後藤真希:第3回 中澤裕子、藤本美貴、里田まいと、子供が同級生に
もうすぐママになる後藤真希さんへのインタビュー第3回は、モーニング娘。のメンバーとの関係についてお話を伺います。メンバーの多くがママになり、子どもが同級生になることも多いそうです!
モーニング娘。の活動の中で一番覚えていることは何ですか?
ライブが一番印象深いですね。
私、リハーサルはあまり好きではないと言うか、何回も同じことをやったりするのが苦手で…。でも、本番は感覚が違って、思いきりはじけられるのが気持ち良いんです!
夏は、野外ライブがあったり、ファンの方と交流するお祭りみたいなイベントがあったり、やっぱりライブはすごく楽しいです。
新曲を覚えたり、振り付けの練習をしたり、日々の積み重ねを発表できる場がライブで、それまで頑張ってきた分、はじけられる気持ち良さは特別です。
自由に表現できる!という解放感が気持ち良いんです!
グループで活動していると、練習の時は協調性が必要だったりしますが、本番ではそういうのは関係ないですからね(笑)
グループ活動では、やはり大変なこともありましたか?
女の子ばかりなので、面倒くさいことはありましたよ。
「あ、今、機嫌が悪そうだな」と思ったら、それに対応したり、刺激しないようにしたり(笑)
裕ちゃん(中澤裕子さん)はバナナが嫌いで、楽屋にバナナが置いてあると不機嫌になったりするんですよ。だから他のメンバーが、彼女が楽屋に来る前に楽屋の外へ出てバナナを食べるようにするとかね(笑)部屋で食べるとバナナの臭いでばれちゃうので、バナナがあったという証拠を隠す!みたいなことをよくやっていましたね(笑)
モーニング娘。時代に、メンバーとケンカしたことはありますか?
リハーサルやレッスン中に、「もっとこうした方が良いんじゃない?」という意見を言い合うことはありました。活動をしていく中で、それぞれに譲れないこだわりはあるので、そういう気持ちのぶつけ合いはありましたね。でも、みんながよく想像するような、女同士のドロドロはなかったですよ(笑)
モーニング娘。のメンバーは、後藤さんにとってどういう存在ですか?
同級生みたいな存在ですね。久しぶりに会ってもすぐに一緒にいた頃の気持ちに戻って、昨日も会っていたかのような感覚で普通に話せます。
いつ会っても同窓会をしているような感覚で、盛り上がることができるんです。
それぞれ結婚や出産をして生活パターンも違うので、頻繁に会うことはないですけど、何かあれば集まることができる存在ですね。
ブログにも書きましたが、最近もメンバー数人でランチに行きました。
久しぶりに会ったんですが、みんな大人になったなぁと思いましたね(笑)
結婚・出産されているメンバーも多いですよね。
そうですね。辻ちゃん(辻希美さん)は子どもが3人もいるし、中澤裕子、藤本美貴、あとメンバーではないけど里田まいちゃんは私と子供が同級生になるんですよ。そんなことを考えると、すごく不思議な感覚になります。
あの頃一緒に活動していたメンバーが、同じタイミングで妊娠・出産をするってすごいですよね。
すでにママであるメンバーに、妊娠・出産について、相談したことはありますか?
妊娠が分かった時は、メンバーではないですが、松浦亜弥が出産したばかりだったので、いろいろ聞きました。「妊娠線のケアとかどうした?」とか(笑)
あと、こないだのランチで、辻ちゃんにいろいろ聞きました!「実際、産むときってどうなの?」とか、経験してないから想像が膨らみすぎちゃってるんです。
彼女は「陣痛と下剤の痛みがわからなくて困る」っていう話をしていました(笑)
それでも3人産んでるからすごいですよね。
今は陣痛とか出産時のことばかりが気になって、経験者の話を聞きたい時期なんです。
いつもはYouTubeで出産シーンなど見ているんですが、身近に経験者がいると聞いちゃいますよね。
きっと、産後の方がもっと聞きたいことが増えるのかもしれないなと思っています。
一緒に活動したメンバー達が、同級生になる子どもを出産するというのは、とても感慨深いお話でした。アイドルとして駆け抜けてきた彼女たちが、今後はママ友として交流していく姿も見てみたいですね。
次回もお楽しみに。
(取材・文:上原かほり 撮影:chiai)