<ひとりで病院に行く目安>わが子の診察に親が同伴するのはいつまで?中高生に付き添うのは変?
わが子が小さい頃から当たり前のようにやってきたことを、ある日ふと「これって、もう当たり前じゃないのでは?」と気づく瞬間はありませんか。たとえば、病院の付き添いです。お医者さんにうまく伝えられるはずもないわが子の代わりに、ママが症状などを説明する。小さいうちはそれが「当たり前」だったとしても、中学生高校生にもなれば「当たり前」ではないのでは……?
『子どもが行く病院で、親が診察室まで同伴するのは何歳ごろまで?』
こんな質問が、ママスタコミュニティにありました。
中高生なら説明できる?「小学生くらいまで」と考えるママが多数
世のなかに「親が同伴するのは何歳まで」などという規定は、もちろんありません。ただコメントを見る限り、それぞれに「これくらいじゃないかな?」というぼんやりした目安はあるようです。
『小学生までじゃないかな? 私も中学生になったら、ひとりで行っていたような……』
『自分で症状を説明できるようになるまでじゃない? 私自身は小学校低学年までだったけど』
「せいぜい小学生くらいまで」「高校生でも同伴している」などコメントに挙がった年代にはバラつきがありましたが、比較的多く目についたのは「小学生まで」という回答。
ちなみに何歳まで小児科を受診できるのかについては、こちらもとくに年齢制限はないものの「15歳くらいまで」が一般的のようです。
中学生になれば多くは自分の症状を説明できるでしょう。”念のためについていく”ママもいるようですが、小児科を受診できる年齢も含めて考慮すると、やはり15歳くらい=中学生くらいまでが一般的な同伴の目安なのかもしれません。
同伴のポイントになるのは年齢ではなく、病院の種類や症状
年齢ではなく、「病院の種類や症状による」というコメントも寄せられました。
『歯医者だと小学生からひとり。アレルギー系や検査結果を教えてもらうときなら、中学生になった今も一緒に入る』
『病院による。耳鼻科、歯医者は中学生からは子どもだけで大丈夫だったけど、内科は高校生からかな。インフルエンザ陽性だったときは、親が呼ばれたよ』
歯科や耳鼻科・皮膚科など、定期検診も含めどんな処置をされるのかがあらかじめわかっている場合には、ママの同伴は少ないようです。「歯医者なら、幼稚園からひとり」というコメントもありました。
『微熱で元気だけどインフルエンザっぽいときは、高校生でも診察室に入ったよ』
どんな病気なのかわからない、症状が重いなどの場合は同伴率が上がります。「骨折してギプスをしたときは、さすがに同伴したよ」というママもいました。ママ自身も心配ですし、子どももママがいてくれると心強いのではないでしょうか。
さらに「その子の性格によるのでは?」という意見も。
『高校生。先月はじめての皮膚科に行ったときは、同伴したよ。自分で症状を全部伝えられるか心配だったから』
『恥ずかしがり屋の娘は、中学生になってもモゴモゴするだけでうまく説明できない。ついていってやらないとダメな感じだった』
大人であれば知っている「診察ではこれを伝えるのがポイント」という肝心な部分を、わが子がうまく説明できるかどうか。中学生でも内気だったり、ぼんやりしたタイプの子だと微妙です。
恥ずかしがり屋の娘さんのママは、「ハキハキしている息子は自分で上手に伝えるから、私はいらないんじゃないかとよく思っていた」そうなので、きょうだいでも違いはありますよね。本当にその子次第というわけです。
「お母さまもどうぞ」の誘いは多い!同伴の際に気をつけたいのは
ところでこのトピックでかなり目立っていたのが、こうした声です。
『高校生と一緒に待合室にいると、「お母さんもどうぞ」と呼ばれて診察室に通されることが多い』
ことさら心配するような症状がなくても、「一緒にどうぞ」と同伴を促されるケースはよくあるようです。「呼ばれるから、『私、必要なの?』と思いながら一緒に入る」というコメントもありました。すっかり自立していそうな子どもに同伴することを「過保護に思われない?」などと、照れくさく感じるママもいるかもしれません。
『初診だけではなく「基本的に高校生までは親が同伴してください」と言われているので、一緒に行く』
このようにお願いしている病院もあるとか。万が一に備えてのことでしょうか。
「どうぞ」と促されるのなら、同伴するのはやぶさかではなりませんが……。ちょっと気になる報告コメントもありました。
『中学生のお嬢さんとお母さまが診察室に入られて、問診と症状の説明をお願いしたときのこと。患者さん本人に尋ねているのに何でもお母さまが口を開いてでしゃばるので、お子さまはひと言もしゃべれず。しまいには親子で言い合いをしていました。母心はわかりますが……』
病院に勤務されている方のようです。実際のところどこがどんなふうに痛くてどんなふうにつらいのか、症状を的確に伝えられるのは本人しかいません。子どもが自分で伝えられる年齢になったらママは”もしもの要員”とわきまえて、たとえ同伴しても脇役に徹するのが賢明といえそうですね。
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