<生後7カ月のわが子>離乳食が全然進まない。「食べることを理解していない」嘆くママへのアドバイス
この世に誕生してから、母乳やミルクを飲んでたくさんお昼寝をして、順調にスクスクと育っていく赤ちゃん。生後半年ほどが経って、「このままなんの問題もなく大きくなるかな」と思っていた矢先に始まるのが離乳食です。赤ちゃんが離乳食を食べてくれない悩みは多く、ときには精神的に疲弊してしまうママも少なくありません。ママスタコミュニティにも、もうすぐ生後7カ月になるお子さんの離乳食に悩む投稿者さんからこんな投稿が寄せられました。
『お粥や野菜や魚など試しましたが、そもそも集中しないし、食べるってこと自体、理解していない感じ。口に入れるけどアムアムしないから出てきちゃう。途中のけぞったり顔を避けたり。母乳をほしがり、そのまま寝てしまいます。ハイハイもするからお腹空くかなと期待していたけど、そもそも食べるとか一生しなさそう。わかってないのかな? 生きる上で食べるってことを』
投稿者さんは生後6カ月から離乳食をスタートしたとのことで、まだ1カ月弱しか経っていないため、リズムが掴めていないのはある意味で当然のこととも言えます。しかし初めての子育てで不安も多い中、お子さんは全然食べてくれないという投稿者さん。これから離乳食をどのように進めていけばいいのかと悩んでいます。この悩みに対して先輩ママからはさまざまなアドバイスがありました。
「離乳食が進まないなんてある?」→「あるある!」「うちもそうだった!」
『あるある。うちの下の子は2歳半まで母乳でほぼ栄養摂ってたよ。食べないし食べても嘘みたいに吐くし、その後もすごい偏食だった』
『うちの子3ヶ月半ほとんどまともに食べなかったよ。病んだわー』
投稿者さんは一人目の育児に奮闘中ということで、赤ちゃんは離乳食をバクバクとしっかり食べてくれるはず、と思っていたのかもしれません。そのため「離乳食進まないことなんてある?」と疑問に感じています。しかしママたちからは「進まないなんてあるある! うちも全然食べなかったよ!」という共感と励ましの声で溢れていました。ちゃんと食べられるようになったのは1歳を過ぎてから、2歳半までほぼ母乳だった、数カ月は離乳食を食べてくれなかったなど、たくさんの「うちも離乳食全然食べなかった」エピソードの数々。こうした先輩ママたちのコメントを見ると、投稿者さんも「うちだけじゃないんだ」と少し安心できるかもしれませんね。
『家族でご飯食べてるときに一緒に座らせてみると、よだれ垂らして食べたくなるかも。焦らないで』
『そもそもまだ興味が薄いなら、親が美味しそうに食べる顔とか見せるんだよ』
離乳食をなかなか食べてくれない理由は、いろいろと考えられます。そもそもお腹が空いていない、味が苦手、まだ食に興味がないなどなど。理由がわかることもあればわからないこともあるので、まずは食べさせることよりも「家族で食卓を囲む」ということから始めてみてもいいでしょう。ママやパパがおいしそうにご飯を食べている様子を見ることで、赤ちゃんも少しずつ「食べてみようかな」という気持ちになっていく可能性もあります。
育児書通りに進まなくても焦らなくていい!
『無理やり口に突っ込んでまで食べさせる必要ってあるのかな。今は食べなくても一生おっぱい飲んでるわけないし、教科書通り進めなくていいと思うよ!』
『大丈夫大丈夫! 焦るな急ぐな! 完璧求めないで! 確実に私より頑張ってるよ』
『私も育児書通り6ヶ月から始めたけど全然食べないから一旦お休みしたよ』
『食べてくれないのに手作りは精神的に堪えるよね。市販のベビーフードで全然OK』
育児書やネットの情報を見ると、一般的には離乳食を始める月齢は5~6カ月とされていることが多いです。そして離乳食の進みに応じて新しい食材を試したり、量や固さを変えていったりと、どんどん次の段階に進むことが書かれているでしょう。そういった情報を鵜呑みにしすぎると、育児書の目安通りに進まないわが子に対し「離乳食が進まなくて発育が遅れてしまうのでは?」と不安になることも。しかしすべての赤ちゃんが育児書通りに離乳食が進むわけではありませんし、赤ちゃんの頃に離乳食をあまり食べなかったからと言って、将来的に何かの病気に罹ったり体が弱くなったりするとは限りません。
子育てを真面目に頑張っているママほど完璧を求めてしまうかもしれませんが、一度休んでママの精神的なゆとりを作ったり、捨てても罪悪感が減るように手作りではなくベビーフードに頼ったり。「食べなくてもいいか」と焦らずに様子を見たりしてもまったく問題ないはずです。投稿者さんも辛いならまずは「十分頑張ってる」と自分を褒めてあげつつ、焦らずにゆったりとした気持ちを持つことが大切なのではないでしょうか。
『初食材のリアクションや遊び食べの姿も本当に一瞬の間だけよ。子どもが大きくなったときに見せるつもりで動画にでも撮っておけばいいかも』
『同じ月齢の子の親のインスタとか見て自分の子と比べないであげてね』
またスプーンを口にもっていっても「プイ」とそっぽを向く赤ちゃんの様子を動画に撮っておく、という方法を勧めるママもいました。これは筆者も「撮影しておけばよかった!」と後悔していることの一つです。離乳食の時期はとにかく食べてもらうことに必死になりすぎて、そのときの子どもの可愛らしさと向き合うことをすっかり忘れていたのです。エプロンや手をぐちゃぐちゃにして遊んでいたり全然食べてくれなかったりする様子は、とても貴重な場面。ママが子育てを頑張っていた証でもあるので、投稿者さんもぜひ今の「離乳食を食べない瞬間」を動画や写真に撮って、残しておくといいのではないでしょうか。
またSNSなどでよく見る「栄養バランスの整った離乳食」や「モグモグと離乳食を食べている赤ちゃん」などの投稿を見てしまうと、どうしてもわが家と比較して焦ってしまいます。そうした投稿は精神的に辛いときには見るのを控えたり、見たとしても「うちはうちのペースで大丈夫」と自分を肯定してあげたりしてほしいですね。
離乳食=母乳やミルク以外の食べ物があることを学ぶ時期!
『「離乳食」だからねー。まだお子さん本人も手探りの状態だよ』
『今はまだ「食べることの重要性云々」の前段階。この世には乳以外の食べ物があるってことを学んでいる最中だからね』
『今は離乳食から栄養摂る時期ではないし、母乳以外の食べ物がたくさんあることを教えてあげているだけなので、そんなにすぐ食べなくても心配しなくていいと思います』
母乳やミルク、離乳食、完了食、大人と同じ食事と、段階を踏んで順調に食べてくれるようになれば、たしかに理想的です。しかしよく考えてみると離乳食は、ついこの間まで数カ月間も母乳やミルクしか飲んでいなかった赤ちゃんが、いきなり食べさせられる固形物でもあります。そう捉えてみると、離乳食をなかなか食べられなくても不思議なことではありません。「離乳食は食べ物を知る段階だから、モグモグ食べなくても心配ないよ!」とのエールもありました。赤ちゃん本人もお粥や野菜、魚を口に入れたり歯茎で潰したりするのは人生で初体験のこと。面と向かって食べさせているママがイライラしてしまっては、赤ちゃんも楽しく離乳食に向き合うことは難しいでしょう。まずはママ自身が「この時期は食べなくても大丈夫」とゆったりとした気持ちを持って、ベビーフードを利用したり一旦お休みしたりして、できることを続けていけばいいのではないでしょうか。
文・AKI 編集・みやび イラスト・善哉あん
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