＜コロナ禍ならではの思春期＞マスクを絶対に外さない中2の娘。素顔が恥ずかしいらしい……！？
新型コロナウイルス感染症の影響で、マスクをつける生活が長く続いてきました。ずっとマスクありの顔だったので、いざマスクなしになると顔を見られることに抵抗を感じてしまうこともあるようです。ママスタコミュニティのあるママから、こんな質問がありました。
『中2の娘がマスクを頑なに外しません。登下校のときは外してよいよと言っても外さず。給食も、口に入れるときだけ一瞬下げるようです。理由を聞くと、マスクを外すとブスだから恥ずかしいと。ただ、それは娘だけではなく、お友達にも同じような子が多いようです。もちろん新型コロナウイルスを気にして外さない子も多いと思いますが、ほとんどの子の素顔を知らないようです。皆さんのお子さんはマスクを外すのを嫌がったりしますか？』
投稿者さんのお子さんは中学2年生ですから、入学をした時点でマスク生活が始まっています。同じ小学校から入学した子もいるでしょうけれど、中学校で出会った友達からはマスクをつけた顔を認識されていますよね。そのため、いまさら外せないという気持ちになってしまうのでしょう。むしろ外した顔は絶対に見られたくないという強い気持ちもあるようですね。
厚生労働省では、屋外の場合には季節を問わずにマスク着用は原則不要（人との距離、目安として2mを保てずに会話する場合は着用）。屋内では距離が確保（目安として2m）できて会話をほとんどしない場合を除いてマスクの着用を推奨しています。学校生活では友達と2mの距離を常に保つのは難しいでしょうから、マスクをつけることにはなるのでしょう。でも給食のときはマスクを外した方が食べやすいですよね。それでもマスクを一瞬しか外さないのは、マスクなしでは学校生活ができないと考えることもできそうです。
マスクを外せない子どもは、大人が思っている以上に多いのかもしれません。他のママたちからもコメントが寄せられています。
マスクを外した顔を見られたくない！
『うちもだよ。外すのは無理らしい』
『小学生もそうだよ。卒業アルバム用にクラス写真などを撮るときに女子が嫌がっていたって。でも小学4年生からマスク生活だったから、外した顔は知っているけれどね。中高生はマスクしたまま入学しているだろうから、恥ずかしい気持ちがありそう』
思春期を迎える年齢の場合は自分の容姿を気にすることが多く、他の人にどう思われるのかを心配してしまうのでしょう。そのため素顔を見せるのが恥ずかしいと感じることもありますよね。小学校高学年の子は、入学当初はマスク生活ではなかったので、お互いに素顔は知っているはずです。でも2年以上マスクをしているので、マスクなしの顔は見せられないと思ってしまうのでしょう。
でもマスクを外せないのは、子どもだけではないようです。
『若くないし、子どもの立場ではないけど、私ももうマスクを外して人と接したくない』
大人でもマスクを外した顔を見られたくない気持ちはあるようですね。理由としては、コンプレックスを隠せることがあるのではないでしょうか。例えば頬のシミやほうれい線などを隠すことも可能でしょう。他にもしっかりメイクをしなくてよいのも、マスクのメリットになってきそうです。自分にとって見せたくない部分を隠せるのはありがたい。そう感じるのは子どもも同じなのでしょう。
『ニキビがあったり、鼻や口に自信がなかったりしたら隠したい気持ちも分からなくもないかな』
頬にニキビができていたり、鼻や口の形に自信が持てなかったら、マスクで隠したいと思ってしまうことでしょう。自分の欠点を隠せるのがマスクですから、手放せなくなるのも頷けます。
ママたちはマスク着用をどうしている？
ママたちは、子どものマスク着用をどう考えているのでしょうか。ママスタセレクトが行った調査では2000人以上のママが回答し、その結果「つねに着用している」が31.5％、「屋外は着用していない」が38.1％、「屋外屋内ともに着用していない」が22.3％となりました。厚生労働省でも屋外は原則不要としていますから、それに従う形になっているようです。一方で、屋外でも屋内でもマスクをつけるようにしている子どもは30%を超えています。感染予防のためもありますが、もしかしたら子どももママもマスクを外したくないという気持ちがあるのかもしれませんね。
子どもが自信を持てるようにサポートしてあげよう
『周りから影響受けて外せるようになるとよいね。無理強いはせず。若くて可愛らしい顔があるんだよね。自己肯定感が上がるとよいんじゃないかな』
マスクを外せないのは、周りの友達もマスクをしているので、それに合わせているのも理由の1つになってきそうです。もし周りがマスクをしなくなれば、自然にマスクを外すようになるのではないでしょうか。無理に外させるのではなく、自分の意志で外すのを待つことも大切ですね。またマスクが外せないのは自分の顔の欠点ばかり気にしているからかもしれません。どうしても隠したいと思うので、マスクが手放せないのでしょう。でも周りの友達は、欠点とは思っていなかったり気にしていなかったりすることも多いです。欠点に着目するのではなくて、自分の魅力を見つけていくとよさそうです。そのためには、ママたちが子どものよいところを見つけて褒めるのも方法の1つでしょう。子どもに自信がつけば、自然にマスクを外すようになるかもしれませんよ。
文・こもも 編集・秋澄乃 イラスト・Ponko
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