<子どもの希望?親の願望?>中学受験をするべきかどうするか悩んでいます。みんなの決め手を教えて!
学年があがると中学受験ヘ向けて頑張っているご家庭も増えていくかもしれませんね。中学受験に興味があるものの、今ひとつ決め手がなく悩んでいるママたちもいるようで……。
『公立小学校に通っている高学年のわが子。中学受験をしたいと口では言うが、「面接や作文をプラスしなくてはいけないよ」と言うと渋り、夏期講習等も行きませんでした。普段は学習塾に通って5教科を取ってはいるので、受験は程遠い話ではないです。私としては地元の中学校へ行って、高校受験で頑張ればいいのではと思ってしまうのですが……。実際に中学受験するご家庭は、子どもが本気で行きたいのでしょうか。それとも親の勧めですか?』
こちらはママスタコミュニティに寄せられたあるママのお悩みです。投稿者さんは地方在住。通学時間を考えると受験校の選択肢は少なく、偏差値60以上の学校へ受験をするか、地元の公立中学校へ行くかどうかの2択で迷っているようです。お子さんが中学受験にやる気になってくれれば話は早いですが、そうではなさそうですね。
中学受験を決めたご家庭では、どなたの意向が大きかったのでしょうか? ママたちの声を紹介します。
周囲の環境やお友だちの影響
『うちは地元の中学が学級崩壊、学年も崩壊しているので中学受験しかない。越境先もあまり評判がよくない。母子ともに自然と中学受験に向いた感じ』
『まわりの仲良い友達ほとんどが中学受験するから、その影響を受けたんだと思う』
周囲の環境やお友だちの影響などで、自然と中学受験に向いていったと話すママたち。その声を聞いてみると、どうやら「身近に中学受験をする子が多かった」と「地元の中学の環境が良くなかった」の2通りがあるようですね。しかし受験をすると決めた以上、お子さん自身の意思がないと難しいでしょう。また動機が不十分だと途中で挫折する可能性もありますよね。中学受験の合格をめざすのであれば、子どものやる気をどう引き出すかが大切なのかもしれません。きっかけがまわりからの影響だとしても、わが子タイプを見極め、親が乗せていく必要がありそうですね。
子どもの性格を考慮し親が決定
『うちは私が決めました。子どもはそのままレールに乗ってくれました』
『私自身が中学受験をすることが当たり前の環境で育ちました。なので子どもも自然と中学受験に向けて行動しました』
『「地元の中学で、もまれて成長すればいい」と以前は思っていました。しかし子どもは置かれている環境に良くも悪くも影響を受けるので、子どものためにも中学受験させたいと真剣に考えるようになりました。子どもは今のことしか考えていませんし、費用も親持ちですから、親が決めてしまってもよいと考えています。高校受験だったら、子どもの意志に任せますけどね』
親が中学受験を決めた家庭もありました。決め手として、客観的に子どもの性格に合うかどうかで決めたと話してくれたママも。意思が強く自分のペースを作ることができる子どもであれば、まわりに左右されずにすむかもしれません。しかしまわりに左右されやすい子どもの場合は、子どもに合った環境で学ぶ方が良いといった判断もできるのでしょう。子どもの性格から見極めるのは、中学受験のひとつの決め手になりそうです。
子どもの意思を尊重する
『わが子は勉強好きだけど、ノートをとらないタイプ。公立の中学へいっても内申点がとれないだろうから本人が中学受験をしたがりました』
『6年生のときに子どもと相談して決めた。中学校がどんなところなのか、中学受験と高校受験の違い、大学進学から就職のことまで話してから。子どもがどうしたいかを第一優先にして決めたよ』
子どもの意思で中学受験を決めた家庭もあるようです。子どもと将来の話をする時間を作り、そのうえで意思決定させたママもいました。親がある程度情報収集してから親子で相談し、最終的に子どもに決めさせるといいかもしれませんね。
『うちは4年生で子どもが宣言して塾に行き始めたよ。なりたい職業が見つかったから最短距離を一緒に考えて受験することにしたみたい』
なかには進路ではなく、なりたい職業をベースに意思決定をした子もいました。この方法は目標が明確でいい選択ですよね。なりたい自分がはっきりしている子ども、中学受験をする必要性にピンときていない子は、将来から逆算して決めるのもいいのではないでしょうか。
中学受験をするかどうかを、子どもの性格を見極めて決めた人もいれば、子どもの意思を尊重して後押しした人、周囲の環境から自然に決めた人がいました。進路を決める場合は子どもの性格上どちらが良いか、まずは夫婦での話し合いをしておくと安心ですね。その際、中学受験をする場合としない場合のメリット・デメリットを書き出してみてはどうでしょう。子どもの意思を尊重しつつ、夫婦で話し合った内容を子どもに提示する。そうすることで家族みんなの気持ちを合わせることができるでしょうし、中学受験をするべきかどうかの判断もつきやすくなるのではないでしょうか。
文・安藤永遠 編集・荻野実紀子 イラスト・Ponko
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