いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

<余命半年の義母>【前編】やりたいことリストに「孫にランドセルを買いたい」と。入学は約2年後……

016_介護_んぎまむ (1)

園生活も後半を迎えると、小学校入学が見えてきます。ひょっとしたらお目当てのランドセルを選ぶ”ラン活”に力を入れるママたちも少なくないかもしれませんね。幸せの象徴のひとつにも数えられそうなランドセルですが、どうやら今回はトラブルの元になってしまったようです。

『年中の娘がいます。ランドセル購入はまだまだ先、来年のGWあたりにラン活しようと思っていました。ところが、そんななかで義母が余命半年と診断されました。そしたら義母の「やりたいことリスト」のトップに「孫のランドセルを買うこと」がきていました。娘が主役であるべきのはずなのに、おかしいと思いませんか?』

投稿者さんの娘さんは幼稚園の年中です。投稿者さんは娘さんが年長にあがってからラン活を始めようと考えていたようですね。しかしそんな計画が頓挫しそうな出来事が起こりました。なんと余命宣告をされた義母の「やりたいことリスト」のなかに、「孫(娘さん)のランドセルを買う」という項目が……。投稿者さんはこの願望に大反対。ランドセル選びは娘さんが主役であるべきなのはもちろん、この話が出た時期はランドセル市場ではいちばんの閑散期であることも理由としては大きいようです。投稿者さんは拒否しているものの、義父や義兄、そして旦那さんまでもが「閑散期にランドセルを選ばせたって別にいいだろう」「むしろ早く母さん(義母)の願いを叶えろ!」と急かしている状態なのだそう。これでは投稿者さんも困惑してしまいますね。

義母の願望で娘さんが我慢させられるのはおかしいよ

『「やりたいことリスト」のなかに、他人に影響することがある時点でおかしい。娘さんはランドセルを見る度に亡くなったおばあちゃんのこと思い出して悲しむかもしれないのに、それでいいの? なんで小学生のスタートに他人の終活を絡められなきゃいけないの。悪いけど、縁起でもないわ』

そもそも「やりたいことリスト」というのは、いわば自分の残りの人生を充実させるために作られたものでしょう。そのなかに娘さんの所持品を左右するような項目があることがおかしいと考えられてしまったようです。またもし義母が亡くなってしまったら、娘さんはランドセルを背負うたびに悲しい気持ちになってしまうかもしれません。

うちの子も年中。同じ立場なら断ると思う

『私なら断るなあ。うちの子も年中だけど、今年の春に子どもと一緒にどういうのがいいか見て回ったよ。型落ち品とか嫌だし。義母は買うだけで満足だとしても、使わない品物を家に置いておくのも嫌。義母と関係良好だけどこれは絶対無理』

『いま年中の親だけど、正直なところ子どものランドセルについては、人気カラーは売り切れだし、新しいカタログが出るのは数ヶ月先だし……今買うのは嫌だわ』

投稿者さんと同じく、年中のお子さんを持つママたちからのコメントも寄せられました。ランドセル選びは子どもが主役という気持ちはもちろんのこと、「閑散期には選びたくない」という意見が挙がったようです。ママたちのランドセルへのこだわりが伝わってきますね。

ランドセル選びの主役は子どもであるべきだよ

『ランドセル背負うのは義母じゃないのにね。娘さんが好きなのを選ばせたいよね。今って閑散期でしょ? 少ない候補のなかで選べってこと? それとも完全に義母の趣味でプレゼントされるのかな。「お金だけ協力よろしくお願いします」って言いたいね』

『6年間も使うのに、好きなランドセルが使えないなんて、娘さんが可哀想。ランドセル選びの主役は娘さんであるはずだよ』

小学生である期間は6年間。子どもにとっては長い時間ですよね。その期間に毎日のように持って歩くランドセルが自分の好きなものではないとなると、それは子どもが可哀想だとの声も。義母の状況を加味しても、ランドセルの決定権を子どもではない人に委ねるのはおかしいとジャッジされました。

義母に折衷案を提案してみたら?

『ランドセルじゃなくて学習机にしたらどうかな。「高校、大学まで長く使えます」って言ってみたらいいかも』

『ランドセルじゃないとダメなのかな。ランドセル以外のもので代替を考えてみたらどうだろう。学習机とかは? それも小学生に上がるタイミングで買う人いるよね。あとは入学式で着るちょっとお高めの服とか』

「残念ながら今ランドセルを買っていただくのは難しいので」と前置きしたうえで、お互いに歩み寄れそうな提案をしてみるのはどうでしょうか。ランドセルではなく学習机や入学式で着られる服などを買ってもらうことで、お互いに納得できるかもしれません。義母がどのような反応をするかはわかりませんが、一度は提案してみるのもアリですね。

娘さんのランドセル選びの主導権を、義母に握られそうになり辟易としている投稿者さん。どんな理由があれ、ランドセル選びの主役は子ども自身だと考えているのでしょう。どうしても平行線を辿ってしまうのであれば「ランドセルではなく学習机をお願いしたいです」などと持ち掛けてみてはどうでしょうか。

後編へ続く。

文・motte 編集・みやび イラスト・んぎまむ

motteの記事一覧ページ

関連記事

<余命半年の義母>【後編】「孫にランドセルを買ってあげたい」願い。じつは別の意味があるかも!?
前回からの続き。投稿者さんの義母が余命半年だと宣告されてしまいました。そこで義母は「やりたいことリスト」を作成。するとそのトップに書かれていたのは、「孫(投稿者さんの娘)にランドセルを買ってあ...
【前編】義母が子どものランドセルにケチをつけてキレてしまった!謝罪を要求されたけれど……
小学校入学をひかえた子どものランドセル選びは、ママにとっても楽しみの1つ。でも両親や義両親など、周りの人からは批判的な意見を言われることも少なくありません。ママスタコミュニティにこんな投稿がありま...
<私が板挟み>【前編】わが子が義実家に行きたくないと言い出した!義両親と子どもに何と言えばいい?
家族で義実家へ遊びに行くご家庭もあるでしょうか。ママスタコミュニティには、義実家への帰省を計画していたあるママからの相談が寄せられました。 『小学生高学年と低学年の子どもが義実家に対して、「つま...
参考トピ (by ママスタコミュニティ
幼稚園年中なのにもう、義両親の自己満のためにランドセル買う羽目に