いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

<免許返納でバトル!>祖母の気持ち無視してた……大切なのは「人として尊重する姿勢」【後編まんが】

前回からの続き。私はアユミ。近所で一人暮らしをしている70代後半の祖母の車の免許返納について、母から相談されました。私も妹も母に同意しますが、アクティブな祖母は断固拒否。祖母を説得するために母とともに祖母の家に行ったのですが、祖母の生活にあれこれ口を出している母の姿が気になりました。その後しばらくすると、祖母が「検査入院するので送迎してほしい」と私を頼ってきました。母に知られるとうるさいから伝えたくないと言います。祖母を心配する母の気持ちを汲んで、やりたいことを我慢している祖母の胸の内を聞き、私の心は動き始めます。
3_1_a
3_1_b
3_1_c

祖母を説得して、母に連絡を取ることを承諾してもらいました。私が母に祖母が入院したことを伝えたので、慌ててA病院まで来たようです。母は祖母に入院を告げられなかったことがよほどショックなのか、腹にすえかねた様子です。「入院となったらいろいろやってあげないといけないのに!」「お母さん、それだよ。それ」「は? 何?」母は何も理解できていないようなので、私は祖母から聞いた気持ちを代弁しました。
3_2_a
3_2_b

怒らず、淡々と話す祖母の言葉が母に少し響いたのかもしれません。母はだまっています。母は「祖母は高齢なんだから、こっちで決めちゃっていい」と、ある意味、自分勝手に考えてすべてを仕切ってしまっていたような気がします。祖母はまだ自分でできることもあるのに。すべてを先回りして奪ってしまうのは本当に祖母のためになるのでしょうか。
3_2_c
祖母に日記を見せても大丈夫か確認しながら、母にも日記に目を通してもらいました。思うところがあったのか、母はじっとノートを見つめます。
3_3_a

3_3_b
3_3_c
免許返納については、祖母が退院したあとに改めて話し合うことに。今後のことを考えて車がなくても楽しめる方法を、母や祖母と一緒に考えようと思っています。母と祖母のやりとりを見て、加齢に伴い、本人にできることが減っているとしても、人として尊重する姿勢が大切だと実感しました。子どもに対しても同じことが言えるのではとも思います。その後、祖母は無事に退院。祖母は以前にも増してアクティブに動き、趣味に勤しんでいます!

原案・編集部 脚本・rollingdell 作画・春野さくら 編集・今淵凛

※この漫画は体験者本人のご協力の元作成しています。

春野さくらの記事一覧ページ

関連記事

<同居しないと嫁じゃない?>義母「長男の嫁なら当然よ」うまくやってく自信ない……【第1話まんが】
つい最近、私アンナは2年付き合った同じ会社のケントからプロポーズをされ、幸せの絶頂でした。しかし、それもつかの間……。ケントの実家へ挨拶に行った際、幸せの頂からいとも簡単に転がり落ちていったのでした…...
<免許返納でバトル!>「もう70代後半なのに」祖母が免許を返納しない……「イヤだ」【前編まんが】
ある週末、妹と母と一緒に食事をしているときに母から相談がありました。 祖母のフミも実家の近所で一人暮らしをしています。教員として長く働いていたからか自立心が強く、ハツラツとした元気な人です。今で...
<妻の手術よりゴルフ!>ショック!流産で傷ついた私に「仲間と1泊で旅行」と言う夫【第1話まんが】
数年前の話です。私(ユウコ)は夫のテツヤと、3才の娘カナと3人で暮らしています。娘は目に入れても痛くないほどに可愛く、愛おしい存在です。かねてより2人目を望んでいましたが、このたび待望の妊娠がわかりま...