お昼をまたいで遊びに来た、子どもの友達に昼食をご馳走。なのに相手の親からのお礼がない!
幼児期であれば、子ども同士が遊ぶときにはママが付き添っていることが多いでしょう。けれど小学生にもなると、子ども同士で約束をして遊ぶことが増えてきます。子どもだけがどちらかの家に行って遊ぶ場合もあるでしょう。そんなときに「お昼」の時間を挟むとしたら……?
ママスタコミュニティにこんな投稿がありました。
『子どもの友達が遊びにきたけれど、昼ご飯を持ってきていなかったので、ファストフード店に行って、私がその子の分も買いました。なのに、相手の家からお礼がありません。その子はお金を持っていたのに「このお金は使えない」と自分で払わず。昼食代をちょうだい、とは言わないけれどモヤモヤします』
投稿者さんは自分とわが子の分に加えてお友達の昼食代も負担したようです。買ったことに後悔はないようですが、「相手の親からのお礼の一言もない」状況にモヤモヤを隠し切れません。
しかしこの投稿に「わかる! せめてお礼くらいは欲しいよね」と同意したママはごく僅か。ほかのママたちは、違う反応をみせます。
投稿者さんの行動に異議を唱える声が
『私なら食べさせていいか分からないから、自宅に帰すか親に連絡する』
『勝手に食べさせて食中毒とか怖いよ。アレルギーも』
『なぜ買う前に親に連絡しなかったの? 「お昼まだみたいだから、ファストフードだけど買って食べさせてもいいかな?」って連絡すべきだよ。アレルギーもあるかもしれないし、ファストフードのものは食べさせない親もいるから』
まずママたちが問題視したのは、投稿者さんが「友達の親に確認することなく昼食を提供した」ことのようです。食物アレルギーのあるお子さんもいます。親子ともに親しい関係であればアレルギーの有無も把握できるでしょうが、そこまでの関係でないならば”勝手に”食べさせるのは少し怖い気もしますね。外食に限らず、何かを食べさせる行為は慎むべきだったかもしれません。もし食べさせるのであれば、せめて一言、保護者に連絡をいれておくべきだったとも言えます。
さらにはこんな意見も続きます。
『モヤモヤするくらいなら買わなきゃよかったのに』
『モヤモヤするなら今回限りでやめた方がいい。また当てにされるし、出さないスタンスを貫き通した方がいい』
今回お子さんの友達にごちそうしたのは、あくまでも投稿者さんの判断です。友達やその親に「お昼を買ってほしい」と頼まれたわけではありません。そうであれば、相手からの感謝を期待するのは求めすぎと思われても仕方ないのかもしれません。
お昼は一度、自宅に帰すべき
とはいえ、子どもの友達がお昼どきに居合わせたとなると、ご飯の心配をせざるを得ないでしょう。同じような経験をもつママたちはどうしているのでしょう……?
『お昼を挟んだ時間帯には遊ばせていない。朝から遊ぶなら昼前に解散。または昼ごはんを済ませて午後から遊ぶかの2択』
『お昼またいで遊ぶなら「お昼食べたらまた来てね」って帰す』
『私だったら「家に帰って昼ごはん食べてきなー」って言うわ』
あえてお昼は用意せず、午後も遊ぶようであれば「一度自宅に帰す」と考えるママが多いようです。友達の住んでいる場所にもよりますが、歩いて遊びに来られる距離であれば、一度帰って昼食を済ませ改めて出直したとしても、たいした手間ではないでしょう。午後からはわが子が相手のお宅にお邪魔する場合もあるかもしれません。一旦お昼に解散することで、ダラダラと遊び続けるのではなく、キリがつくというメリットもありそうです。
相手との関係を見直すきっかけに
さらに投稿者さんのモヤモヤを解消するアイデアも寄せられます。
『次回からはお昼過ぎから遊ぶことにするか、「朝からであればお昼持参で」って親に言う』
「相手の親にきちんと説明して、今後はお昼を持ってこないと遊べないって伝えたらいい」という人もいます。これからも友達関係を続けたいのであれば、一度はっきりさせておくことも必要でしょう。
一方、こんな声もあります。
『「お昼代は立て替えたので払ってね」って親に言おうよ』
『代金をもらえばいいだけ。連絡先がわかるなら「お昼代は〇〇円でした。今度お願いします」って』
代金を請求したことで関係が悪化するのであれば、それまでのこと。残念ですが今後もお付き合いを続けるのは難しそうです。ここで相手に問いかけることで、今後の付き合い方をどうするか判断できるかもしれません。
滅多にない機会なのだからごちそうしたい!と考えるママも
なかには、どうせ自分たちも食べるのだから……と寛大なママもいます。
『うちはOK。以前、子どもの友達が来たときにお昼をまたいだから、保護者に「外へ一緒に食べに行ってもいいか」と聞いてから、一緒にファミレスに行ったよ。毎日じゃないし、うちに来たときくらいこちらが持つ』
「私は全然気にならない。ご飯作ったり買ってきてあげたりするよ。子どもが好きな友達なら、相手もいい子に決まってる」。こう自信満々に答えるママもいました。
料理好きなママやもてなすことが好きなママにとっては、お昼ご飯に子どもが一人増えたところでたいした手間ではないのでしょう。むしろ、わが子が友達と楽しく食事をする姿を見られて嬉しい、と感じる人もいるかもしれません。学校で過ごす様子はなかなかわからないですから……。
今後のためにも、まずは先方に確認を
今回、ママたちのコメントに共通していたのは「わが子の友達に食事を提供するのであれば、まずは親に許可を得て!」という忠告でした。時間帯によっては食事だけでなく、おやつを出すこともあるかもしれません。大切なお子さんを預かる以上は、事故のないように十分な配慮が必要ですね。もし先方とコミュニケーションが取れないような関係であれば、「お昼時間帯は避ける」「おやつは持参してもらう」などの工夫をした方がよさそうです。
そのような「遊ぶときのルール」の取り決めをしておけば、今回のようなモヤモヤは防げるのではないでしょうか。相手の親御さんとの距離感・付き合い方もつかめるでしょう。今回の事例はお友達を「迎える側」でしたが、反対にわが子が「お邪魔する側」になることもあります。どちらの立場になったとしても、お互いにモヤモヤした気持ちが残らないような行動をとりたいものです。
文・すずらん 編集・千永美 イラスト・Ponko
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