<無趣味ママの老後>子育て終わったら何をしたい?何の楽しみもない人はどうやって趣味を見つけるの?
子育ての終わりが見えてくると、セカンドライフをどう過ごすか真剣に考え始めるママも多いのではないでしょうか。とくに子育てが生きがいだったママは、子どもが巣立った後の人生をどう過ごすかは、重要な課題になっているようです。
『最近子育ても一段落してきて、ふとこの先のことを考えたら「何のために生きていくんだろう」って思ってしまった。みんなは子育て終わったら何をして過ごすの? 生きがいとかある? 私は今のままだと特にないからヤバい。なんか楽しみ見つけなきゃだめだよね』
ママスタコミュニティに寄せられたあるママの投稿です。投稿者さんは子育てが一段落したばかりで、なんとなく鬱々とした生活を送っているようですね。子育て終了後に、他のママたちがどんなことをしたいのか気になって投稿したようです。他のママたちはどうでしょうか。ママたちの声を紹介します。
子育て終了後に抜け殻になったママたちから続々と
『社会人になって、本人は本人の世界があって親子関係も距離感でてきた。今までは、専業で子育てに無我夢中でやってきたから何もない。趣味や特技があればいいけどそれもない。旦那とも不仲だから、一緒に楽しむとかも考えられない。体力も気力も昔とは違うから仕事もできるかどうか』
『私もそんな感じ。習い事的な趣味特技がなくてね。スポーツ観戦、ライブが好きで行きまくりなんて思っていたのだけど、アーティストの方は徐々に冷め始めていてそんなときに感染症が流行してどうでも良くなってしまった。体力も落ちて明るい未来が見えない』
『抜け殻になる。子どものことで頭がいっぱい。「もっとああすればよかった」とたくさん後悔すると思う。まだ手離れてないけど、今も後悔していることがたくさんある。趣味もないし友達もいない。子どもに依存してしまいそう。どうしたら生きがい見つかるのかな?』
投稿者さん同様、子育て終了後の未来に展望を抱けていないママたちから共感の声が寄せられました。すでに子どもが社会人になって抜け殻になっているママや子育て終了後の近い未来を憂うママもいました。みなさん、特段趣味がないため、どう過ごしてよいかわからず、悩まれていますね。
旦那と出かけて夫婦生活を満喫したい
『友達と泊まりで旅行とか、1人でフラフラ好きなように出かけたり、たまには旦那と出かけたりしたいかな(笑)。できるなら習い事もしたい。お金があれば』
『旦那とデートしたい! 二人で行きたいところ考えて、出掛けたいな。今は、小学生と幼稚園で、一番夫婦で出かけられないから』
一方、セカンドライフをいろいろ想像し、楽しみにしているママもいました。こちらのママたちは旦那さんと夫婦水入らずの暮らしを楽しみたいようです。旦那さんとの時間を楽しみにしているなんて、夫婦仲が良い証拠ですよね。なかには羨ましいと感じる人もいるでしょう。とくに子どもが小さいママが旦那さんとの生活を楽しみにしているように見受けられました。子育て真っ只中だと、新婚当初の旦那さんとのラブラブ生活に戻りたいと感じる人は多いのかもしれません。
旅行、趣味三昧の生活をして過ごしたい
『趣味を拡充したい。読書と登山、旅行が趣味。登山は泊まりでないと行けない山に行きたい』
『自分は趣味程度のハンドメイド販売。旦那は家庭菜園。ガッツリそれで儲けようとかトクしようとかじゃなく、少し難しいくらいのやりがいある難易度で、ゆるく長く楽しめるものがいいと思います』
『子どもはすでに社会人。趣味が多くて楽しいよー釣り、バイク、バード(虫も)ウォッチングなどやっている。体を壊さずいつまでできるかなーってそんな不安はある』
旅行や趣味三昧の生活を楽しみたいママからも複数声が寄せられました。なかにはすでに子育て終了したママからも寄せられ、趣味三昧の暮らしを報告してくれています。趣味の多いママにとってはセカンドライフは夢のような暮らしができるのかもしれません。ただし、そのためには貯蓄も必要。趣味を満喫するために、「仕事をがんばっている」「貯金している」といった声もちらほらあったので、趣味に生きるためにはある程度の努力も必要のようです。
堅実派のママは老後資金のために仕事する!?
『老後のために働く。働かずに何をして過ごそうか考えられるくらい余裕あるの羨ましい』
『今は、今後の学費で不安。その後は老後の費用で不安。ずっとお金のことで悩みながら生きていくんだろうな』
『少しでもお金に余裕ほしいから働くよ。孫に小遣い渡せるおばあちゃんになりたい。それに働いてる人の方が若くて元気。実母は定年退職後はずっと自宅、義母は商売しているから80過ぎても現役、実母より9歳年上の義母の方が若く見える』
『趣味も時間とお金かけていろいろやりたいが、現実は親の介護や老後資金貯めるのに必死なのかもな』
セカンドライフにこれまで我慢してきた理想の暮らしを願うものの、現実は「老後資金を貯めるために仕事を続け、親の介護などで忙しくしているだろう」と予想するママもいました。たしかに人生100年時代は、子育て終了後も仕事をし続ける必要があるかもしれません。子育てから解放されても現実の生活はそう甘くはないのかもしれませんね。ただ、働き続けることで社会との接点ができ、若く元気でいられるといった声も寄せられていたので、そう悪いことばかりではなさそうです。
子育て終了後の生活に不安を抱えるママは、いっそのこと新しい仕事を始めたりボランティアをしたりしてみてはいかがでしょうか。社会とのつながりのなかで自分の生きる道が見つかるかもしれません。たとえば自治体のボランティアはインターネットで検索できますし、国が運営するハローワーク(公共職業安定所)に出向いて仕事がないか行動しても良いかもしれません。不安に駆られたときほど、一人で悩まず行動してみると良さそうです。そうすれば新しい道が拓けるかもしれませんよ。
文・安藤永遠 編集・横内みか イラスト・Ponko
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