お下がりの制服では子どもが可哀想!?いえいえお下がりを活用するメリットはたくさん
子どもが中学校や高校に進学するタイミングで、制服や体操着など学校で使うもののお下がりをいただくことがあるかもしれません。気にせずに使いたいと考えるママもいるでしょうけれど、「お下がり」に関してはいろいろな意見があるようですね。ママスタコミュニティのあるママから、こんな投稿がありました。
『制服をお下がりですませるのはなぜ? 私は子どもにはそれぞれ新しいものを買う。上の子のお下がりはまだよいとして、近所の人や全然知らない人のお下がりですませるのは、どうしてかなと思ってしまう。サイズがあっていなくても、それを着せてしまう人も結構いるよね』
子どもが進学をするときには、全部新しいものでそろえてあげたい。投稿者さんはそう考えているようですね。「お下がりは可哀想」と強い抵抗を感じている様子です。でも周りを見ると、お下がりでもよいというママもいるのでしょう。お下がりの制服を選ぶママにはどのような理由があるのでしょうか。
お下がりをもらう理由は?
できるだけ節約したいから
『お金がなかったら仕方ないよね。そういう家庭だってあると思うよ』
『お金がない。たった3年だし、ちょっとくたびれていても平気。私の周りはこんな理由だったよ』
お下がりの大きなメリットは出費を抑えられることですよね。制服は新品を買うと数万円することもありますから、お下がりがあると大きな節約になりますね。進学のタイミングでは、制服以外にも買わなければならないものがあります。少しでも出費を減らしたいと思うのは自然なことなのかもしれません。
制服が汚れたときの予備のため
『汚れたり破れたりしたとき用じゃない?』
『私は新品派なんだけれど、お下がりがもらえるよ! あげるよ! とママ友から言われて、クリーニングに出すとき用にもらったよ。けっこう助かった』
自宅では落とせないような汚れが制服についてしまったら、クリーニングに出すことになるでしょう。戻ってくるまでに時間がかかることもあり、その間の予備としてお下がりをもらうこともあるようです。また制服が破れてしまう可能性もありますから、万が一のことを考えてお下がりを活用することもあるようですね。
使う期間が短いから
『身長が伸びてサイズが変わってしまったときに、あと1年ぐらいならサイズの大きい子のお下がりはありがたいかなと思います』
子どもの体格が変わったら、制服が小さくなってしまいますよね。もし学校生活が残り1年ほどであれば、新しい制服を買うのはもったいないと感じるでしょう。そのようなときにお下がりをもらうと、とても助かるとの意見も見られました。
まだまだ使えるものだから、捨てるには惜しいから
『制服を買う余裕がある人でも、お下がりが好きな場合もあるよね。もったいない精神なのかな』
お下がりを活用する必要がないと思えるくらい余裕がある暮らしをしている人でも、あえてお下がりを使っていることもあるようです。その場合お金の問題ではなく、使えるものを捨てるのはもったいない、ものを大切にしたいという気持ちがあるのかもしれませんね。
『うちは新品派だけど、制服が欲しい人がいるなら譲りたい。まだ着られるのになぁ』
子どもが卒業を迎えて制服を見たときに傷や汚れがほとんどなくまだまだ使えると思ったら、そのまま捨ててしまうのは惜しいと感じてしまうこともありますね。子どもが使っていたものなので、思い出が詰まっているのかもしれません。そうなると処分がしづらくなり、誰かに使って欲しいと思うのもうなずけます。
もはやお下がりが文化になっている地域も
『制服登校じゃないから、年に数回3年間でも20日も着ない。みんな制服が全く傷まず卒業するの。持ち主が「誰か欲しい人いない?」と発信する地域。学校でも制服ポストがあってリサイクルしているくらい』
『小中だけではなく、高校のスカートや近所の姉の友達のお下がりをもらっていたよ。そもそも、3年着たくらいではヘタらない丈夫な生地でできているものだから、捨てるくらいならという感じで近所の人から譲ってもらっていた。そして使い終わったら高校に寄付する感じ』
登下校や授業のときに体操着で過ごす学校では、制服を着る機会が極端に少なくなります。式典や入試のときだけという学校もあり、制服はダメージがない状態で保管されている場合が多いのだとか。そのためお下がりが当たり前になっている地域もあるようです。学校でもリサイクルを呼びかけることもあるようですから、お下がりに抵抗を感じることもないのでしょう。
「お下がり」の価値観は人それぞれ。メリットとデメリットの両面をみていこう
進学のタイミングでは、子どもが新しい制服を着たいと思うこともあるでしょう。またお下がりの制服を使っていると、周りからはお金がない家庭なのかなと思われてしまうことがあるかもしれません。そうなると、子どもが可哀想と感じてしまうこともありますよね。でも「お下がり」が当たり前になっている地域があったり、まだまだ使えるならば使いたいという考えがあったりもします。価値観は人それぞれ。お下がりのメリットやデメリットの両方を考え、お下がりを活用するものとそうでないものの線引きをするなど、うまく取り入れていくのもよいかもしれませんね。
文・こもも 編集・塚田萌 イラスト・加藤みちか
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