<ママ編集部のオススメ>わが子のお気に入りの絵本はコレ!時代を超えて愛される絵本をご紹介
お子さんから何度も「読んで!」とせがまれた絵本はありますか? 「何度も同じ本を読みすぎて暗記してしまった!」「お気に入りでもうボロボロ」、家に絵本は数あれど、どうして同じ本ばかり選ぶのだろう……? これもきっと“子育てあるある”のひとつではないでしょうか。そんなお子さんのお気に入りの絵本を、ママスタセレクト編集部メンバーに教えてもらいました。今回は2000年(平成12年)よりも前に発行された絵本に限定してご紹介いたします。
14ひきのあさごはん
『朝みんなを起こすシーンのお家のなかが、細かい部分も描かれていて可愛いです。文章にはない部分を絵から探すのが楽しいです。(30代前半 宮城在住ママ)』
タイトル:14ひきのあさごはん
著者:いわむらかずお
価格:1,430円(税込)
出版社:童心社
発行:1983年7月10日
かおかお どんなかお
『子どもが2歳のころにお気に入りでした。保育園にこの本があり、この本目当てで保育園に行っていたと言ってもいいくらいの時期もありました。「たのしいかお」に「ないたかお」、「いたずらなかお」に「すましたかお」と、ページをめくるといろんな顔がどんどん出てくる絵本です。1~2歳の子にもきっとわかるシンプルさ。読む側も自然とリズミカルになって、楽しくなります。(40代前半 兵庫在住ママ)』
タイトル:かおかお どんなかお
著者:柳原良平
価格:880円(税込)
出版社:こぐま社
発行:1988年
さむがりやのサンタ
『3歳のときにクリスマスプレゼントであげた「さむがりやのサンタ」は、今でも好きな絵本でオールシーズン出してきて読んでは1人で笑っています。サンタさんがそりを飛ばすのですが、雪が降ったり雨が降ったり……「なんだいこのてんきは!!」と文句を言う&そしてその後、霧! という一連のシーンが面白くて好きなようです。(40代後半 静岡在住ママ)』
タイトル:さむがりやのサンタ
著者:レイモンド・ブリッグズ(訳:すがはらひろくに)
価格:1,320円(税込)
出版社:福音館書店
発行:1974年10月25日
バムとケロのにちようび
『この本を読むたびにドーナツが食べたくなり、子どもたちと作っては頑張って油で揚げていました。市販でも美味しいドーナツはいっぱいあるけれど、家で作るドーナツは格別。山盛り作れるのも、家で作れるからこそだったと思います。久しぶりに絵本を取り出して撮影していたら、成人した子どもたちから「ドーナツ食べたくなった」の言葉が。小さい頃の思い出っていつまでも鮮明なんでしょうね。(40代後半 福岡在住ママ)』
タイトル:バムとケロのにちようび
著者:島田ゆか
価格:1,575円(税込)
出版社:文溪堂
発行:1994年9月
おふろだいすき
『息子が4~5歳のとき、毎日のように「読んで!」とリクエストしてきた絵本です。主人公の男の子が一人でお風呂に入っていると、カメやペンギン、オットセイと次々と動物が出てくる物語。息子いわく「大好きな動物がたくさん出てくるし、お風呂も好きだから」とのことですが、小学生になった今でも「お湯加減はどうですか~?」と聞くと「あつくもなし、ぬるくもなし、ちょうどいいかげん」と、主人公の男の子と同じセリフを繰り返します(笑)。(40代 東京在住ママ)』
タイトル:おふろだいすき
著者:松岡享子
価格:1,430円(税込)
出版社:福音館書店
発行:1982年4月30日
へんてこもりのコドロボー
『「へんてこもり」シリーズの第2作目ですが、わが家的にはこれがぶっちぎりのナンバー1。おそらく一番たくさん読み聞かせした本だと思います。主人公である4人の子どもたちがヤカンの動物「まるぼ」と一緒に、正しく歌いながらスキップして小道を通り抜ける……という、文字にすると意味不明な物語(笑)。正しく歌わないと「コドロボー」→「小物の泥棒」ではなく「子どもを盗む泥棒」にさらわれてしまうドキドキのスリルがありながら、登場するのはマヌケな泥棒ばかり。子どものひとりが風邪で鼻詰まりで、セリフが全部その設定で書いてある(例:助けて!→だすげで)のが、わが子のツボでした。そのまま読み聞かせるうち、親のほうまでノリノリになっちゃいます。子どもたちとまるぼが一緒に歌うスキップの歌は、読み聞かせしていた頃から10年近くたった今でもしっかり歌えるほど(もちろん自作です)。ナンセンスがてんこ盛りで、何度読んでも笑いがこみ上げる1冊です。(新潟在住ママ)』
タイトル:へんてこもりのコドロボー
著者:高楼方子
価格:1,100円(税込)
出版社:偕成社
発行:1997年3月
ママのお気に入りが子どものお気に入りに
今回紹介したなかで、もっとも昔に発行された絵本は1974年(昭和49年)。きっと「絵本のほうが先に生まれている!」というママもきっといるかもしれませんね。
ママが子どものころに読んでいた絵本が、今や「子どものお気に入りの1冊」というご家庭もあるでしょう。魅力的なイラストをはじめ、子どもの想像力がふくらむ物語は時代を超えて愛されるもの。贈り物に、またお子さんへの新たな1冊に、ロングセラー絵本を選んでみるのもいいかもしれません。
文・吉岡可奈 編集・主婦ママ美