この人と仲良くなれて良かった!私の自慢の「ママ友」を紹介します!<ママ編集部のオススメ>
「ママ友」と聞いて、あなたはどんなイメージを抱きますか? ママ友は子どもの存在なくして出会うことがなかったであろう相手。信頼できるママ友がいる人、ママ友なんてもうコリゴリ……と感じている人、それぞれかもしれません。今回はママスタセレクト編集部ママ5名に、“自慢のママ友”について聞いてみました!
第一印象は「おしゃれな人」(40代後半 福岡県在住ママ)
――自慢のママ友との出会いを教えてください!
子どもの保育園が同じだったんです。初めて保育園ですれ違ったときに「わあ、おしゃれな人がいる」と記憶に残ったのが、ママ友Kさん。その後たまたま図書館の貸出カウンターで一緒になったんですが、お互いの貸し出しカードを見てびっくり。私と下の名前が一緒だったんです! それで親近感が湧いて仲良くなりました。
――ママ友となったKさんは、実際にどんな人でしたか?
手芸も編み物も得意なおしゃれさん。そして誰とでも穏やかに付き合える人でした。私がほかのママ友と意見が衝突して険悪になったときがあったのですが、私の味方をするでもなく相手の味方をするでもなく「お互い、意見を曲げられないタイプだもんね」と冷静に反応してくれたことが、当時の私にはありがたかったです。
――お子さんが保育園のころのママ友とのことですが、現在もお付き合いはありますか?
あれから15年が経ち、しょっちゅう会うことはなくなったものの、たまに「元気にしてるかな?」と連絡を取り合う友人です。
――ママ友付き合いは得意ですか?
あまり群れになることが得意ではないので、ママ友の数、めっちゃ少ないです! グループで行動しているママたちを見ていて、楽しそうだなと思ったことは何度もあるけれど、いざ誘われると断ってしまう……(笑)。できることなら1対1か、多くても3人ほどのグループが居心地がいいなと思います。
出産前「ママ友」というものに嫌悪感を抱いていました(40代前半 福岡県在住ママ)
――ママ友に嫌悪感を抱いていたそうですが……
まだ出産する前に、児童センターにずらっと4、5台並んだクリーム色の電動自転車を見て「ママ友って自転車までお揃いなのか……」と少しゾッとしたことがありました。もとより協調性のない私は「こんな付き合い方、私には絶対ムリ!」と並んだ自転車を見かけただけなのに、勝手に想像力を働かせて拒絶反応を起こしていたんだと思います(笑)。
――しかしお子さんを出産後、ママ友ができたそうですね!
幸いご縁があって仲良くなったママたちは「なんでもお揃い」をしない人たちばかり。話していても「〇〇くんにはその習い事が合っていそう。うちはこっちが合いそう」など、情報共有をしながらそれぞれのベストを一緒に考えてくれるので、私にはとても嬉しくありがたい出会いとなりました。
――その頃のママ友とのお付き合いは続いていますか?
今は子どもたちも成長し、みんな違う小学校に通っているので会う機会も減りましたが、たまに会っては近況報告をしています。実は何名かいる私のママ友は、娘を通じて仲良くなった人はいないんです。何かの行事の係活動の際、気が合った人とそのまま仲良くしています。なので子どもたちはクラスがバラバラ……。自分自身と気が合う人とだけ仲良くしているから気楽にお付き合いが続けられるのかもしれません。(40代前半 福岡県在住ママ)
悪口を言わず、やさしく的確なアドバイスができる人(40代前半 兵庫県在住ママ)
――自慢のママ友との出会いを教えてください!
子どもが幼稚園のころです。同じ時期にPTA役員をしていたのがきっかけで出会いました。ものすごく調整力のある、ママ友Mさんです。
――ママ友Mさんの「調整力」を感じた出来事はなんですか?
当時PTA役員をしていたMさんとAさん、私の3人で雑談していたときのこと。Aさんのお子さんが、少し発達障害傾向が見られる男の子から、いたずらをされがちということで悩んでいました。「子どもが幼稚園に行きたくないと言っている」「相手の親は仕事に打ち込みすぎ」などと、なかなか深刻な感じだったのですが……。ひととおりAさんの話が終わったころ、Mさんは少し共感を示したのちに絶妙なタイミングで「その子、賢いタイプなんだと思う。好奇心が旺盛だから、こうしたらどうなるんだろうと思いが強いのかもよ。たぶん親御さんは知らないと思うけど、言ったら対策をしてくれる人だし、一度言ってみたらいいと思う。話しやすい人だから」と提案。Aさんは、その提案に納得して暗い顔が晴れていました。
――ママ友Mさんは悪口を言わず、的確にアドバイスができる人なんですね!
私はMさんの言うことにひたすら同意していただけでしたが(笑)。ちょっと触れにくい話題でも「相手の反応を見ながら、すごくうまく言うなぁ」と私は感心しました。こういうやさしく本質が伝わる言い方、勉強になっています。
――ママ友づきあいについて思うことはありますか?
「子どもが小学生になるとママ友付き合いは減る」とは聞いていました。感染症の影響も相まってか、結局ママ友付き合いは減ってしまいました。今は数人のママとランチに行く程度です。ただママスタみたいなトラブルは、私にはなかったです(笑)。
「ママ友」から、いつしか「友人へ」(30代後半 東京都在住ママ)
――自慢のママ友との出会いを教えてください!
今の土地に引っ越してきたときに出会ったママ友Tさん。引っ越したばかりのころ、コミュ力が低い私に「お友達になろう」と言ってくれ、自分のママ友にも紹介してくれました。おかげで一気にママ友の輪が広がりました。
――ママ友Tさんはどんな人ですか?
子どものことで悩んだら昼夜問わず話を聞いてくれる人。子どもが学校に行けなくなったときも家まできてくれて登校できるまで付き合ってくれて、もう足を向けて寝られないほど感謝しています! そんなママ友Tさんの口癖は「何かされたから嫌いとか好きとかじゃない。人として大切なんだよ」でした。私にないものをたくさん持っているママ友Tさんを、人として心から尊敬しています。
――「コミュ力が低い」とのことでしたが、現在ママ友とのお付き合いはいかがですか?
「ママ友」は、あくまで子どもが起点と思っていたけれど、友人として付き合える人に出会えたのはかなり大きいです。ママ友として恩返しをしようとしてしまうのですが、子どもを通した恩返しではなく、私が得意なことで恩返しすることを大切にしています。
初めてナンパした相手がママ友Yちゃんでした(30代後半 愛知県在住ママ)
――自慢のママ友との出会いを教えてください!
子ども同士が同級生。園で会えばいつもニコニコしてとてもかわいいYちゃん。気づけばふと目で追ってしまう自分がいて、「もっと話してみたい!」と直感的に思い「あの! 連絡先教えてください!」とナンパしてしまいました。人生初のナンパでした……。
――初めてのナンパは成功しましたか?
そのあと、子どもも含めていっしょにランチすることに。そうしたら、お互い同じアニメや漫画が好きなことがわかり意気投合。また性格も似ているところがあり、落ち込んだときにはよき相談相手になってくれます。ママ友からのスタートだけど、大切な親友のひとりです。思いきって声をかけてよかった(笑)。
――ママ友づきあいについて思うことはありますか?
「ママ友」といえど、付き合いの幅は人それぞれ。必要最低限のことしか話さないママもいれば、Yちゃんのように子どもなしの話題でも話せて、無言でも気楽にすごせる方もいます。ママ友から友だちだと思える存在になった人もほかにもいます。これからも「ママ友」というくくりにとらわれず、自分が疲れない関係性の人に巡り会えたらいいなぁと思っています。
共通点は「人の悪口を言わない明るい人」
編集部ママの“自慢のママ友”、いかがでしたか? どのママ友にも共通するのは「人の悪口を言わない人」そして「明るい人」。ポジティブな考え方を持っているママ友は周囲の雰囲気を明るくしてくれますし、悩んだときに励ましあうこともできるでしょう。そうやって付き合えるママ友は、おそらく子どもが成長した後は「ママ友」から「友人」となり、ずっとお付き合いをしていけるはず。今後そんな素敵なママ友に出会えたら最高ですし、自分もまた、誰かの“自慢のママ友”になれるような存在でありたいものです。
文・吉岡可奈 編集・ここのえ