X(旧Twitter)でトレンド入りした『妻の飯がマズくて離婚したい』たくさんの共感を得た漫画が書籍化!
毎日献立を考えて料理を作るママたち。でも料理が不得意だったり、面倒と感じるママもいるのでは……? それでも家族のために調理に励むママには自分なりのポリシーがあるのではないでしょうか。しかしそれが旦那さんの考えとずれてしまうと、離婚の危機に立たされてしまうかも……?
どんな夫婦の間にも潜んでいるかもしれない、食への価値観の違いを描いた漫画『妻の飯がマズくて離婚したい』が書籍化されました。X(旧Twitter)でも多くの反響があったこの話題作は、ぶつかり合うママと旦那さんのイライラ、夫婦間の迷い、そして家族を思う気持ちが描かれています。「その気持ち、わかる!」と思わず膝を叩いてしまう内容を紹介していきましょう。
「食事なんてお腹に入れば同じ」vs「もっと食事を楽しみたい」
3人の子育てとパートをしている主人公のミナミさん。毎月の支出だけではなく、子どもにかかるお金のことも心配して節約に励みます。しかしミナミさんは料理があまり得意ではないようです。子どもたちからも「またこれ?」「給食のほうがおいしい」と言われるほど、微妙なメニューが食卓に並びがち。もともとミナミさんは「お腹に入れば同じ」という考えを持って生きてきました。
一方ミナミさんの「お腹に入れば同じ」という考えを否定はしないものの、食事を大切にしたいと思う旦那さんのアツシさん。家族にとって食事は会話が弾み楽しい時間になりますよね。「今日はどんなご飯なのかな」とワクワクする気持ちも、旦那さんが大切にしたいことだったのでしょう。でもミナミさんが作る料理は、理想とはかけ離れてしまっていました。
ある日、アツシさんは1万2,000円のコース料理を食べて帰ってしまいます。節約家のミナミさんに責められたアツシさんは……。
とうとう「料理が美味しくない」とミナミさんへ告げたのです。子育てとパートに忙しく、お惣菜を買いたくても家計を考えて我慢し、苦手でも一生懸命に料理をしてきたミナミさんにとっては、屈辱的でショックな言葉。努力を全部否定されたような気持ちだったのでしょう。
食の価値観の違いから「離婚」の言葉が
仕事をして帰宅をしたら美味しい夕ご飯を食べたいと思うアツシさん。節約を考え、さらに「お腹に入れば同じ」という強いポリシーがあるミナミさん。2人の考えが交わるのは難しく、離婚の言葉がアツシさんの口から出てしまいました。
そして、ミナミさんからも「離婚しましょう」との言葉が。「食」に対する価値観が正反対の場合、夫婦の行き着く未来は明るいものとなるのでしょうか?
書籍には『妻の飯がマズくて離婚したい』のほか、子どもたちの物語と、ミナミの親友トウコのお話が収録されています。
価値観は人それぞれ。歩み寄ることの大切さ
結婚は、もともと他人だった者同士が結びつくもの。それぞれ育ってきた環境が違うので、価値観の違いがあるのは当然のことなのでしょう。でも夫婦、そして子どもが生まれて家族となったならば、お互いの価値観を知り、理解して歩み寄っていくことが大切なのかもしれませんね。特に今回テーマとなった「食」は、生活のなかで大きな楽しみになるものではないでしょうか。
「食」を通して夫婦の在り方を描いた『妻の飯がマズくて離婚したい』。自分の価値観を守りながらも、相手の想いに寄り添うことの大切さに気づける作品になっています。夫婦仲に悩んでいる人はぜひ、読んでみてください。
企画:ママスタセレクト
著者:渡辺 多絵 、もち
発行:KADOKAWA
発売:2023年1月12日
定価:1,320円 (税込)
文・こもも 編集・きなこ
【つぎ】の記事:<ギリギリの生活>私の日常ルーティン「自分ばかり」の旦那が腹立つ!でも我慢、我慢【第1話まんが】