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<古い感覚かな?>ママ友の旦那さんが1年間の育児休業を取得。そんなに長くて職場は大丈夫なの?

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ママの出産に合わせて、旦那さんも取得できる「育児休業」。これを利用して、夫婦で育児をする家庭もありますね。しかし、育児休業の期間によっては、仕事上の立場が心配になる場合も。ママスタコミュニティのあるママから、こんな投稿がありました。

『ママ友の旦那が、1年間の育児休業を取っている。そんなに休めるんだ? と聞いたら、制度としてあるからねと。男性が1年も休みを取ると言ったら、職場での待遇が悪くなるんじゃないかと思ったけど、ママ友によると、そんなことをしたら立場が悪くなるのは会社だよと。それに会社ではなく家族のために働いているのに、その家族のための休みを取らせてくれない会社なら、こちらから辞める。職なんかいくらでもあると言っていたけれど、責任感がないように感じてしまう』

育児休業は、子どもが1歳(一定の場合は最長で2歳。パパとママの両方が育児休業を取得する場合には、子どもが1歳2ヶ月になるまでの1年間)になるまで仕事を休むことができる制度です。ママ友の旦那さんが1年間の育児休業を取得したとのことですが、国の制度ですから取得は可能です。しかし、1年間も仕事を休むとなると、会社にとっては痛手になることもあるでしょう。そのためあまりよい印象を持たない人もいるのかもしれません。ただ、育児休業の申し出や取得をすることに対して、会社からの不当な扱いや解雇は禁止されています。実際に他のママたちも、1年間の育児休業を取得する人を知っているようです。

1年間の育児休業が浸透してきている!?

『うちの職場でも、何人か育児休業を取っているよ。来月から 1年間取る人がいると聞いたなぁ。それができる環境が整っている職場ということだよ』

『旦那の会社も、1年の育児休業を取っている人がいるよ。待遇は悪くなったりしない』

ママたちが働いている会社や旦那さんの職場でも、1年間の育児休業を取得している人がいるそうです。男性の育児休業を応援するような風潮が高まり、取得するのが当たり前になってきているのかもしれませんね。また復帰した後でも待遇が悪くなることもないため、安心して育児に専念できるのでしょう。

育児休業によって、他の人へのしわよせが……

『1年休んでいる間は、他の誰かがその人の仕事をやるんだよね? 短期間ならともかく、仕事の割り振りが難しそう』

『リモートができない部署なら、やはり大変だよね。1人の仕事の穴を誰かがカバーするんだから』

1年間の育児休業を取る場合、その人の仕事を他の人が担当することになるでしょう。任された人は自分の業務以上に仕事が増えることになり、負担は大きくなりますね。しかし、これに関しては育児休業に入る前の準備期間で解消できることもあるようです。

『うちの会社は3、4年前から男性も育児休業を取るようになったけれど、マネージャーくらいになると、代わりにできる人がいるような環境にしていくよ。急に出産するわけではないしね』

『うちは影響のない部署に異動したよ。当日完結できるところ。その方が育休明けも急なお迎えに対応できるから』

出産の経過はさまざまではありますが、病気や怪我とは違って、基本的には出産予定日を目安に引き継ぎなどの準備ができますね。育児休業に入る前に、仕事を任せられる人を新たに部署に入れるなど、仕事に支障が出ないようにしているとの声もありました。

旦那さんの育児休業について、ママたちの本音は?

『これからは男性の育児休業が当たり前になってくるかもしれないけれど、奥さん側からしたら嬉しい人ばかりではなさそう』

『理解のあるよい会社なんだね。でも正直、私なら旦那が1年も家にいたら嫌だな。残業なし、定時上がり、週休3日くらいがちょうどよいと思う』

旦那さんと一緒に育児ができれば、ママの負担は少なくなることでしょう。しかし旦那さんによっては、育児休業期間を単なる休暇と捉えて、だんだんと育児をしなくなるケースもあるかもしれません。そうすると、旦那さんが家にいる分、食事の準備などママの仕事が増えてしまう可能性もあります。パパの育児休業に対しては、ママの心は複雑な場合もあるようですね。

育児休業を分割で取るのもよし。「産後パパ育休(出生時育児休業)」も活用していこう

『赤ちゃん時代に1年まとめて取るより、段階的に2、3ヶ月と、数回に分けて休んでくれた方が効率的』

赤ちゃんが産まれた後で、旦那さんの協力が必要なタイミングは、家庭によって異なるでしょう。1年を通して一緒に育児をするよりも、何回かに分けて取得してもらった方がよいとの声もあります。

令和4年10月1日から、育児休業を2回に分けて取得できるようになりました。加えて、「産後パパ育休(出生時育児休業)」制度も作られて、育児休業とは別に休みが取れるようになっています。産後パパ育休は、子どもが生まれてから8週間以内に4週間まで、2回に分けて取得ができます。これまでの育児休業と合わせると旦那さんが4回に分けて休みを取れることになりますから、ママの要望を聞きながらよきタイミングで取得できるとよいですね。たとえばママが職場復帰をする際は、職場に復帰する少し前から旦那さんに育児休業を取ってもらい、ママのサポートをしてもらうこともできそうです。

働く夫婦にとって育児休業は、とても重要な制度。ママ友の旦那さんは職場と相談をしながら、こうした制度をうまく活用しているのではないでしょうか。1年間取得することも、分割して取得することも、それぞれのご家庭の事情があるでしょう。変化していく制度をよく学び、パパの育児休業制度を活用していきたいですね。

文・こもも 編集・kunel イラスト・加藤みちか

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