いつでも、どこでも、ママに寄り添う情報を

<今でも許せない>きょうだい差別、思春期のお風呂、理不尽。親が子どもにやってはいけない言動

146_親子_Ponko
幼い頃、親にされて嫌だったことはありますか? 暴言や暴力など、明らかな悪意を向けられたら一生根を持ってしまいそうですよね。しかし親は気にもとめていないようなことでも、子ども心に傷ついたり、涙してしまったりすることもあるでしょう。もしかしたら今でも許せず、「嫌だった」という記憶がずっと残ってしまったという人もいるかもしれません。ママスタコミュニティに、あるママからこんな投稿が寄せられました。紹介します。

『親にされて許せなかったことある? 他人なら仕方なくても親だと許せないことあるよね』

投稿者さんは、幼少期に親にされて嫌だったことがあるのかもしれません。ふと、ママたちがどんな経験をして嫌な思いをしたのか気になり、投稿したのでしょう。あるいは自分が親になったことで、親として注意すべき言動は何か、知りたくて投稿した可能性も。投稿者さんの質問にママたちはどう答えたでしょうか。

父親と一緒にお風呂が嫌だった

『小学校6年のときに父親がお風呂に一緒に入ってきた。大人になり、子どもを産んでから怒りと気持ち悪さが増した』

『中学生か高校生のとき。お風呂入っていたら裸の父親が割り込んできた。ありえないし気持ち悪い』

こちらのママたちは「父親がお風呂に入ってきたことが嫌だった」と自身の経験をあげてくれました。体が成長し始め、父親を異性だと認識し始める頃になると、嫌悪感を抱いてしまうのかもしれませんね。年頃の娘にとって、「父親と一緒にお風呂に入ること」は「嫌なこと」として記憶に残ってしまうケースも。ママたちの言うように、異性親とのお風呂はとてもデリケートな問題ですよね。親としてはまだまだ幼い子どものつもりでも、娘さんの心と体は日々成長していきます。寂しい気持ちもあるかもしれませんが、娘さんが「嫌だ!」と感じる前に一緒に入っていいかどうかの確認が必要かもしれません。もし旦那さんが娘さんに確認をしていないときは、ママが注意したいところです。娘さんが思春期に入る前に、お風呂問題について夫婦で話合っておくとよさそうです。

きょうだい間の格差で悩んだ

『明らかな姉妹差別。出かけるときも母姉父と並んで歩き、私は後ろをついていくだけ。悲しかった。小学校の運動会ではお弁当を一緒に食べさせてもらえず、友達の家族にまぜてもらった』

『弟贔屓な母親が許せなかった』

『三姉妹の次女で、姉と妹に挟まれて大変だった。私が勉強していると「あなたの成績が上がったら姉も妹も比べられて可哀想」と母親に言われた』

きょうだい間の格差を感じながら育ったと話すママたちからも声が寄せられました。ほかのきょうだいに比べて親から愛情をもらえず、苦しんだと語ってくれました。実際に親が差別していたかどうか、定かではありません。子どもたちに対し母親は一人しかいないので、もしかしたらきょうだい間でライバル関係が成立してしまうこともあるでしょう。子どもが二人以上いる場合は、子どもが格差を感じていないか、意識しておく必要があるかもしれません。子どもが「自分なんて……」と卑屈になってしまう前に、愛情の掛け方がきょうだいによって違うこともあると説明してみるのはいかがでしょうか。

親の価値観を押し付けられた

『私の話はまったく聞こうとしないで、自分の考えを押し付けられたのはかなりキツかった』

親はよかれと思って、子どもに道を指し示しているのかもしれません。しかし親に話を聞いてもらえないのは、子どもにとっては悲しいこと。大人になっても忘れられないようです。親として自分の意見を伝える前に、できるだけ子どもの話に耳を傾けるよう心がけたいですね。

理不尽な仕打ちを受けた

理不尽に叱られた経験も一生心に残るようです。

『母親から、散々祖母の悪口を聞かされたのに「おばあちゃんに優しくして!」と言われていた』

自分が義母にやさしくできない分、子どもにはやさしくしてほしいと願ったのかもしれませんね。しかしこうした理不尽な押し付けは、子どもにとっては嫌なもの。もし自分と真逆な行為を子どもにお願いするのであれば、理由をちゃんと説明したほうがよさそうです。親も人間なので、完璧ではありません。ただ子どもの信頼をなくすような言動は慎み、できるだけ言葉をつくし、理由を説明することでわだかまりは減らせるかもしれませんよね。

ここに寄せられたママたちの恨みつらみを今打ち明けたとしても、親はまったく覚えていないかもしれません。しかし自分の言動に責任を持って謝れるかどうかで、親の誠意が試されるのではないでしょうか。そして、もしかしたら何年後か何十年後かに、ママたちにも同じことが起きるかもしれません。子どもが大きくなったときに「あのとき、お母さんにこう言われて嫌だった」と言われないよう、気をつけたいところです。もし子どもに自分の言動を指摘されたときは、誠意を持って向き合えるといいですね。

文・安藤永遠 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko

【つぎ】の記事:<幸せな家庭ってなに?>優しいパートナー「父親」として100点「旦那」として0点【第1話まんが】

安藤永遠の記事一覧ページ

関連記事

<母と娘の歪な関係>【前編】毒親じゃない、悪い人じゃない。でも実の母親との相性が悪くてつらい
みなさん、両親との関係はうまくいっていますか?「自分の親だからなんの気兼ねもなく仲良くしている」というママもいれば、そうでないママも。ママスタコミュニティに、あるママから投稿がありました。 『悪...
<毒親か女神か>血のつながった実母と夫を育てた義母のどっちが好き?良き母ってなんだろう?
血のつながった実母と夫を育てた義母。両者に頻繁に連絡を取り合っている人もいれば、そうではない人もいるでしょう。今回取り上げるのは、ママスタコミュニティに寄せられた「義母と実母どっちが好き?」と...
<毒親ではないけれど>実母の嫌な育児は今でも鮮明に思い出す。どんなところを反面教師にしている?
子どもの頃から一緒に過ごしてきた親、もしかしたら人生においてお手本としている方も多いのではないでしょうか? とはいえ親も一人の人間、全てが完璧なわけではないでしょう。子どもながらに「ここは真似しな...
参考トピ (by ママスタコミュニティ
親にされて許せなかったことある?