<頑張るのをバカにされ>【前編】「必死じゃん(笑)」友達に貶されたわが子。手が出そうになり……?
長い夏休み期間、子どもたちの過ごし方もそれぞれです。のんびりとした時間を過ごす子もいれば、家族でレジャーに行く子、部活や習いごとに精を出す子もいるでしょう。なかには塾などの夏期講習に行って勉強を頑張る子もいますよね。いろいろな夏休みの過ごし方があって当然なのですが、ママスタコミュニティにこんな投稿をしてくれたママがいました。どうやら夏休みの過ごし方をめぐって子ども同士が揉めたようです。
『うちの子は夏休み中ずっと大会と練習と塾で、休みといえばお盆くらい。同じ部活の子でも塾に行かず、家族でキャンプや旅行にでかけると言って部活を休む子や、大会メンバーではないと練習日も休みで、帰宅部の子とテーマパークに行く子もいるらしい。するとそんな友達から「それ、夏休みと違うじゃん! 必死じゃん(笑)」と言われたらしく……。「必死で何が悪い? やりたいことやって何が悪い?」って言ったら、「ほら必死! 必死(笑)」ってからかわれて、思わず掴みかかろうとしてしまったようです(実際には掴んでない)』
一生懸命に部活を頑張る投稿者のお子さんは「頑張ること」を煽って(あおって)きた友達と喧嘩になってしまったようです。思わず掴みかかろうとしたところ、その様子をみていた周りの子たちが止めに入り、最終的には先生が仲裁に入って事なきを得たのだとか。
『相手は先生にすごく叱られて泣いて謝ってきたようで、その場は仲直りということで収めたらしいけど、家では「まだ許せない」と言ってる。明日になれば落ち着くかな』
日ごろ頑張るお子さんの姿を一番近くで見ていた投稿者さんにとって、一連のやり取りは何とも切ない気持ちになったことでしょう。「そりゃ悔しいよね」と傷つけれたお子さんの気持ちに寄り添う投稿者さん。お子さんが落ち着くことを願いながら、ママスタコミュニティに投稿したそうです。
相手のことは気にしないのが一番!
心穏やかでない投稿者さんに向けて、ママたちがコメントを寄せました。
『子ども同士のことだから、放っておくのが一番。親が子どもの喧嘩を聞いて腹立てて悲しんでどうすんの?』
『卒業したら疎遠になればいいだけ。それまでは空気ってことで』
「どうせ子どもの喧嘩でしょ?」と、放っておくのが一番だというママたちもいます。子どもたちはいろいろな人間関係のイザコザを経験して、成長していくものですよね。親はあまり出しゃばらず、そっとわが子の気持ちに寄り添ってあげるだけでも充分なのでは?
怒りをあらわにした側にも問題がある?!
一方で、冷やかされたことに対して「カチン」ときた、投稿者のお子さんの態度に苦言を呈する人もいました。
『中学生? 腹立つこと言われたからって掴みかかるのは良くないぞ』
『喧嘩ってさ、ムキになったら負けだと思うよ』
たとえ相手に嫌なことを言われたとしても、同じ土俵に立ってはいけないと説くママたちもいます。今回の場合もお子さん自身が”頑張っている自分”に納得しているのであれば、怒りをあらわにはしないのでは? という意見もありました。「内心では、煽ってきた友達のことが羨ましかったのでは……?」との少々、辛辣なコメントもあります。
けれどそれに対しては、
『どんな気持ちで取り組んでたって、普通は茶化されたら嫌でしょ』
『大人の私でも、自分が真剣に取り組んでる仕事に、普段からだらけてる同僚が絡んできたらキレるよ』
と投稿者のお子さんをフォローする意見が続きました。大人でも自分が真摯に取り組んでいることを、不真面目な人に茶化されたら怒りを露わにするのは当然ということでしょう。
スルースキルを身につけるのが一番
『今回掴みかかろうとしたことは先生にも注意されてる。でも本人はぐっと我慢したと言ってる』
お子さんは、掴みかかろうとしつつも必死で我慢したのだそう。相手の子からうるさく言い寄られ、思わず「コイツ……」と睨んでその子に向かって立ち上がったところ、相手に「え? 殴るの?(笑)。必死(笑)」とさらに煽られたようなのです。相手は「殴りかかってきた!」と騒いだようですが、実際には殴ってはおらず、睨み続けただけだとか。周りの子どもたちが証言者となってくれたようです。
投稿者のお子さんは自分の行動は「浅はかだった」と反省しつつも、いまだに許せない気持ちが残っているようです。「今年の夏休みは部活や勉強に集中する」と自分で納得して決めていたとしても、その気持ちをバカにされたような気がして、腹が立ったのでしょう。
そんなお子さんに対してママができるフォローはあるのでしょうか。
『「必死じゃん」って言われたときに「必死だよ? あなたは気楽に生きてるんだね。羨ましいな」と冷静に言い返せたら相手も、ぐぬぬ……ってなったかも』
理不尽に煽ってくるような人には冷静に返すのがもっとも効果的かもしれません。なかなかできることではありませんが、次回に備えて「今度はこう言い返してみては?」とアドバイスすることはできそうです。投稿者さんは「親子でスルースキルを身につけたい」と投稿を締めくくりました。
夏休みの過ごし方はそれぞれの家庭によるばかりではなく、年齢や学年によっても変わってくるものです。その年にか経験できない”今年の夏”をどう過ごすかは、どのお子さんにとっても大きな課題ですね。どうか投稿者のお子さんが、悔いのない夏休みを過ごせますように! と願います。
文・渡辺多絵 編集・すずらん イラスト・わたなべこ
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- それ、夏休み違うじゃん!必死じゃん(笑)とかいう子