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<気を遣う前提?>【後編】アレルギーの子が食べられるか確認しただけなのに。配慮の仕方が違った?

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前回からの続き。投稿者さんには近くに住んでいるイトコがいて、そのイトコの子どもはナッツアレルギーを持っています。先日イトコから「ピクニックに行こう」と誘われたため、近々一緒に出かけることになりました。わが子のリクエストを受けて、ドーナツを買っていくことにした投稿者さん。ドーナツ屋さんのサイトを見るとナッツは入っていない様子だったため、投稿者さんは気を利かせて「そちらの分も買っていこうか?」とイトコに声をかけました。するとイトコからは「書かれていないだけでナッツが入ってるかも。うちの子が食べられないものは持ってこないで」との返答が……。カチンときた投稿者さんは「なんでうちの子が我慢しないといけないの?」と言い返してしまったのでした。

投稿内のママたちからは「イトコの言動は非常識!」と考えられてしまったようです。自分からピクニックに誘ったにもかかわらず、「うちの子が食べられないものはNG」と宣言するのは、あまりにも自分勝手だと判断されたのでしょう。

アレルギーの子を持つ親は大変なんだよ……

さてここで、投稿者さんを諫める声もあがりました。

『アレルギー持ちは本当に大変なんだよ。程度も個人差があるから、同じ調理器具で作っただけでアウトって子もいる』

『アレルギーに関してはその子の親の言う通りにしたほうがいいよ。もし何か命に関わることが起こったら責任取れないでしょ? 親が神経質になるのは当たり前だよ』

アレルギーの重大さは人によって違います。少しの反応で済むこともあれば、ひどいときには命に関わる状態になることも……。だからこそアレルギーを持つ人がいるときには、その人自身や保護者の決断を仰ぐべきだと考えられたようです。イトコがピリピリしてしまうのも仕方がないことかもしれません。しかし投稿者さんはこの意見に反論しました。

『アレルギーの大変さは理解してるつもりです。だからこそ、イトコが自分で用意するべきだと思うんです。こちらだって成分を確認して「もし食べられそうなら一緒に買っていくよ」って言ってるだけで……。無理やり食べさせる気なんてないです。他の子に気を使わせないように毎回おやつを持参してる親だっていますよね』

投稿者さんとしてはアレルギーの怖さはわかっているからこそ、イトコの子が食べるものはイトコに判断してほしかったのでしょう。食べるか食べないかを聞いただけなのに「うちの子が食べられないものは持ってくるな」という発言は、やや乱暴だと感じたのかもしれませんね。

イトコ自身が代わりのものを用意すればいいだけでは?

『イトコは自分で準備したらいいのにね。準備はしない、人には「持って来るな」だったら、自分たちだけでお出かけしたらいい。自分の子が大切なのはわかるけど、他の子にも気を遣うべき』

『投稿者さんは食べるかどうか聞いてるだけなんだから、「うちは代わりのものを持っていくね」で済む話なのにね。アレルギーあろうがなかろうが自分の子のことは自分で用意したらいいだけなのに。他人に求められるのは「勝手にあげないでね」くらいだよね』

「近くでドーナツを食べたら、それだけでもアレルギーが発症するかも……」という理由で拒否したならば、投稿者さんが譲歩する余地はあったでしょう。しかしイトコの主張は「うちの子もドーナツを食べたがっちゃうでしょ」というものでした。それならば代わりのおやつを用意すればいいだけなのでは? とママたちは感じたようです。

お互いに配慮が足りなかったんじゃないかな

とはいえ、投稿者さんの行動に対しても意見が寄せられました。

『「会うとき何食べる?」って擦り合わせたらよかったかもね』

『「同じものを食べたほうがいいだろうから、買っておいてもらえる?」と言えばよかったのに』

相手にアレルギーがあると事前に知っていたならば、「おやつは何なら大丈夫かな?」とすり合わせる姿勢を見せたらよかったかもしれませんね。また「食べられそうなものをそちらで用意してもらえる?」とお願いしてみる方法もあるでしょう。

『投稿者さんの気持ちはわかる。でも子連れで遊ぶなら多少合わせなければならない場面って、たくさんあるからね』

お互いに子どもを連れて会うとなると、配慮するべきシーンはたくさんあるでしょう。それはアレルギーに限った話ではないはずです。どんなときにも、可能な限り相手に寄り添う姿勢が大切なのかもしれません。

今後の付き合い方を考えてみよう

『イトコは少しナーバスになってるのかもしれないね。今後に会うときは飲食は一切なしで、短時間で会ったら?』

『イトコとは会う回数を減らせば? お互いにそのほうが楽かもしれないよ』

今後イトコと会うときには飲食なしにしてみる、会うこと自体を減らしてみる……などのアイディアが飛び出しました。これからもいい関係を保つためには、今までよりも少し距離を置いた付き合い方が合っているのかもしれません。お互いに距離を測りながら、今後もいい関係を保てるといいですね。

イトコとのピクニックのことで揉めてしまった投稿者さん。近所に住んでいる親戚ですから、きっとこれからもお付き合いは続くのでしょう。今後、お互いに心地いい関係でいるためにも、距離感を今一度考えるのがいいのではないでしょうか。

文・motte 編集・みやび イラスト・マメ美

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アレルギーの子