怒り出す?落ち込む?ダンナの加齢臭は、どんなふうに指摘するのが正解か
相手に伝えたくても、伝えられない。その最たるものがニオイではないでしょうか。はっきり伝えれば相手を傷つけてしまいそう、でも伝えないでいるのも辛い。その場だけの相手ならこちらが息を止めて(?)対応できますが、長時間一緒にいなくてはならない場合は……。かなりの苦行かもしれません。
ダンナさんから漂うニオイに悩む方から、ママスタコミュニティに投稿がありました。
我慢できないニオイ。やんわり伝えたのに大ゲンカに
『ダンナに加齢臭をどう指摘している? うちは「臭い」と言ったら、大ゲンカになったよ。ぶちギレされたけど、臭いものは臭い。寝室の布団にもニオイが染み付いている』
いくらパートナー同士でも、はっきり「臭い」と言われたらムッとしてしまう人はいそうです。ただ投稿者さんはダンナさんを傷つけないよう、「最近ちょっと匂うよ? 私の制汗剤を使ってみる? 私も気になって湯船に長く浸かるようになったけど、おすすめだよ」と伝えたのだそう。
指摘するだけでなく改善策も提示している。「自分も気になる」と伝えることで”あなただけではないよ”と匂わせている。上手な伝え方だと感じますが、それでもキレられてしまったのだとか。
コメント欄にはさまざまな声が並びました。
『平気で「くっさ!」と言う。本当に臭いから』
ニオイを我慢するのは辛いです。考える前に、思わず口から出てしまうこともあるでしょう。
『「変なニオイがするんだけど、何か食べた?」とか』
自覚があるダンナさんなら伝わるかもしれませんが、ニオイの元が自分とは気づかないままの可能性も。
『「洗濯は別にするね。子どもと同じ枕は使わないであげて」と言いました』
これくらい踏み込んで言えば、伝わるのではないでしょうか。ダンナさんはひどくムッとしていたといいます。
『言えていない。ダンナが先に寝ている寝室に入ると”うっ……”となります』
ストレスが溜まりそうですね。
言えない方もいたものの、全体を見れば「はっきり言う」という声が主流。「他人はニオイを指摘できないから、私が言うしかない」というのが、その理由です。たとえムッとされても、ダンナさんの周囲に迷惑をかけるわけにはいきません。
子どもと言う。対策法も同時に伝える。それぞれの工夫
ダンナさんに伝える際、気になるのはやはり本人がどう反応するかです。
『うちもどう言っても不機嫌になる。ダンナが出勤したらダンナの部屋の窓を全開にして、(他の部屋に続く)ドアは閉める』
『はっきり言っているけど、聞く耳を持たない。でもボディソープは加齢臭を抑えるタイプに、こっそり変えたよ』
投稿者のダンナさんのように、怒る人も少なくありません。認めたくないのでしょうが、それでは単なる逆ギレです。
『子どもと一緒に、普通に言った。怒らなかったけど、ヘコんでいました』
現実を受け入れるしかないと、気づいたようですね。”わが子と一緒に”というのは効果的なようで、「私が言うとムッとするけど、娘が言うと気にするみたい」という声も。
『ダンナの枕のニオイを嗅いだとき、何も意識せず「うちのお父さんの枕のニオイがする。なんだか落ち着くんだよね」と。非難したわけじゃなかったのに、「俺、おっさんのニオイになってきたの?」と落ち込んでいました』
こちらのダンナさんは、体臭予防に効果があるとされている石鹸を買いに走ったとのこと。妻としては「なんだか申し訳なかった」そうです。
多くのママが、ダンナさんにニオイへの対処法も同時に伝えているようですが、それでも怒り出す人はいます。ダンナさんの性格にもよりますが、怒りそうなタイプならこっそりデオドラント効果のあるアイテムを揃えておくのが賢明かもしれません。
実際、ママたちはどんな対策をしているのでしょう。
『固形の薬用石鹸が効くよ。朝晩シャワーをしてもらうと、匂わない』
『肌着は少しでも匂ってきたら、買い替える。寝具はまめに洗濯。身体は石鹸で洗う。湯船に浸かる。あとは野菜中心の食生活にするとマシになる』
デオドラント効果の高い石鹸を使ったり部屋には消臭剤をまいたりと、みなさんいろいろ工夫をしているようです。
枕カバーに染み付く油っぽいニオイ。より大切なのは洗髪?
コメントで目立ったのが、「枕のニオイがひどい」といったもの。枕や寝具はとくに気になるようです。
『本人自体は臭くないから、あまり指摘はしてない。でも、枕が臭い。枕カバーは定期的に替えているけど、ダンナのだけ、なんか油みたいなニオイになる』
”なんか油みたいなニオイ”を、「腐った脂のニオイ」「男性独特の加齢から出る油のニオイ」と表現した人もいました。身体をしっかり洗うことも大事ですが、頭皮の皮脂を落とすほうに力を入れたほうが効果的かもしれません。
投稿者さん始め、多くの声のなかにあった「加齢臭」。ただ、それは本当に加齢臭なのでしょうか? 投稿者のダンナさんも27〜28歳頃からそのニオイがしているそうですが、20代で”加齢”は少々早すぎるような……?
近年の体臭研究によれば、一般的な汗のニオイや加齢臭とはまた違う、30〜40代男性特有のニオイがあるそうです。発生する主な箇所は、後頭部や頸部(とくに首の後ろ)。”あぶらっぽい汗のニオイ”と表現されているようです。みなさんが指摘したいのは、まさにこれではないでしょうか? 「枕のニオイが気になる」という点も、ピタリと符合します。
また加齢臭は50代以降に本格化するといわれているため、「加齢臭=老けたおじさん」のイメージから指摘を嫌がっているダンナさんもいることでしょう。
『「疲れている香りがするよ」と言う。気をつけてくれるよ』
こんなコメントもありました。
ダンナさんに指摘するときは”加齢臭”ではなく、”疲れた大人の香り”と伝えてみるのも一案です。「毎日お仕事を頑張っているからだね!」といったねぎらいの言葉とともに、洗浄力の高いシャンプーをそっと渡してみてはいかがでしょう。
文・鈴木麻子 編集・千永美 イラスト・加藤みちか
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