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5歳以下のお子さんは節分のお豆に注意!喉に詰まらせる事故が多発

※2018年1月時点の情報です。

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2月3日は節分。お子さんと一緒に豆まきをするご家庭も多いと思います。
季節の行事を家族で楽しむのは大切なことですよね。ですがひとつだけ、注意をしてほしいことがあります。
豆まきの後は「年の数だけ豆を食べる」と言いますが、小さなお子さんには豆を食べさせないようにしましょう

5歳以下の、お子さんに豆類は与えないでください

食品や小さなおもちゃなどを喉に詰まらせ、命を落とす事故は毎年50件以上起こっています。
とくに0歳から5歳までのお子さんに多いのは食品による窒息、それも7割以上がピーナッツや大豆、枝豆などの豆類によるものなんです。
事故は1年のうちでも2月に集中しています。節分の豆まきで使用した大豆を喉に詰まらせて搬送されてくる子どもが多いんだそうです。
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まだ歯が十分に生えそろっていない時期、固い豆を細かく噛み砕いて食べることは難しいですよね。
しかしそのままの状態で飲み込んでしまった場合、最悪のケースとしては気管や気管支に入り込んでしまい、呼吸困難に陥ってしまうこともあるんです。少しだけ噛むことができた場合でも、かえって喉に詰まりやすい大きさになってしまうこともあるそう。
それに子どもは食べ物を口に入れたまま動き回ったり泣いたりしがちです。息を吸った拍子に口の中の食べ物を吸い込んでしまうことも……。
そんなとき、大人であれば吐き出すことができても、小さなお子さんにはできません。
この状態になると、全身麻酔をした状態で内視鏡で取り出すといった大掛かりな処置が必要になるのです。
そのため、消費者庁からも「歯が生え揃うまで豆やナッツ類は食べさせないようにしましょう」という注意喚起がなされています。

喉や気管にものを詰まらせたときの症状・対処法は?

・最も強い症状は、突然息ができなくなります。

・次に強い症状は、急に咳き込んだり息が苦しそうになり、弱々しい咳しかできず、泣き声もか細い状態になります。

・それほど強い症状ではありませんが、急に咳き込んだ後、咳が続いたり、息をすると喉や胸からゼーゼーやヒューヒューという音が聞こえたりするようになります。

・症状が一旦良くなることがありますが、それでも異物が残っていることがあります。

・異物が残っていると、数日から数週間して咳やぜーぜーがひどくなったり、熱が出てくることがあります。

・のどや気管に何かが入った可能性がある場合には、受診した際にはそのことを必ず医師に伝えてください。
(「小児の気道異物事故予防ならびに対応パンフレット」より)

日本小児呼吸器学会が作成した「小児の気道異物事故予防ならびに対応パンフレット」、こちらには窒息を引き起こす事故を予防するための注意点や、実際に事故が起こってしまった場合の対処法などがまとめられています。

小さなお子さんをお持ちの方は、ぜひ一度チェックしてみてください。
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さらに注意しておきたいのは、口だけではなく耳や鼻に豆を詰めて取り出すことができなくなるという事故。
子どもの行動は予測不能! だからこそ「まさかそんなことは……」を過信せずに注意を払いたいものですね。

事故を防ぐために、粒の小さな大豆ではなく殻がついたままの落花生を使うという方法もあります。

お家で豆まきをする場合は十分に気をつけて! 楽しい節分を過ごしてくださいね。

文・鈴木じゅん子 編集・伊東杏奈 イラスト・めい

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