<元夫と暮らす中2息子>自分勝手な夫と離婚!余裕を失くした私、追い詰められる息子【第2話まんが】
前回からの続き。
数年前の話です。私は30代後半のユキエです。夫マモルと再婚をして現在はお腹に新しい命を宿しています。私には離婚経験があり、元夫との間には息子もいますが、現在は夫と義両親と暮らしています。そんなとき元夫シンイチから「息子エイジが会いたがっている」という連絡を受け取りました。10年前に離婚に至った原因は元夫の浮気だったのですが……。
その後何度か話し合いをするも、元夫はまったく聞く耳をもたず。「別れたい」の言葉を繰り返し、離婚届を置いてあっけなく出ていってしまいました。
残された私とエイジ。なぜ離婚された私がこんな目にあわないといけないの? そんなとき息子が。
エイジのためにがんばろう! この子は私を愛してくれている、私には1番の味方がいる。そう自分を奮い立て、立ち上がることができたのです。
それからというもの、元夫を忘れるくらい仕事に打ち込み、エイジを幸せにする! そのためだけに無我夢中で働きました。
最初こそ、無我夢中で働いていた私ですが、子育てや家事、仕事を両立させることは想像以上に大変なことでした。
私の疲れはだんだんとたまっていき、エイジに対してイライラをぶつけてしまうようになったのです。
子どもを育てる責任感、働かないと自分だけでなく子どもも生きていけないというプレッシャー。体力的にも精神的にも追い込まれた私の感情の行き場は、いつしか1番大切な存在へと向かってしまったのでした。そんな息子の心の行き場は義母でした。別れてからも私たち親子を心配して、定期的に会いにきてくれたのです。優しい義母にエイジはいつも嬉しそうにしていました。
義母はいつもエイジに優しくしてくれました。美味しいご飯やエイジの好きなお菓子を用意してくれて、望む場所へも連れていってくれます。しかし、私の余裕のなさ、そしてイライラはおさまりませんでした。そんなある日、ついに息子と決別する出来事が起きたのです。キッカケはいつものような小さい指摘から始まりました。
「エイジ! 脱いだ服はカゴにちゃんと入れなさい」そんないつもの注意をしただけだと思ったのに……。
エイジのことは私が幸せにすると心に決めていました。ただ毎日の余裕のなさから、エイジの心を傷つけてしまっていたのも事実です。きっと義母が温かく接してくれたことで、エイジは救われていたのでしょう。つらい選択をさせてしまったことは今でも申し訳なく思っています。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・猫田カヨ 編集・井伊テレ子