<重すぎ問題>小学1年生のランドセル。お迎えに行ったら持ってあげる?泣かれても絶対手助けしない?
たびたびママスタコミュニティでも話題になるのが、重すぎるランドセル問題です。まだ身体が小さな1年生が背負っている姿を見ると、「大変そうだな」とつい同情してしまうママもいるでしょう。ではそれがもしわが子だったら、どうしますか? 重そうなランドセルを、代わりに持ってあげますか?
子どもが自分で背負って登下校するのが基本。手は出さない
今回見つけたのは、こんな投稿でした。
『小学1年生の下校を、途中までお迎え。子どもが「肩が痛い」「辛い」と泣いても、うちはランドセルを持ってあげません。小学生になったのだから一切手助けはせず、家まで自分で背負わせます。でも周囲のママたちは自分の自転車のカゴに、子どものランドセルを入れて運んであげています。わが家は厳しすぎでしょうか?』
投稿者さんはたまたまこんな質問を見かけ、「自分だったらどうするかな」と考えたといいます。「躾(しつけ)や自立は気にしない?」と、他のママたちに問いかけました。
アンケート形式でコメントを募った投稿者さん。その結果約3割のママたちが「持ってあげない・(カゴに)入れてあげない」と回答、残り7割は「持ってあげる・(カゴに)入れてあげる」と答えました。自分の身体よりもランドセルのほうが大きいように見えることもある、1年生。それでも「持ってあげない」というのは少し厳しいようにも感じますが、どんな理由があるのでしょう。
『1年生の最初の見守り期間だけの話よね? だったら、今後のことを考えて持たないかな。最初だけ持ってあげても、意味がないと思うから。ランドセルを背負う練習だよ。「頑張れ」って声かけして、独り立ちさせるかな』
いずれは自分で背負って登下校することになるのなら、それに慣れさせるためにも手を出さないという考え方です。なるほど、一理ありますね。
『持ちにくそうな物があるなら多少は手伝うけど、基本的にランドセルは持たない。私が小学生の頃はお迎え自体もなかったし、荷物持ちまですると過保護すぎるように思う』
「自分の物は自分で持たせる」という声は、いくつかありました。投稿者さんがいうように”自立”のためという意味合いが強いようです。”過保護”を「本来なら自分でできることに、必要以上の手を出すこと」と解釈するならば、本来はランドセルを自分で背負って登下校するのが前提でしょうから、たしかに過保護かもしれません。
過保護だって構わない。躾より自立より、大切なのはわが子の健康
ただ「持ってあげる」と回答した多数派のママたちは、「過保護と思われても構わない」と、その理由を挙げました。
『大人の私が持っても重いなって思うから、持つよ』
「めちゃくちゃ重いよ」「子どもの体重に見合わない重さだと思う」などの声も並びます。ランドセルの重さが原因で「うちの子、首の骨がズレた」というコメントまで……。
『何のために辛いことをそんなに強いるの? 精神力をつけるため?』
『子どもが「入れてほしい」と言ってるのに、「ダメ」と言う意味がわからない。小1なら自立うんぬんの前に、親に辛い気持ちをわかってもらえなかった嫌な記憶になりそう。躾と称した、親の変なこだわりでは?』
ランドセル本体はそうでもなくとも教材や副教材にタブレットPCが入ると、とにかく重くなる今のランドセル。「試しに測ったら6キロ近くあって、びっくり」という声もあったほど。「躾や自立の問題じゃなく、健康の問題だよ」といいます。
『途中まででも自分で背負っているから、それで十分だよ』
『行きはちゃんと持っているんだから、帰りくらいは甘えさせてもいいのでは? せっかくの親子時間、ランドセルを持ってあげて楽しい会話をしなよ。いい思い出になるよ』
子どもが自力で頑張っている部分もあるのだから、運んであげられる機会があるなら手伝ってあげたい。たしかにそうした考え方にも一理あります。「せっかく一緒に帰るんだから、楽しく帰りたいじゃん」というコメントもありました。
わが子の頑張りは尊重したい。様子を見て対応していこう
「状況を見て判断する」と回答したママたちも少なからずいました。
『子どもがしんどそうにしていたら持ってあげる。何も言わずに歩いているなら、こちらから持とうとはしない』
子どもの頑張りを尊重するという意見です。「重そうにしているときは”持とうか?”と聞いてから持つようにしていたけど、”大丈夫。頑張る”というときも多かった」というコメントもありました。また「持ってあげる」と回答したなかでも「毎回だと”訴えればなんとかなる”と、甘えそう。最後まで頑張らせる日も設ける」という人も。持ってあげたり、持たなかったり。少しずつ慣れさせて、いずれ自力で頑張れるところまでを目指したいですね。
ちなみにどちらの意見にも共通して多かったのが、「お友達と一緒のときは持たない」というもの。
『他の子がいる前では、持ってあげない。ふたりきりになったら持ってあげる』
『お友達が一緒なら、わが子の荷物だけ持つことはしない。「お友達もちゃんと背負ってるよ、頑張ろう!」と言うかな』
きっと子どももお友達の前では「自分も頑張る」と、なるのではないでしょうか。
持ってあげないのにも持ってあげるのにも、どちらにも「なるほど」と納得できる理由がありました。「絶対に持たない」「無条件で持つ」と極端にならず、わが子の様子を見ながらフレキシブルに対応していくのが一番ではないでしょうか。
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