園の劇で主役に選ばれる子の特徴とは。親が役員?しっかり者の優等生?
幼稚園・保育園で行われる、劇の発表会。わが子の活躍を楽しみにするママも多いでしょう。できれば主役級の、目立つ役をやってほしいと考える人もいそうです。ママスタコミュニティに、劇の主役に選ばれやすい子についてのトピックがありました。
私立の園は、親の影響力が強い場合もある?
『選ばれるのは賢い子? おりこうさん? 親が役員をやっているとか? 職員会議で決めているのかな。先輩ママに聞いたところ、立候補しても別の役になることも多いらしい。脇役を希望した子が、主役になったり』
これに関しては「その園による」としか、答えようがないかもしれません。ただ、ママたちのコメントから一般的な傾向を探ることはできそうです。
実際にコメント欄を見ていると投稿者さんがいう「親が役員」など、子ども自身ではなく親によって選ばれるケースもあるようです。
『うちの幼稚園はキリスト系で、毎年クリスマスに生誕劇をします。100人ほどのなかで、劇に出るのは20人弱。役員さんの子ばかり。その他はお遊戯。毎年のことだから、誰も文句は言わないわ』
園児5人にひとりとは、かなりの激戦です。わが子を劇に出すために役員になるママがいても、不思議はありません。
『大学付属の幼稚園。主役は寄付金をたくさん払っている家の子でした。聞くところによると、代々その学園の幼稚園から大学まで行くような家だった。お遊戯会も卒業式の総代もその子だった』
どんな子なのか気になりますが、この方は言うには「どこにでもいるような、いたって普通の子」だったとか。
他に「常にいいところ取りするのは、開業医の娘さん。子ども心に『またかよ』と思っていた」というコメントも。親が地元の有名人だったりすると、選ばれやすいのでしょうか。コメントのなかには「親が元女優」という声もありました。子どもまで演技が上手とは限りませんが、周囲としてはつい期待してしまいそうです。
『親がうるさい子』
クレームを入れられると困るのでしょうね。ただ別のコメントで「トラブル回避のために、控えめで誰からも好かれていそうな親の子」という意見もあったので、このあたりは微妙です。
ちなみにこれらの園に共通していたのが私立であること。公立とはまた違う、独特の事情があるようです。
先生が子どもの適性で判断。どんなイベントも主役を張る子も
先生が決めている園もあるといいます。
『園長の親戚の子。開会の言葉もマーチングの指揮者も、全部その子だった』
『ソロ歌唱があるので、賢くて歌が上手い子。幼稚園も気合いが入っているから、園長先生の意向が強い』
園長先生の鶴のひと声といったところですね。
『先生がひとりひとりの個性を見て決めていると思う。うちの子は負けず嫌いで、目立ちたがり屋。主役にされることが多かった』
「個性で決めている」というコメントは多くあり、他には「優等生」「物怖じしない」「注目を浴びても嫌がらない子」「セリフを覚えられる子」といった声も。どれも納得できる性質です。
『めちゃくちゃ可愛い子。反対する人がいたとしても「妬みだね」と、誰もが納得する感じ』
他に「目鼻立ちが整っている子」というコメントもありましたが、容姿も個性のひとつ……なのかもしれません。
『娘は年長のときに主役をやりました。他の役がやりたかったみたいだけど、先生から「やってみない?」と言われたと。5月生まれだから、セリフ覚えがよかったのかも』
小学生になれば関係ないのかもしれませんが「年少さんくらいの頃は、4月5月生まれが有利になる傾向がある」という声も。「目立ちたくないタイプなのに、4月生まれだったから選ばれた」というお子さんの話もありました。
『兄弟とも同じ園。兄は何ひとつ選ばれたことがないのに、弟は劇も音楽会も目立つ役ばかり。平等じゃないと思うけど、イベントを成功させたい先生の気持ちもわかる』
たしかに行事のたびに目立つ役につく子はいるものです。しっかりしている優等生タイプが多い印象ですね。ただ、しっかりしていても選ばれたくない子もいるわけで、選ばれるからいいとは限りません。
やはり主流は立候補。子ども自身の選択なら、親は口出し無用
比較的多かったのは、やはり「立候補」という回答でした。自主性が最優先される、もっとも公平な選び方ということです。
『立候補で人数が多かったときは、先生が「違う役になってもいい人はいる?」と聞いて、いなければ最終的にじゃんけん』
まずは立候補。そこで上手く決まらなければ、じゃんけんや先生によるオーディションがある園が多いようです。
『立候補だよ。今は主役が4〜5人いるし、場面ごとにキャストが変わるのが前提だもの』
主役も複数いれば、それ以外の役も複数。どの子にもできるだけ平等にセリフが割り当てられるようになっているので、「主役だから目立つという意識は、親にも子にもなかった」というママもいました。「主役じゃなくても輝いている子がいた」などの声もあるように、かつてほど主役にこだわる人はいないのかもしれません。
以前、園で先生をやっていたという方は、こう教えてくれました。
『劇ごっこを通していろいろな役をやらせたうえで、立候補させていたよ。人数のバランスが悪くなったら、「◯の役がいないんだけど、どうしよう?」と相談。「私がやる」と手を上げてくれる子がいたり、いなければ話し合い。じゃんけんにするかオーディションにするかも、話し合いで決めた』
とことん園児たちの自主性に任せるやり方です。それでも納得できない子には衣装をかわいくする提案をするなど、本人のやる気が出るようなフォローをしたそうです。ただ、「ここまでは知らない保護者もいるのでは?」とのこと。子どもたちの自主性に任せると、傾向として自己主張できる子は目立つ役をやりたがる、おとなしい子はセリフの少ない役をやりたがるのだそう。「結果しか知らないママたちは、そこからいろいろな憶測をするんだろうな」ということでした。
もちろん全部ではないでしょうが、今はこうした園も多いと考えられます。どんな役であってもその子が納得しているのであれば、親はあれこれ言う必要はありませんね。あとはわが子が頑張って演じられるよう、応援するだけです!
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