒に暮らすべきだ! このままで充分! 以上!」「…………」「この考えを変えることはないから、これ以上話しても時間の無駄だ。だから二度とこの話はするな」夫は私に背を向け、部屋に戻ってしまいました。
「何よ……アレ……」私は握っていた拳を、さらに力強く握りました。「自分のときは良くて……私のときはダメって……何よソレ……」怒りがどんどん湧き上がってきます。「私が悩んで苦しんで、同居を了承したんだから……あの人も悩んで苦しんで同居をすればいいのよ……!」
「絶対に仕返ししてやる……。あのとき、自分の一方的な気持ちだけで同居話を進めた仕返しを……」心の中が強い気持ちで埋め尽くされたとき。「……仕返し……?」私はふと我に返ります。
あぁ……私はずっと……ずっと……夫を恨んでいたんだ……。私は自分の本当の気持ちに気付いたのでした。夫が同居を嫌がっているのに、「子どものため」と言いながらかつての夫と同じことをしようとした私。夫が私の嫌がることをしたのだから、私だってやってやる……そう考えていたのだと思います。私たちはすでに夫婦として思いやりが持てない状況になっていたのでした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子