<夫と義母が……!?>「私と遊んでみる?」家族を守るプレッシャー【第7話まんが:不倫夫の気持ち】
前回からの続き。俺はトモキ。有名中高一貫校から高偏差値の大学へ進学、そして大企業に就職……おそらく周りから見たら順風満帆な人生を送っている。けれど育った家庭は両親ともに不倫、俺は「結婚」にまったく夢を持てなかった。
夢を抱けなかった毎日のなか、出会ったマイコは両親が仲の良い家庭に育ったほがらかな女性。一緒にいると温かい気持ちになれた。仕事に誇りをもっていて、ちゃんと自立した女性でもある。(マイコとだったら、俺も幸せな家庭を築けるかも……)そんな気持ちになれた自分が嬉しかった。交際2年でプロポーズ。
結婚後はマンションを購入して共働き生活。忙しかったが毎日幸せだった。……けれどマイコは妊娠中の体調が悪く、退職することになってしまった。
俺は内心プレッシャーを感じていた。マンションのローンは共働きを前提に組んでいたし、娘の教育費だって……。母さんへの援助も、まだしばらく続けなくてはいけない。いや、俺ならば大丈夫だ。俺は自分の家庭をちゃんと守るんだ。無理やり自分を奮い立たせていた。しかし、時折心配な思いが溢れてくることもあった。将来の不確定性や経済的な負担が、俺の心を重くしていた。そんなとき……。
彼女は取引先の木田サオリという女性だった。彼女とは同い年であり、また、以前に離婚経験があると聞いていた。お酒を飲みながら、彼女に自分の悩みを打ち明けた。とても酔っていたんだと思う。すると、彼女は驚くべき提案をしてきた……。
「奥さん、いま入院中なんでしょ? その間だけ、私と遊ばない……?」こうして俺は、サオリと関係を持ってしまったのだった。(後腐れなさそうな女性だから大丈夫)そんな風に、自分に言い訳をしてしまったのは確か。そして家庭を守るというプレッシャーに押しつぶされそうになる自分から逃げたい気持ちだったんだ。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・千永美 作画・善哉あん 編集・Natsu