<迷惑?>【後編】行列ができているセルフレジを子どもに使わせるのはNG?落ち度は誰にある?
前回からの続き。お店の無人レジで、子どもにセルフレジのやり方を教えていたという投稿者さん。しかし並んでいた女性から「周りの迷惑を考えろ」との指摘を受けてしまいます。子どもにレジを教えることの何がいけないの? という投稿者さんに「レジはおもちゃじゃない」「子どもにレジを教える前に、もっと他に教えることがあるだろ」などという辛辣なコメントが見受けられました。けれど、なかには投稿者さんに共感しているママもいて……?
別に良くない?なんでそんなに子どもに厳しい社会なの?
『別に良いじゃんと私も思う。レジが1つや2つならあれだけど、6つもあるんだったら子どもにやらせてあげても良くない? 子どももやりたいだろうし、別に悪いことでもない。年寄りだって遅くて時間がかかるのもあるでしょ? 最初はできないなんて誰もが通る道でしょ。本当に子どもに厳しい世のなかになったと思うわ』
『レジ不慣れで長ーく使ってる人いるよね? 子どもはダメで、もたもたする人は許されるの?』
『毎日子どもを連れて買い物に来るわけじゃないから、練習できるタイミングだって限られてくる』
『ガラ空きの時間に1つ2つくらいなら何も思わない。並んでるときに、幼児にゆっくりこうだよー上手だねーとかだと迷惑』
投稿者さんに辛辣なコメントが集まる一方で、投稿者さんを擁護するコメントも少数ではありますが見られました。セルフレジの数が少なければ状況を見てとも思うけれど、6台もあったのであれば1つくらい子どもが使っていても目くじらを立てる必要がないのでは? と考えるママもいるようですね。また、はじめてレジを使う人や高齢者の方も、セルフレジに手間取っている姿を見かけることがあります。「時間がかかる」という観点から見ればそういった人も同じであり、その人たちが良くて子どもがダメだというあいまいな基準が、「子どもに厳しい社会」を表していると感じるママもいるようです。
いやいや、高齢者と子どもはまったく違うでしょ
しかし、それらのコメントに猛反発するママたちが。
『いやいや、高齢者と子どもは違うだろ! 子どもは、親といるんでしょ。高齢者は、自分の買い物だよ』
『高齢者はひとりで来ているからしょうがないだろ』
「時間がかかる」という観点から見ればご高齢者も子どもも同じかもしれませんが、高齢者はあくまでも「自分の買い物」であり、子どもは「親の買い物」です。自分の買い物で、セルフレジに手間取ってしまうところは温かい目で見守ってあげたいと思うものでしょう。しかし親の買い物で子どもにレジの使い方を教えることと高齢者の買い物は別問題だと、ママたちのコメントは勢いを増していきます。
『投稿者さんみたいな親を迷惑に思うわ。一括りにされたくない』
私たちは親として、日々子どもにたくさんのことを教えていることでしょう。投稿者さんの「子どもにレジを教える」もそのなかのひとつであり、「育児」をしている方からすればほんの些細なことなのかもしれません。だからこそ、私たちが常に考えなければいけないことは、「周囲の気持ち」なのではないでしょうか。
大切なのはレジを教えることよりも……?
『ひとりでお会計の仕方を教えるのも大事だけど、他の人の迷惑にならないようにすることを教えるのもとても大事だよ。状況を見て臨機応変に対応するのも教えないとね』
『レジの練習より、周りに迷惑かけないしつけをする方が大切ですよ』
『外では場合に応じて、子どもの「教育」より他者への気配り。これが普通の教育だと思うよ。自分さえ良ければいいという投稿者さんの態度は子どもに影響あるよ』
ひとりで会計をする方法を教えることも、決して悪いことではありません。けれど、私たちが子どもを社会に送り出す前に教えなければいけないことは、自分本位にならずに他者に気配りができる人間になるということなのでは? とママたち。そもそも私たちも子どもの頃は「セルフレジ」というものはありませんでした。子どもの頃に特段練習をしなくても、大人になれば自然とできるようになるのです。そう考えると、投稿者さんが「いま」他者に迷惑をかけながらも子どもにセルフレジを教える必要性は、低いのかもしれません。
注意した女性は子どもを責めたのではなく……
『子どもに厳しいのではなく、周りが見えていない親に言ったのでは?』
『子どもにやらせるのがダメなんじゃない。後ろに並んでいるのが分からない親がダメなんだ』
「子どもに厳しい社会」このような言葉を耳にする機会もあるかもしれません。物事の状況にもよりますが、社会が厳しいのは「子ども」にではなく、それを見守っている「親」であることを、いま一度しっかりと覚えておきたいですね。ただ「人に迷惑をかけない」で生きていくことは、難しいと筆者は考えます。だからこそ「迷惑をかけない努力をする」姿勢を子どもに見せることが、育児をしていくうえで大切なのかもしれません。
社会から親に向けられる視線が厳しくて心が折れてしまいそうになることもあると思います。けれど厳しい視線を送ってくる人ばかりではなく、優しい視線をくれる人もいるということも忘れずに。私たちは目の前のわが子が、安全に成長してくれることを見守っていきたいですね。
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