<実家に甘え放題!出戻り娘>気づけて良かった「手放すことも愛情」娘ついに自立!【第10話まんが】
前回からの続き。数年前の話です。私はミハル、50代前半のパート主婦です。夫は少し前に他界しており、現在は大学生の次女(リコ)と2人暮らしをしています。そんなある日、長女(サヤカ)から「離婚することになった」と連絡があり、2才のアカリちゃんと0才のヒカルくんを連れて実家へ戻ってきました。家事は何もせず、婚活しながら気楽に暮らすだけのサヤカに対し、私は「あなたが出て行かないのならばこの家を売る」と自立に向けて背中を押しました。私の覚悟が伝わったのか、サヤカは仕事を探しはじめたのです。
リコからの「お姉ちゃんは人当たりいいし、営業とか接客とか福祉サービスとか、人と接する仕事が向いてる!」というアドバイスがきっかけとなり、新規オープンの高齢者施設で働きはじめたのでした。
最初は雑務からスタート。資格取得を目指しながら徐々にステップアップを目指します。シングルマザーというサヤカの家庭環境にも理解がある職場で、人と話すことが大好きなサヤカは入居者の方々と楽しく話をしているのだそう。大変なこともあるけれど、やりがいがあると笑顔でその日にあった出来事を教えてくれます。
「お母さん! あとは私がやるから。休んでて!」どれだけ疲れて帰ってきても、サヤカは、自分や子どもたちのことをしっかりやろうと頑張っています。誰かに頼ってばかりいたあの日々がまるで夢のようです。リコも「別人みたい!」と驚いています。
仕事をはじめてまだ収入も不安定なのに毎月しっかりと生活費も入れてくれるようになりました。そんなサヤカにリコが少し意地悪な質問を投げかけます。
「お姉ちゃん、養ってくれる旦那は見つかりそう?」それに対し、サヤカは――。
サヤカの笑顔が増えたからか、アカリちゃんとヒカルくんもとても幸せそうです。もしもあのまま、「孫たちのため」と言いながらサヤカの要望を聞き入れ続ける日々を送っていたら、どうなっていたか……。考えるとゾッとしてしまいます。リコが教えてくれた「手放すことも愛情」そのことに気がつけて良かったです。親として伝えなければいけないことを伝える勇気……難しいけれど、大切なことだと実感した出来事でした。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・りますけ 編集・井伊テレ子
【つぎ】の記事:<反抗期!母のココロ壊れる……>「ガマンの日々」家族みんなリモート生活でストレス【第1話まんが】