いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

授業で手を挙げて発言しない、そんな子どもの評価は低くなる?内向的な子どもを持つママたちの実感

048_小学校_善哉あん
「わが子が授業で積極的に手を挙げて発言しない……」。引っ込み思案のお子さんを持つママは、学校の成績の評価が下がってしまうのではないかと心配することもあるかもしれませんね。ママスタコミュニティにも、あるママからこんなお悩みが寄せられました。紹介します。

『授業に積極的でない子は評価が低いかな? 先日、小1の娘の参観日がありました。ほとんどの子が手を挙げているなか、一度も手を挙げません。本人に聞いたら、もし間違っていたら恥ずかしいとのこと。でも好きな授業のときは手を挙げているらしいです。勉強は家庭でもやっているので、特にわからないとかはないと思います』

投稿者さんのお子さんは小学1年生。初めての集団生活に慣れるのも大変な時期かもしれませんね。恥ずかしくて授業では手を挙げることができず、そんなわが子を目の当たりにして、成績の評価が下がってしまわないか心配されています。積極的に発言する子がたくさんいるクラスでは、手を挙げない子が余計に目立ってしまい「大丈夫かな?」と不安に思うのも無理はないでしょう。こちらのママのお悩みに他のママはどう答えたのでしょうか。

※エピソードはママたちの体験談です。成績の決め方を示すものではありません。

積極的に発言しないと、ある評価が下がる!?

『そうかも。うちの子も勉強はできるほうだったけど、積極性がなくて小学生のときは3段階評価で真ん中が多かった。中学校ではかなり意識して手を挙げるようになったら、ほぼ5だった。でも下の子はそのまま意識せずで、ほぼ4か3、たまに5。「提出物を出さない」「宿題も毎回忘れて怒られる」で、オール5をとる子もいるからなんだかなと思う』

『うちの子は、やっぱりハキハキして積極的な子よりは低いよ。中学でも変わらず「主体的に学習に取り組む態度」の項目が低いまま』

『積極的にできるという評価ではないだろうけれど、1番下の評価になることはないんじゃない?』

こちらは、お子さんが授業で発言しなかったことにより評価が低くなったと感じているママの声です。成績表に「主体的に学習を取り組む態度」といった項目がある場合は、その評価に影響する可能性があるようです。調べてみると、文部科学省が発行する「新学習指導要領の全面実施と学習評価の改善について」には、「主体的に学習に取り組む態度」の評価を適切に評価できるよう授業改善を促す内容が盛り込まれていました。国も「主体的に学習に取り組む態度」を重視しているようですね。ただ授業中に手を挙げて発言することがそのまま主体的に学習に取り組んでいると評価されるとは限りません。評価方法について気になるママは、担任の先生に相談してみるといいのではないでしょうか。

低学年であればこれからでは

『高学年にもなると発表する場面が多くてプレゼンのようなこともするから、そういうときにちゃんとできたらいいのでは』

『うちの子もそうだけど、そのことで通知表に特に悪く書かれたことはないかな』

『発表以外はちゃんとできているなら心配ないんじゃない? 毎日の宿題、テスト、授業態度とか。通知表も今は保護者を配慮して、あまりマイナスになるようなことは書かれないと思うけど』

『勉強できるのなら、だんだん自信もついてくるだろうし、内申書が必要な年齢になったら、評価の理屈を理解すれば上手に対応するようになる気もするよ』

「特に評価が悪くなかった」「低学年の間の授業の発言はあまり気にしなくていい」といったママの声も寄せられました。小学生であれば、学校の評価が受験に響くようなことは多くなく、ましてや投稿者さんのお子さんは低学年。まだ気にしすぎなくていい年齢かもしれませんね。これから徐々に集団生活に慣れ、発言をする自信がついてくれば、手を挙げて発言する機会も増えそうです。ママが子どもの発言の少なさを気にしすぎてしまい、プレッシャーをかけてしまうと逆効果になる可能性もあるでしょう。おおらかにあたたかく見守ってあげるとよいのではないでしょうか。

先生に相談しつつ、見守っていこう

それでも気になるママは、担任の先生に相談してみたり、引っ込み思案の子が発言できるよう工夫したりする方法はどうでしょうか? たとえば、あるママから「答えがわかる子は右手を、わからない子は左手を挙げてもらうことで、本当にわからない子、答えはわかるけど自信が持てない子、恥ずかしい子、どの子もまず手を挙げることに慣れさせてくれた先生がいた」と声を寄せてくれています。もしかしたら投稿者さんのお子さんも、先生の工夫ひとつで手を挙げて発言できるようになるかもしれません。こうした具体的な方法も含めて先生に相談する手もありそうですね。ただ、まだ小学1年生なので今後の成長を見守ってもいい時期かも。まずは授業は間違ってもいいところと実感し、少しずつ慣れていくことが大切ではないでしょうか。

文・安藤永遠 編集・kunel イラスト・善哉あん

【つぎ】の記事:<「2人目ほしい夫」と攻防戦>今あるシアワセを大切にしたい!「ひとりっ子でいい」【第1話まんが】

安藤永遠の記事一覧ページ

関連記事

恥ずかしがりやで人見知りの4歳の子に自信をつけさせたい……初めての習い事のおすすめは?
子どもの初めての習い事はどのように選びますか? もし子ども自身が特に何かを習いたいと希望していなければ、親の方で習い事をいくつか検討して決めることになるかもしれませんね。ママスタコミュニティには、...
<極端な成績低下に悩む>小学4年生、算数のテストが悲惨!塾も意味がなく。苦手を克服するためには?
算数が苦手なお子さんがいるママはいるでしょうか。算数は単純な計算から読解が必要な文章題まで、学年が上がるごとに難易度が上がっていきます。一度苦手意識を持ってしまうと、勉強への意欲も下がり、リカバリ...
子どもの授業参観は楽しみ?それとも憂鬱?ママたちが教えてくれる本音とは
子どもが小学校に行くと、普段の授業の様子が見られるよう授業参観が行われ、それに参加するママも少なくありません。でも普段はなかなか足を運ばない学校へ行くことから、授業参観の前には、さまざまな気持ちに...
参考トピ (by ママスタコミュニティ
授業に積極的でない子は評価低いかな?