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新学期に向けて悩んでいるお子さんへ。スギちゃんからのエール【広報東京都こども版】

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東京に関する子どもたちの知識を深め都政への理解を促進するために東京都が毎月発行している「広報東京都こども版」。2023年8月号では夏休みの特別企画として「新学期に向けて悩んでいる子どもへのエール」というテーマを取り上げています。

何かに悩んでいる子どもがいたときに少しでも前向きになれるように、もしくは解決のための新たな道を開くキッカケになるように、という想いが企画に込められています。お笑い芸人・スギちゃんのインタビュー記事も掲載されていますよ。

【悩みを持つ子どもたちへ】スギちゃんからの熱いメッセージ

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今はテレビで元気な姿を見せてくれるスギちゃんですが、実は「手術をしなかったら20歳で死ぬ」とお医者さんに言われ、小学3年生の頃に心臓の手術を受けた経験があるそうです。さらに3週間ぐらいで退院する予定が肝臓も悪くなってしまい、最終的には半年間も入院生活を余儀なくされたとのこと。

また大人になって芸人の道を進むも上手くいかない日々が長く続いたスギちゃん。人生の谷にいるような経験の中でスギちゃんは次のような悟りを見つけたそうです。

・たとえ上手くいかなくても変化を続けていたら、違う結果が出てくる

・悪いことがあるほど運がたまる。だから焦らない。

・自分の理想像をあまり突き詰めない

これらの考え方は大人も子どもも参考になるのではないでしょうか。スギちゃんからの熱いメッセージの一部を紹介します。

『悩みや不安を抱えている人は、一人で抱えこまないほうがいい。親や先生に言えなくても秘密を守って話を聞いてくれるところが必ずある。話してみれば気持ちを切り替えることができるかもしれない。オレには5歳と3歳の子どもがいるけれど、もし将来子どもたちが何かで悩むようなことがあったら、何でもいいから隠さず話してもらいたいと思っている。苦しかったり悲しかったりしている子どもがいたら、その子を笑顔にしてあげたい。心から幸せな気持ちで笑えるようにしてやりたい。誰も傷つけないのがオレの芸。これからもオレはワイルドに生きて、みんなを笑わせてやるぜぇ!』

【保護者向け】覚えておきたい、8,9月のある統計

厚生労働省によると、平成21年から令和3年を対象期間に累計された月別の「児童生徒」の自殺者数は8月、9月に多いとのこと。これは夏休み明けの生活環境の変化や、それによるプレッシャーの影響がある可能性が指摘されています。

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令和4年版自殺対策白書(厚生労働省) 資料:警視庁「自殺統計」より自殺対策推進センター作成

このような統計を踏まえて、長期休み明けの子どもの様子には注意しておきたいですね。

友達にも親にもなかなか言えない悩みを抱えている子どもは、きっといるでしょう。悩みを抱えて辛いときでも小さなきっかけで救われるときがあるはず。みなさんもお子さんと一緒にスギちゃんからのメッセージを読んでみるのはいかがでしょうか。

「広報東京都こども版」はこちらから

文・AKI 編集・ササミネ

【つぎ】の記事:<夫が女友達と2人きりで……?>異性としてみていなければアリ?女友達と旅行する夫【第1話まんが】

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