<金で揉める>【後編】義兄を可愛がる義母への資金援助、したくない。アドバイス程度ならできる?
前回からの続き。今回の相談者さんの義母はずっと専業主婦をしてきたようで、現在年金で生活をしているそうです。そんな義母を、結婚はしているものの子どものいない義兄がいまのところ援助をしているようで、先日その義兄から旦那さんに「そちらも援助して」と要請がきたのだとか。しかし相談者さんたちには子どもがいて、共働きで日々節約しながら暮らしています。そのうえこれまで孫を可愛がってくれていたわけもでなく、息子である義兄ばかりを可愛がっていた様子。以上のことから相談者さんたち夫婦には義母を助ける義理がなく、お断り一択で夫婦の意見が一致したそうです。それに、援助をしたらその分お金が減ってしまいます。そうなれば、将来自分たちも子どもに援助してもらわなければならなくなり、今回と同じような負の連鎖が起きてしまう可能性があります。相談者さんはそんな未来も心配しているようです。
無視よりも断固拒否の方がいいかも
ママスタコミュニティでは、相談者さんが義母に援助するべきか頭を悩ませるよりも、旦那さんに決めてもらったほうがいいとのアドバイスがいくつも届きました。そしてその通り相談者さんが旦那さんに相談したところ、旦那さんも相談者さんと同じように「援助したくない」と考えていたようです。そのため相談者さんは義兄の提案を「無視」する方向で考えているそうです。ただ、みなさんからは、「無視よりきっぱり拒否の方がいいのでは?」というアドバイスも多数寄せられています。
『無視じゃなくて、きちんと理由を言って拒否した方がいい。「余るほどお金があるならいいけれど、そうじゃないのに援助してしまうと自分たちの老後資金が貯められず、結局また子どもに負担を掛けて負の連鎖になるから無理」だとね。「どこかで辻褄合わせないといけないから諦めてください、自分の生活は自分で」ってね』
『たとえ親子でも、自分たちの生活をしたうえで余力があれば援助、でしょ。余力がないなら援助しなくていい。その義母が自業自得や義兄から言わせて卑怯だというのはもっともなのだけれど、それを言うと揉めるから、「うちは自分たちだけで精一杯です。援助は無理」とだけ言いなさいな』
「今は無理」と期待を持たせるような言い方をするのでなく、「これから先も一切援助する気はありません」とハッキリ告げたほうが相手も理解やすくなるのかもしれません。もちろん断るのは旦那さんの役目。相談者さんは旦那さんの相談を聞くだけにしておいて、交渉は旦那さんにお任せしてしまいましょう。
お金の援助でなくアドバイスするのも手!
もし旦那さんが断っても義母や義兄からしつこく援助要請がくるようであれば、「まずは自分の生活を見直したらどうか?」とアドバイスしてあげるのもよさそうですよ。
『とりあえず義母の生活費の内訳を聞く。無駄なものがあったら、「これは必要ないですねー。家のものとかも売れるものを売っ払ってもらってからだよね?」って。話はそれから』
贅沢をするためにお金をたくさん使っていないかチェックしたり、援助を受ける前に自分で何かできることがないかを探してもらったり……どうしようもなければ持ち家や車などの財産を売却することも検討できますよね。お金を増やすことは、援助してもらう以外にも方法があるのではないでしょうか。そういったことを旦那さんにアドバイスしてあげると、もしかしたら相談者さんたちにとっていい流れになっていくのかもしれません。それにそこまで言えば、「人に頼る前に自分たちでできることをしてください」という思いが言葉にしなくても相手に伝わるはずです。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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