9割が「お祝い返しをしている」と回答。結婚や出産などのお祝い返しどう思う?<ママのリアル調査>
結婚や出産は人生の節目。それだけに多くの人から祝福されお祝いをいただくこともありますよね。そんなお祝いに対して、皆さんは「お祝い返し」をしていますか? 今回ママスタセレクトでは「お祝いを受け取ったあとのお祝い返しをしていますか?」というアンケートを実施しました。選択肢には「すべてにお祝い返しをしている」「相手との関係やお祝い行事によって変わる」「お祝い返しはしていない」の3つを設定。1,600人近くのママたちから回答が寄せられました。
4割が「すべてにお祝い返しをしている」と回答
648人、約4割のママたちは「すべてにお祝い返しをしている」と回答。しかし胸のうちはさまざまなようで、積極的に対応した人と義務感で仕方なく対応した人にわかれました。
積極的にお返ししました!
『関係が浅くてもいただいたものの半額くらいはお渡しします。今後のためにも』
『お祝いはいただいたら、返さなきゃと思ってる』
『相手がお祝いのお返しは絶対という考えの人かもしれないから、お返ししている』
お祝いをいただいたならばお返しをするのが常識だと考えた人、今後の相手との関係性を考えてお返しをした人も一定数いるようです。
『子どもの誕生を祝ってくれた方には、きちんとお礼の気持ちを返したいので』
また相手の気持ちがどうかではなく、自分たちがお礼の気持ちを形として表したいという考えが先にあって、お祝い返しをしている人もいました。
仕方なくお返ししました
一方で、義務感からお返しを贈ったママも少なくないようで……。
『田舎なので「必ず半額分の商品券で返しなさい」とお義母さんに言われてる。見栄? とも感じる』
「土地柄、半返しが通例なので。会社の方々からのお祝いもすべて半返し」という人もいます。地域や職場などによってそれぞれに習慣や流儀があるようです。義母の意見を尊重したという声も少なくありませんでした。
なかには、こんな経験をした人も。主導権を握るのは両親や義両親というケースもあるようですね……。
『親に私たちが決めたお返しはすべて却下され、結局親の決めたお返しギフトを贈った』
「相手との関係性やお祝い行事によって変わる」は4割強
「すべての人にお返しをした」人がいる一方で、「相手との関係やお祝い行事によって変わる」を選択したママたちもいました。729人、4割強と半数に迫る数字です。
事前に決めたルールがある
『旦那の親族はあげるのみでお返しはなしというルール』
事前に「お祝いは贈るのみで、お返しはなし」と決めている家庭もあるようです。両親や義両親、きょうだいなど、お返しはナシと決めておけるくらいの間柄であれば、気がラクですね。
お祝い行事によってお返しするか変わる
『結婚祝いはすべてお返しして、出産祝いのときは義理の両親も兄弟もいらないと言ってくれたので自分の身内にだけ渡した』
『入園祝いのお返しはナシ。その他はしている』
『入園祝いは親からだけなので、いらないと言われて渡していない』
結婚のお祝いに関しては、友人・知人・親戚と広範囲の人からいただくことがあるからか、すべての人にお返しをした、と答える人が多い傾向にありました。対して、入園や出産などはごく親しい人に限って受け取ることが多いためか、お返しを贈らなかった人も少なくないようです。
「お祝い返しはしていない」人は1割強
一方で「お祝い返しはしていない」と答えたママも219人、1割強いました。
『生活に役立ててほしいからお祝いを贈るのにお返しをする意味がわからない。昔ながらのこの習慣を断ちたいから贈るのをやめています』
とあえてお返しを贈らない選択をしているママもいました。
お祝い返しは大変?面倒?ママたちの本音
今回のアンケートでは「お祝い返しをした経験がある人」と答えたママが9割近くいるにも関わらず、複雑な心情も多く寄せられました。
『とにかく眠いし赤ちゃんは泣いてるし……で、お返しするのが大変だった』
「産後の大変なときにお祝い返しを考えるのは大変」とつらかった経験を語る人も少なくありません。
『お返ししなきゃいけないなら、いただくのを遠慮したいくらい面倒』
『お祝い返しにはもらって嬉しいものを送っているが、逆に自分がもらえなかったらモヤモヤする』
との本音も聞かれました。
自分なりのお祝い返しの方法を検討してみるのもアリ
受け取って嬉しいはずのお祝いも、お礼を考えることで苦労したり、面倒に感じてしまうのであれば本末転倒といえるのかもしれません。そうならないためにはどうしたら良いのでしょうか……。
『お互いの両親にはお礼を言って、子どもの写真を送っている』
『お礼は一緒にランチに行っている』
ママたちからはこんなアイデアも寄せられました。
お返しの方法は必ずしもお祝いの「品」を贈ることでなくても良いのかもしれません。何のお祝いなのかにもよりますが、大変な時期に苦労してお礼の品を探すのではなく、落ち着いたらお礼のあいさつを兼ねて会いに行くなど、自分なりのお返しの仕方を考えてみても良いのではないでしょうか。また「必ずお祝い返しをしなければならない」という価値観も、時代とともに変わっている可能性はあります。大切なのはお祝いを贈っていただいた気持ちに最大限の感謝を伝えること。それだけは忘れずにいたいですね。
総回答数:1,596票
調査方法:インターネット
調査月:2023年9月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部 イラスト・森乃クコ