【コラム:SHEILA VIVA MAMA!!】第5回 子育てをする中で大切にしていること
ー子育てをする中で、参考にした育児書などはありますか?
私、1人目の子を妊娠したときから「出産本」や「育児書」をちゃんと読んだことがないの。
妊娠がわかった頃に頂いた本があったのでざっと目を通したくらいで、「もっとちゃんと読んでおけば良かった」と出産後思うときがあったくらい。
産んだ後に身体が痛いとか、母乳のあげ方とか、乳腺炎のことは「どうして?」「なんで?」と思ったときに、ちゃんと知っておくべきだったなぁとちょっと反省したよ(笑)。
でも、赤ちゃんは1人ひとり違うから、本に書いてあることが絶対だと思って知識にしてしまうと、書いてあることと違うことが起きるだけで不安になったりしそうで嫌だったの。
わからないことは、母親や出産経験、育児経験のある友達に聞いてきました。
1冊だけ買ったのは、離乳食を始める前に「食べちゃいけない物」が乗っている本。
月齢に合わせて、ダメなものOKなものが書いてある本は参考にしました。
ー育児をしていく中で、SHEILAさんが「大切」にしていることはなんですか?
自分の目で娘をちゃんと見てよーく観察すること!!
本やネットで得られる物は限られているけど、娘と過ごす時間のなかで、何を感じ、考えているかをちゃんと見てあげると、何をしてほしいのかがどんどんわかるようになるの。
そういう時間や感じたことを、大切にしながら日々育児に向きあっていますよ。
ー見て感じたことを実践した具体的な育児方法を教えてください。
うちは、離乳食を始めたのが7ヶ月のときなんですが……
普通は5・6ヶ月くらいから始めるって聞いてたし、母にも「早く始めなさい」と何度か言われたことがあったんだけど、私は娘を見ていて「まだ早い」と感じていたから、7ヶ月までは母乳とミルクで育てました。
7ヶ月頃に、私たち夫婦が食事をしていると、娘がじーっと見たり、一緒にお口を動かすようになったので、「あ、興味を持ち始めた!」と感じて、離乳食をスタートすることにしたんです。
ー興味を持ち始めたと感じたタイミングを見ていてあげるというのは、すごくSHEILAさんらしい子育てですね。そのタイミングですぐに離乳食を始めたんですか?
離乳食を始めてみようと思ってから1週間は、「朝ごはんを食べる時間」を決めて、ハイ&ローチェアーに座らせて(寝かせて)そこでミルクをあげるようにしました。
「朝ごはんだよ」って話しかけて、毎朝同じ時間に椅子に座る習慣を作って、それから離乳食をスタートさせたんです。
私は、「慣れさせる」ということをとても大切にしているので、何かをスタートするときは、いつもそうしています。
ー離乳食スタート後は、すぐに食べてくれましたか?
すごくよく食べてくれました! 好き嫌いせずに、なんでも食べてくれるからありがたかったです。
私はあまり料理が得意じゃないので、離乳食初期は味付けをしないからモリモリ食べてくれて本当に嬉しかった(笑)。
もう少し大きくなって「ママ美味しい物が食べたい!」と言われるようになるまで、なんとか料理の腕を磨かなきゃ! と只今奮闘中です。
私の夢は、子どもがお料理好きに育ってくれて、私に美味しい料理を作ってくれること。「ママ、私がご飯作ってあげるね」なんて言われてみたい(笑)。
ー離乳食は手作りですか?
はい! お料理は苦手だけど、妊娠してからは、苦手なりにするようになったので、前よりはレシピも増えたよ!
娘には、できるだけレトルトはあげたくないのでがんばっています。
離乳食のレシピは、母に教えてもらったり、ママ友の藤本美貴ちゃんに教えてもらったりもしたよ!
ーお料理が苦手でも、手作りにこだわる理由は?
私ね、20代前半のときに保育園で2年以上アルバイトをしていたことがあるんです。
朝、登園して来た子どもたちに「朝ごはんは何を食べてきたの?」とか「昨日のご飯は何でしたか?」と聞くと、子どもたちは食べたものをちゃんと教えてくれるのね。
娘も保育園に行くようになって、先生に質問されたときに、「昨日の夕飯はお弁当だったよ!」とか「出前のピザだった!」なんて毎日言われたら恥ずかしいじゃない!? (笑)。
そういう経験をしているから、子どもにはちゃんとした食事を与えてあげなくちゃいけないという意識があるんだと思います。保育園での仕事を経験させてもらえたことは、今子育てをしていく上ですごく生きているので感謝です。
次回もお楽しみに!
取材、文・上原かほり 撮影・chiai