5割のママが「ふるさと納税を活用したことがある」と回答。期待したい返礼品は?<ママのリアル調査>
ふるさとに貢献できる制度として創設された「ふるさと納税制度」。生まれ故郷に限らず、自分が応援したい自治体を選び、寄付をすることができる制度です。納税者に対しては地場産品が返礼品として送付されることもあり、それを楽しみにふるさと納税をしている人もいるのではないでしょうか。今回ママスタセレクトでは「ふるさと納税を活用したことがありますか?」というアンケートを実施しました。
5割近くのママが「活用したことがある」と回答
ふるさと納税を活用したことがある、と答えたのは1,100人、44.7%のママたちです。活用したことがないと答えた人は1,362人で全体の55.3%なので、結果は五分五分といえるでしょう。実際に活用したことのある人たちはどんな感想をもっているのでしょうか。「返礼品で嬉しかったもの」を聞きました。
人気はやっぱり食品
もっとも多く挙げられたのは「食品」です。
『お米! 息子が2人いると、10キロあっても1ヶ月もたないので』
お米の他にも、食パン、豚肉5キロ、こめ油……といった、日常的に使うであろう食品を選ぶママたちがいました。普段使いのできるものこそ有難い、と感じているからかもしれませんね。
一方で地域の名産品や高級品を選ぶ声も多く寄せられました。
『北海道のホタテは甘くて美味しい! 刺身でたっぷり食べた』
『北海道のいくら。お正月に合わせて届くようにしたら、贅沢な年始に』
『ふぐやうなぎ』
『シャインマスカット』
『あまおう苺』
などなど、普段はなかなか手が伸びない食材を選ぶママも大勢いました。お正月にあわせて、来客のある時期にあわせてなど、特別な日の食卓にと考えるママもいるようです。
さらには「真空パック」になっている食材を選ぶ人も……。
『さつまポーク。真空パックの冷凍は有難い』
『レトルトパウチのハンバーグ20個セット』
日持ちのする食材は日々忙しいママたちにとっては救世主なのでしょう。冷凍庫にあの逸品がある! と思うだけで心穏やかに過ごせそうです(笑)。
寄せられたコメントからはいずれも「大満足!」と言い切るママたちの様子が伝わってきます。「いくらと蟹は毎年」というように、同じ自治体を繰り返し支援しているリピーターも少なくないようです。
生活必需品を返礼品に選ぶ人も
『ティッシュやトイレットペーパー』
生活必需品を選ぶママもいます。ほかにも「土鍋」や「包丁」とのコメントもありました。食品は食べきれない、好みのものがないという人にとっては、このような選択肢があるのも嬉しいですね。
期待したい返礼品は?
今回のアンケートでは、「返礼品にあればいいなと思うもの」もあわせて聞きました。
『家族で楽しめる旅行プラン』
『納税した場所の旅行クーポン』
宿泊券やホテルの割引クーポンといった声も聞かれます。機会があれば家族旅行を計画したいと考える人が多いということかもしれません。
『遊園地や動物園、水族館、科学館の年間パスポート』
ほかにも「子どもと遊べる場所への招待チケット」など、子どもと過ごすことを前提に考える、ママたちらしい意見も寄せられました。
『エステ体験』
『ベビーシッター』
なるほど! 日々の生活を頑張るママへのご褒美も嬉しいですね。
税収の活用事例は?
ふるさと納税で得た税収で、自治体ならではの「取り組み」をおこなっているところもあります。たとえば京都府長岡京市の「こどもたちに本を贈ろうプロジェクト」では、新たに約300冊の本を購入し地域の学校に寄付しているそうです。また岡山県真庭市では「地域おこし協力隊によるインターナショナルシェアハウスの開業」というものがあり、地域住民と各国からの入居者との積極的な交流が生まれたとのこと。全国各地、さまざまな分野でこのような取り組みが行われています。
ふるさとを応援できる貴重な手段
とかく返礼品に関心が寄せられるふるさと納税。もちろん地方の美味しいもの、特産品をいただく嬉しさは格別でしょう。けれど、ふるさと納税の本来の目的は「ふるさとを元気にすること」ではないでしょうか。自分が寄付したお金がその自治体でどのように使われているのかなども、ぜひ知っておきたいですね。ママたちの声を参考に「ふるさとを応援したい!」という気持ちを上手に形にしていきたいものです。
総回答数:2,462票
調査方法:インターネット
調査月:2023年7月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部 イラスト・Ponko