<真実を知る日>【前編】離婚の原因は旦那の不倫。思春期の子どもたちに正直に言いますか?
両親が離婚をするとき、子どもはどちらか一方の親についていくことになるでしょう。その際、離婚理由は子どもが親を選ぶうえで重要になるってくるのでしょうか? 今回の相談者さんは旦那さんの不倫で離婚となるようですが、離婚理由を子どもに伝えたほうがいいのか悩んでいます。
『子どもたちは高校生です。不倫されて離婚を考えていましたが、子どもの受験と重なるため再構築を選びました。しかしやはり精神的に無理になってきました。年齢もあるので、離婚する場合にはどちらについていくか本人の意志で選択してもらいます。その際不倫のことも正直に話すべきですか? 難しい年頃です。薄々勘づいている気もしますが、あとから不倫していたことを知った場合、傷付きますよね? 正直に話してどちらについて行くか選択させるべきでしょうか?』
もし不倫を内緒にしていて子どもたちが父親についていくことを選んだとしたら……後々傷ついてしまうのではないかと心配しているようですね。それに父親の不倫を子どもに伝えるというのは、親の恥部をさらけ出しているようで話すこと自体気がひけるもの。みなさんの意見を聞いてみたくなったようです。
高校生はまだ子ども、現実をつきつけるのは可哀想
ママスタコミュニティでは、「高校生はまだ子ども」という意見と「高校生ならもう自分で判断できる」という2つの意見にわかれました。まずは、「高校生はまだ子どもだから、現実をつきつけるのは可哀想だ」という意見をご紹介します。
『高校生なんてまだまだ子ども。自分たちが想像するよりずっと子ども。事実を全て言うことで親のあなたは楽になるかもしれないけれど、告げられた子どもに重くのしかかる。子どもなんかに到底受け止められない内容だと思う』
『あなたにとっては他人だけれど、子どもにとっては血の繋がった父親だから理由は伏せてあげたほうがいい。知ったら傷つくよ』
父親が母親以外の女性を愛したことも、子どもとしては十分傷つくこと。それなのに、性行為を連想させる“不倫”の事実まであるとなれば……子どものために黙っていた方がいいという意見が寄せられました。
『うちは離婚せずに別居中。たった1人の父親に対して嫌悪感を抱いてしまうのは子どもがかわいそうなのと、女の子なので結婚や異性に嫌悪感を抱いてしまいそうで避けたいと思ってです。本人たちがどうしても知りたいと言ったら、本人たちが結婚後に話そうと思います』
お子さんが女性であれば、異性に不信感を持ってしまうきっかけになるかもしれない。お子さんが男性であっても同じように、恋愛・結婚自体に不信感を抱く可能性もあります。
高校生なら自分で判断できる、現実を知らないのは可哀想
次は、「高校生なら自分で判断できる」という方の意見を見ていきましょう。こちらの意見の方々は、「事実を告げることで、子ども自身がきちんとどちらについていくか選べるから」という理由が多い印象でした。
『お子さんたちは高校生ですか? 高校生なら、それなりの分別がつくから「選べる」んです。選ぶ理由は与えるべきだと思います。知らなかったでは可哀想すぎます』
『すべて正直に話すべきでしょう。「本当は伝えるかどうか迷った。あなたたちが傷つくかもということも考えて言わないでおこうとも思った」「でも全てを知った上で自分の意志で選択をしてほしいと思ったから話した」ということも含めて』
子どもたちが旦那さんについていくことを選んだ場合、旦那さんはきちんと子育てをできるのでしょうか。今のように不倫相手に熱をあげ、子どもを放っておくなんてことにはならないでしょうか。もしくはすぐに同棲や再婚するなんて話が出てくるかもしれません。
『全部話したうえで選択させた方がいいと思うよ。父親についていったあとに女がいたって気付くほうがキツイよ。父親も他に女がいるなら子ども優先に生活しないだろうし』
あらかじめ真実を告げることで、お子さんも今後大きく変わるであろう自分の生活を考えながら選択できるようになります。ただ、お子さんの性格によっても真実を告げるべきかというのは異なってくるはず。他の人の意見は参考程度にしておき、どちらの方法があっているのか今一度検討してみてくださいね。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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