「町内会費」にいくら払っていますか?負担金ゼロの人から2万円超の人まで!<ママのリアル調査>
皆さんは自分の住んでいる地域の自治会や町内会に加入しているでしょうか? 「自治会」や「町内会」とは、一定の区域に住所を有する者の地縁に基づいて形成された団体のことを指します。そんな町内会に任される仕事は、区域の住民相互の連絡や地域の環境整備、集会施設の維持管理など多岐にわたり、活動にかかる費用は、加入している住民から徴収するのが通例のようです。
そこで今回ママスタセレクトでは「地域によって差がある!? 町内会費(自治会費)。年間いくら払っていますか?」というアンケートを実施。「0円~1,000円」「1,001円~10,000円」「10,001円~20,000円」「20,001円以上」と4つのグループに分けて回答を求めたところ、2,000人近いママたちから回答が寄せられました。
10,000円以上20,000円以下は全体の約1割弱
全体の1割弱、9.4%の人は「10,001円~20,000円」と答えます。
『年間12,000円です』
『12,000円で班長や役員は割引がある。自治体で今後のために積み立てている』
年間12,000円は月額にすると1,000円の負担ということですね。ただし「余剰金があれば住民に還元される」という柔軟な対応をする自治会もあるようです。
12,000円よりも多く、年間18,000円という声もありました。月額にすると1,500円の負担です。
『18,000円。でも近年赤字らしくて増額を検討しているらしい』
『18,000円。毎月のように行われる飲み会や草刈り、近所付き合いと面倒でしかない』
『18,000円です。ゴミ袋がもらえるのでいいかなって感じです』
この価格帯は納得している人と不満を抱えている人に分かれました。
もっとも回答数が多かった金額は……
全体の半数以上、55.6%の人たちが、「1,001円~10,000円」を選択しました。金額を明記した人のなかで、もっとも少なかったのが月額200円の負担で年間2,400円。多い人で、月額500円の負担で年間6,000円です。
『2,400円(月額200円)です。ゴミ捨て場の管理や季節の行事も開催してくれて、安いくらい』
『4,500円。防災対策も力を入れているし、子ども用のイベントもやってくれるから納得してる』
『年間で6,000円(月額500円)。半年分の請求が年に2回くる。掃除や会議はないし、回覧板まわすだけ』
『6,000円。年度末の会議で内訳を聞けば納得するので、高いとは思わない』
さらに金額は明記しないまでも、この価格帯を選択した人たちからはこんなコメントもありました。
『町内活動に参加できないぶん、お金だけはしっかり払いたい。役員の方々ありがとう』
『ゴミ収集場所の維持や排雪費用が含まれているので高いと思わない』
年間10,000円以下の支払いであれば、おおむね満足していることが分かります。防災対策や排雪費用に充てるなど、むしろこの金額でしっかりやってもらえて有難いと感じている人も多そうです。
年間20,000円以上を納めている人たちも
3.4%と少数ですが「20,001円以上」を納めているという人もいました。家計にとって年間20,000円は少なくない金額といえるでしょう。悲鳴も聞こえてきます。
『コロナ禍だから集まるのは地域の清掃などだけなのに25,000円は高い』
『高すぎ! 借家か持家かで金額が違うのもモヤモヤする』
どこにも訴えられない心の声が聞こえてきそうですね。
負担金が1,000円以下、町内会は存在しないところは3割
年間に20,000円以上を支払っている人がいる一方で、負担金はナシ、またはあっても1,000円以下と回答した人たちもいます。その割合は全体の約3割です。31.6%の人たちがこう答えています。
『そもそも町内会がない』
『任意なので入っていない。賃貸なので入りたくない』
町内会がなかったり、入会していないという人もいるようです。
『安いのか高いのか分からないけれど、これくらいなら家計に響かないし、今のままがいい』
町内会や会費に対するこんな本音も……
今回のアンケートからは、町内会に対するこんな本音も聞かれました。
『このお金を生活費にまわしたい』
生活費の高騰でただでさえ家計が苦しいと感じる人にとっては、少しの出費も抑えたいところかもしれません。
さらに「入会しなければ村八分」「ゴミステーションを利用するにあたって、町内会に加入が条件だったから」と仕方なく加入している人も。本意ではないけれど仕方なく、といったところなのでしょう。
『町内会費は何に使われているのかイマイチ分からないなぁ』
という意見もありました。それに対して「会議で内訳を聞いているから納得している」という声もあります。
住民から集めた町内会費を、どのような目的でどのように使ったかは、回覧板や総会などで収支報告として明示されるはずです。「町内会費の請求がきたから支払う」という受け身の姿勢ではなく、まずは自分の加入している町内会の活動に関心をもってみても良いのかもしれませんね。
総回答数:1,994票
調査方法:インターネット
調査月:2023年1月
調査・分析:ママスタセレクト編集部
文・編集部