いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

<小学生男子の仲間外れ?>毎日わが家で遊んでいる子が、わが子を“外す”ってどういうこと?

059_ママ(単体)_Ponko

小学生くらいの年頃であれば、放課後にお友達の家で遊ぶような日もあるでしょう。ママなどの家人が基本的に在宅している、一軒家で広いなど、なんとなく集まりやすいお宅というのはあるものです。ただ、うるさかったり掃除の手間が増えたりと、集まられる家にはそれなりの負担がかかります。

どうしてわが子が外される?悪気はなくても腹が立つ

ママスタコミュニティに投稿してくれたのは、その”集まりやすい”お宅のママでした。世のなかには「集まられて迷惑している」というお宅もありそうですが、このママは違うとか。「いろんな事情があるだろうから、うちで遊ぶのも他の子の家に行けないのも、別に構わない」といいます。しかしそのうえで、どうにも納得がいかないことがあるようです。

『小学6年生男子。毎日毎日わが家に5〜6人が集まって遊ぶ。それはいいんだけど……。他の子が珍しく「今日はうちに来ていいよ」と言うので、わが子が「俺も入れて」と言ったところ「4人までだから、ごめん」と断られた。親に「4人まで」と言われているんだろうけど、たまに呼べる日くらい、うちの子を優先してくれてもいいのでは。悪気はないんだろうけど、腹が立つ』

その子の家は、遊べるのがせいぜい4〜5人ほどの広さなのかもしれません。そして投稿者の息子さんが「入れて」と言ったときには、すでにもう遊べる4人が決定していた。仕方のないことではありますが、なんだか釈然としませんね。

『それはムカムカして当然。腹が立つね!』

投稿者さんに同情するコメントが続々と集まりました。一緒になって腹を立ててくれるママも、たくさんいます。

『相手の母親の配慮が足りない。「いつもお世話になっているから◯くんは誘ってあげて」と、わが子に言っておかなきゃ』

おそらくその子は、自分のママに言われたことを伝えただけ。たしかに「悪気はない」のでしょう。となればそのママに怒りをぶつけたいところですが、「多分向こうのママは、そこまでの事情を知らないのでは」と投稿者さん。

『うちで毎日遊ぶのも、うちの子が誘っているからだと思っているんじゃないかな』

しかし事実は違っていて、学校でいつも「今日◯くんの家、行っていい?」と声をかけてくるのが、人数制限をした当の男の子で、それをきっかけに他の子たちが「俺も」「俺も」と言い出し、結果的に毎日5〜6人が集まっているようなのです。

『親もどんな経緯で遊び場とメンバーが決まっているのは聞かないだろうし。仕方ないよね』

それゆえ先方のママに腹を立てるのもお門違いに思えて、行き場のないモヤモヤを抱えているのでしょう。

仕返ししたくても、できない。良識あるママたちのモヤモヤ

一緒にモヤモヤしてくれたママたちからは「次からは、その子を家に入れないようにしたら?」「『うちも4人までにしたんだ』で、もうその子は誘わない」という、提案も目立ちました。息子さんが除け者にされたのですから、同じ仕返しをしたくなる気持ちは理解できなくもありません。

ただ……。それでは大人げないですよね。相手の子に「あいつを除け者にしてやる」という気持ちは、おそらくなかったのでしょうから。

『ムカつくから私だって同じことをしてやりたい。でも……。その子への挨拶が素っ気なくなりそうだけど、それ以上はできないよ』

投稿者さんも「それはやってはいけないこと」と、認識しています。

『相手の子もそこまでの配慮はできないよね。小学生男子って、単純だから』

『きっと息子さんも、そんなに気にしていないんだろうね。うちも同じことがあった。親だけがムカつくの! でも「じゃあ、うちも4人制限で」とは、したくないよね』

同じような経験をしたママもいて、「当時は私もすごくイライラしていた。今思い出しても腹が立つ」というコメントもありました。

『うちも同じタイプで、遊び場の提供者として利用されているだけだと思う。寂しいけど、小学生の友達関係がずっと続くわけじゃないから』

同じ経験をもつママたちはみんな、やり場のないモヤモヤを抱えているようです。

理不尽も受け入れている親子の姿を、きっと周囲は見てくれている

投稿者さんはこの悩みを解決したかったわけではなく、ただ誰かに吐き出したかっただけといいます。

『気持ち、わかるよ! ここで思う存分グチりなさい』

『性格のキツいママなら共通のママ友にグチって、自分の味方につけようとすると思う。投稿者さんはやさしいよ』

『見ている人は見ているよ。それでいいと思う』

みんなのあたたかいコメントに救われますね。

さて肝心の投稿者の息子さんはといえば、やはりとくに気にしていないふうに見えるとか。

『うちも小学生のときに、まったく同じことがあった。今は高校生なんだけど、この前その話になったら、息子が「あいつのしょうもないヤキモチだったんだろ。俺を仲間外れにしないとみんな俺についてくるから、それを阻止するためにやったんだよ」と。あの頃は全然わからなかったけど、子どもの世界にもいろいろあったんだと知ったよ』

こんな体験談も寄せられました。ママからは「どうしてそんなに平気なの?」と感じるほどさっぱり見えるお子さんでも、心のなかにはさまざまな思いがあるのかもしれません。
投稿者の息子さんもショックを受けている可能性はありますが、サラッと振る舞う態度が立派ですね。「仕返ししてやりたいけれど、しない」ママの長所を受け継いでいるのでしょう。ここは息子さんを尊重して、ぐっと堪えるべきとき。溜まったモヤモヤは、またママスタコミュニティで発散してください!

文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・Ponko

【つぎ】の記事:<苦痛!ママ友と家族ぐるみキャンプ>「またか……」貴重な休みムダにしたくないのに【第1話まんが】

鈴木麻子の記事一覧ページ

関連記事

いつも自宅に遊びに来てなかなか帰らない小学生の友達。イライラするママに対応策はある?
小学生になると一気に子どもたちだけの世界が広がりますよね。親の介入が少なくなり、放課後は学校の友達と遊ぶようになるでしょう。まだ幼稚園児や保育園児のときは、ママ同士が知り合いで、時間や場所をママた...
<いじめになる?>【前編】小学4年生の子どもが「あの子と放課後は遊びたくない」。これは仲間外れ?
気の合う人、苦手な人、趣味が合う人、子どもたちはきっといろいろな理由で友達を選ぶことがあるはず。中高生ならばある程度自分の考えが確立しているでしょうが、小学生の場合はどうでしょうか。「遊ぼう」...
<ひとりぼっち小学生>下校後に遊ぶ子がいない!?小学校高学年の放課後事情
みなさんの家庭では、お子さんは学校から帰ってきたら何をして過ごしていますか? すぐに宿題をするお子さんもいれば、遊びが最優先のお子さんもいるかもしれませんね。ママスタコミュニティには、小学4年生の...
参考トピ (by ママスタコミュニティ
相手は悪くないけど腹が立つ。