<お出かけの知恵>2歳の子どもと新幹線で帰省。どの時間帯に乗車するのがベスト?ぐずらないコツは?
小さな子どもを連れて電車やバスなどの公共交通機関を利用することはありますか? 少しの時間なら静かにお行儀良く過ごせる子でも、数時間かかるとなれば、おとなしく過ごせない場合があるかもしれません。ママスタコミュニティには2歳のお子さんのママから、新幹線に乗る時間帯について相談がありました。
『2歳の子で、いつもお昼寝は午後に2、3時間しています。新幹線で帰省したいのですが、乗る時間帯はお昼寝の時間に合わせますか? それとも朝一番の時間にしますか?』
投稿者さんは、これまでも新幹線で帰省してきたそう。お子さんが1歳の頃は、午前午後と両方でお昼寝をしていたので、午前中に新幹線に乗っていたとのこと。しかし前回、同じように午前中に乗ったら、全く寝てくれず大変だったそうです。この投稿に同世代のお子さんを持つママや、先輩ママたちからはさまざまなアドバイスが寄せられました。
新幹線で過ごすベストタイムはいつ?
どの時間帯に乗っても寝てくれる子もいるかもしれませんが、ママたちには「うちは、いつもこの時間」というベストタイムがあるようです。
やっぱりお昼寝タイムに乗るのが最強
『都合がつくならお昼寝に合わせる』
『新幹線に乗る数十分前にお昼寝に入るとラクだよ』
『昼寝に合わせる。新幹線の出発時間の少し前に駅に着くように行く。着いたら他の新幹線を見たり、オヤツを買ったりしてから乗車』
公共の場で子どもを静かに過ごさせるには、やはり寝てもらうのが最強かもしれませんね。乗り物の振動が心地よく感じスッと寝てくれたら、他のお客さんに迷惑をかける心配はなくなります。ママもホッとしてくつろげるのではないでしょうか。そしてこのタイミングでしっかりと寝てくれれば、実家に着くころは元気な姿を祖父母に見せてくれそうです。
朝イチは、ご機嫌な旅を楽しめる
『こういうときに限って昼寝してくれなさそう。朝イチ、もしくは午前中だな』
『新幹線だとグズったときが怖いよね。機嫌のいい朝に行く』
『興奮してうまくお昼寝できなくてグズグズになりそう。朝イチかな』
朝イチを推すママたちは「子どもはお昼寝しないかも」と考えているようです。子どもは普段と違うことが起きると、テンションが上がってしまいお昼寝ができず、機嫌が悪くなってしまう場合がありますよね。そうなってしまうと静かにさせるのは至難の業。それならずっと起きている前提で、機嫌の良い午前中に新幹線に乗った方が良いとアドバイスしてくれました。しかし朝イチの新幹線は、出張や長距離通勤などの会社員が寝ていると指摘するママもいます。他のお客さんの様子によっては、子どもを静かに過ごさせる工夫が必要かもしれませんね。
お昼を挟んだ前後の時間
最後に紹介するのは、お昼寝時間でも朝イチでもない3つ目の時間帯を勧めるコメントです。
『お昼のちょっと前の時間に乗る。お弁当を食べさせて、おやつ、お昼寝で3時間。ラクだったよ』
『うちの子は新幹線や飛行機では寝ない。朝イチだと新幹線の駅に行くまでが混む。だから正午前後だったよ』
お昼を挟んだ前後の時間帯を推すママたち。新幹線に乗ってしばらくは、子どもが起きていると考えているようです。起きているなら遊んだり食事をしたりして過ごせば、3時間はあっという間に過ぎてしまうかもしれないですね。またこの時間帯に乗っているお客さんは旅行を楽しむ熟年層などが多く、少しくらい子どもが騒いでも大目にみてくれたと経験談からアドバイスするママもいました。
長時間幼い子どもを連れて新幹線を利用するママたちから寄せられたベストな時間帯。オススメされた3つの時間帯はどれもお子さんの様子を熟知しているママだからわかる、オススメの理由がありますね。そのなかで、どの時間帯が良いかは、お子さんの普段の様子をふまえて決めると良いのではないでしょうか。
子どもと過ごす新幹線の車内、ここをチェック!
今回の投稿に寄せられたコメントには、オススメの乗車時間以外にも、旅をより快適に過ごすための工夫が寄せられました。
座席はトイレの近くを選ぶ
『車両の最前列か最後列を指定で取る。少しでもグズったら、すぐにデッキに出られるし、トイレにも行きやすい』
『多目的トイレの近くの座席は、ほかの小さい子連れのお客さんがいるから多少グズっても大丈夫』
JR各社のホームページには、座席番号の他にも車両ごとのトイレやゴミ箱などの位置も記載されています。指定席を取るときにチェックしておくといいですね。
持っていくもの
『うちは目新しいものをカバンに隠しておいて、退屈したら次々出したよ。シールブック、トミカ、小さい絵本とかね。とにかく親は遊び続ける覚悟で準備万端に。寝てくれることを期待すると心が折れる』
『スマホ、タブレット、イヤホン。おやつ、ジュース。仕掛け絵本、お気に入りの人形なんかを持って完全装備』
子どもが寝ても寝なくても3時間の車中を、騒がずに過ごせるよう準備しておくのは必須でしょう。子どもが楽しく過ごせるもので、音がうるさくない点がポイントですね。
多目的室の場所も念のためチェック
この他に新幹線には、路線や車両によって「多目的室」という身体の不自由な方が優先して使える個室があります。この多目的室は基本は予約制のようですが、空いているときなら小さな子ども連れの人も授乳などにも利用できるそう。筆者は子どもを連れて新幹線で帰省したことが何度もあり、多目的室で授乳したり子どもを寝かしつけたりしたことがありました。ただ多目的室は基本、身体の不自由な方、その他事情のある人のための個室。はじめからアテにして乗るわけにはいきませんが、もしものときに空いていればお借りできるので、場所をチェックしておくと便利ですよ。
快適な新幹線の旅を楽しんで
おさない子どもが、同じ場所に座って静かに過ごすのは、決して簡単なことではないでしょう。投稿者さんに寄せられたアドバイスは、ママたちの工夫と周囲への配慮が感じられるものばかりでした。寄せられたアドバイスで、快適な新幹線の旅ができるといいですね。そしてわが子が成長したころには、子連れ旅で苦労している若いママがいたら、温かく見守れる先輩ママになっていたいですね。
文・間宮陽子 編集・Natsu イラスト・Ponko
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