<賛否両論>子どもの誕生日会、アレルギーのある子への対応が難しい。トラブルを起こさないためには?
わが子が誕生日を迎えるとき、友達を招待してパーティーをすることもありますね。食事やケーキを用意するなか、気になるのはアレルギーはないでしょうか。気をつけていても、トラブルになってしまうことがあるようです。ママスタコミュニティのあるママも、お子さんの誕生日会での出来事で悩んでいます。
『幼稚園児のわが子の誕生会を、娘の友達やママ友を招待して行いました。みんなにはホールケーキ、卵アレルギーの子にはゼリーを用意しましたが、その子がケーキを食べたがりました。その子のママを含めてゼリーを食べるように促したのですが、その子が大泣きしてしまったのです。
結局ずっと「ケーキが食べたい、なんで私ばっかり。もう嫌だ!」と言って泣きやまず、ママ友が謝り続けて途中退席し、気まずい雰囲気のまま誕生日会は終わりました。
LINEでそのママから謝罪され、私も謝罪したのですが、たしかにみんながケーキなのに1人だけゼリーはかわいそうだったかなと思いました。再度謝った方がよいのでしょうか? それともこのまま終わったこととして普通に接した方がよいのでしょうか?』
卵アレルギ―がある子のためにゼリーを用意した投稿者さん。しかしその子は納得できずに、大泣きをしてしまったそう。その子のママにはLINEを通して謝ったものの、申し訳ないことをしたという思いがまだ残っているのでしょう。改めて謝罪をしようかと考えていますが、このような場合、他のママたちはどう考えるのでしょうか。
投稿者さんは改めて謝った方がよい。その理由は?
『アレルギー対応のケーキを買うこともできるし、卵抜きのお寿司ケーキや、それこそゼリーをパフェみたいに盛りつけたプレートなど、いくらでも工夫できたのに。そのお子さんが傷ついたことは謝った方がよいと思う』
投稿者さんは、誕生日会の前に卵アレルギーのことを知っていたので、卵を使わないアレルギー対応のケーキを用意することもできたでしょう。もしそれが難しいならば、お寿司ケーキやゼリーを使ったパフェなど、ケーキに見立てたメニューを考えることもできたかもしれませんね。
『みんながおいしそうにケーキを食べているのに、自分だけいつものゼリーでは嫌だと思う。その子の母親だっていたたまれなかっただろうし、反省しているなら今一度、誠心誠意ちゃんと謝った方がよいよ』
卵アレルギーがある友達は、いつもみんなと同じケーキやお菓子などを食べることができずに、悲しい思いをしているのではないでしょうか。今回も自分だけゼリーを食べることになり、これまでの思いが爆発してしまったのかもしれません。その子のママも、自分の子どもが泣いている姿は見たくないですよね。それにせっかくの誕生日会を台無しにしてしまったことを申し訳なく思っていることでしょう。その気持ちを軽くするためにも、投稿者さんの方から改めて謝るのもよさそうですね。
ゼリーを用意するなど配慮はしている。終わったことにしてよいのでは?
『ゼリーを用意しただけでも配慮は十分だったよ。アレルギーでいつも我慢している子はかわいそうだと思うけれど、投稿者さんのせいではない』
『自分がその子の親なら、アレルギー対応ケーキを持参する。主役の子が普通のケーキを食べたいのは当たり前だし、アレルギー対応ケーキを用意してとは思わない。すでに謝罪したならもうよいと思う。投稿者さんは悪くないと思うな』
『気にすることないと思う。普段通りでよいのでは』
誕生日会は投稿者さんのお子さんが主役。まずはお子さんが食べたいケーキを用意したいですよね。その上でアレルギーのある子のためにゼリーを用意していて、その時点ですでに配慮があったと考えられます。そもそも、アレルギーのある子の親が、自分の子ども用にアレルギー対応のケーキを用意すればこのようなことは起きなかったでしょう。もしかしたらその子もこのような誕生日会に招待されたのは初めてで、そのママも用意が間に合っていなかったのかもしれません。今後はこうした起こりうる状況を想定し、準備をしておくことが大切といえそうです。
今後パーティーを行う場合注意したいことは?
事前に食べられるものを確認する
『もし投稿者さんがまたパーティーなどをしたいと思うならば、全員が食べられるものを用意してあげて。事前に「これを用意しようと思うけれど、一緒に食べられるかな?」と聞いてさ』
今後もパーティーなどを計画するならば、アレルギーを確認した上で、用意するものを他のママたちに相談するとよさそうです。食べられるかどうかもそうですが、1人だけ違うメニューになってしまうことへの意見交換ができるのではないでしょうか。またアレルギーのある子でも食べられるようなデザートの提案があるかもしれません。ママ友たちと相談しながら決めると、みんなが納得したものを用意ができそうです。
招待する人を選ぶ
『配慮ができないなら呼ばない方が、その子のためではあると思う。まだ園児ならアレルギーのものを食べた後の苦しさより、みんなと同じものを食べたい気持ちの方が強いだろうから』
厳しい対応かもしれませんが、アレルギーがある子をパーティーなどに招待しないのも一つの方法です。アレルギーを持っていると自分でわかっていたとしても、年齢によっては他の子と同じものを食べたいと思って我慢ができなくなることもあるでしょう。他の子を羨ましいと感じたり、アレルギーを持っている自分を悲しく思ったりするかもしれません。そんな思いをさせるよりは、いっそのこと招待しない方がその子にとってもよいという考えもあります。
ママ友同士、もっと意見交換をするとよいアイディアが出てくるかも
『これから同じようなことがあれば、きちんと相手方と擦り合わせたいね。ケーキを持参するのかしないのか、用意するならそれで問題ないか。そもそもみんなと同じではないからといって泣き出すような子なら、参加させないのもよいと思う。いろいろな子がいて、いろいろな考え方があるよね』
複数の人が集まるパーティーなどでは、食物アレルギーへの配慮が必要になる場合もあります。それは招待をする側だけではなく、アレルギーを持っている子の親も対応していきたい部分かもしれませんね。お互いにどうしたらよいのか悩んだら、親御さんや招待しているママたちに相談するのもよいでしょう。またどうしても不安であれば、その子を招待しないのも一つの選択肢かも……。仲間はずれのように感じてしまいますが、せっかくのパーティーで1人だけ違うものを食べるのは、その子にとって辛い経験になってしまう場合もあります。そのことも含めて、ママ同士で意見交換をしていくと、みんなが納得した結論を得られるのではないでしょうか。
対応の仕方はママたちグループの考え方次第になってくるはず。それぞれのグループでベストな方法が見つかるとよいですね。
文・こもも 編集・kunel イラスト・Ponko
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