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<夫に好きな人ができました>帰りが少しずつ遅くなる夫。私たちの間に生じたすれ違い【第2話まんが】

前回からの続き。
私(カナコ)は2児(カケルとミナト)の母です。夫のススムとは協力して子育てをしてきたつもりです。私に足りないところをススムが埋めてくれる。こうやって夫婦で手を取り合って子どもたちを育て、育児が落ち着いたらまた結婚当初のように2人の時間が取れれば……。そう思っていたのです。
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今のままでも生活はできますが、これから子どもたちの可能性を広げてくためにお金が必要になったとき、少しでも足しになれたらいいなと考えていました。
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しかしパートをはじめてからというもの、ミナトのお迎えの後はカケルの勉強のフォローをしたり、習い事の送迎をしたり、夕飯の支度をしたり……と、目まぐるしく日々が過ぎていきました。夜の時間帯も残った家事に追われます。夜は疲れて寝落ちしてしまうことも多く、なかなかゆっくりススムと話す時間もありませんでした。
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カケルが仕事の愚痴をこぼしても私の頭のなかは子どもたちのことでいっぱい。「ススムも大変だね~」と感情のこもっていない返事をしてしまってたと思います。

「もうさ、嫌味な人の小言は聞き流して、自分の仕事に徹するしかないよね~。でもススムは優しいからそんなことできないか……あ、そうだ! 下にもう一枚布を貼りつければなんとかなるかも」私がこう返すと、ススムは話の途中なのにも関わらずお風呂に行ってしまいました。
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そのときは気づいていませんでしたが、もしかしたらこうやって少しずつ私たちはすれ違っていったのかもしれません。ススムは少しずつ帰宅が遅くなりました。

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このとき、ススムのわずかな変化に気づけていればまた違った未来があったのかもしれません。カケルとミナトが生まれてから、常に目の前のことに精一杯だった私。それが当たり前だと思っていたのです。
もっとススムの話に耳を傾けていれば……もっと夫婦の時間を大切にしていたら……。
いま子育てで忙しいとしても、あと何年か経てばあの日のように2人でデートに行ったり他愛もない会話で笑いあえる日が待っていると、このころは信じていたのです。

【第3話】へ続く。

原案・ママスタコミュニティ 脚本・渡辺多絵 作画・よしはな 編集・Natsu

※この漫画はママスタコミュニティに寄せられた体験談やご意見を元に作成しています。

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