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いずれやってくるわが子の反抗期、どう乗り越える?【松本利夫さん、EXILE ÜSAさん、EXILE MAKIDAIさん・第6回】

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子育ての悩みはいくつになっても尽きないもの。なかでも大きな山となるのが子どもの反抗期。親子の会話が少なくなりがちな時期ですが、子どもが幼いときからの接し方で変わってくる可能性があります。現在6歳のお子さんのパパである松本利夫さん、3歳の子のパパであるEXILE ÜSAさん、1歳のお子さんのパパであるEXILE MAKIDAIさんたちは、いずれくるわが子の反抗期について、どう考えているのでしょうか。

親子で楽しみながら小学校受験にチャレンジ

――お子さんがチャレンジしていることはありますか?

松本利夫さん(以下、松本):息子が今チャレンジしていることのひとつに、小学校受験があります。小学校からの一貫校を受験することによって、受験が妨げとなることなく、やりたいことに集中できる環境を早いうちにつくってあげたいと思っています。息子も「将来やりたいことができたら全力投球したいから、今がんばって勉強する」と言い、親子で一緒に取り組んでいます。

受験と聞くと堅苦しく聞こえるかもしれませんが、親子で一緒に勉強するのは意外と楽しいですよ! たとえば、図形の問題があり、展開図の形を予想する問題では、息子と一緒にサイコロ型の箱を作って、実際の問題と同じようになるか展開して「これは思っていたのと違う」、「あー! わかった」と言い合っています。そんな時間がとても楽しいですね。

――親子で楽しみながらチャレンジできるのはいいですね!

EXILE MAKIDAIさん(以下、MAKIDAI):息子にとっては、毎日がチャレンジの連続だと思います。たとえば、道を歩いていて転んでしまったとき。これまでだったらパパかママが手を差し伸べてくれて「大丈夫?」と言ってくれたけど、今は自分で立ち上がって手をパンパンと払う。
僕もこれまでは「大丈夫?」と手を差し伸べていましたが、今は「自分でできるんじゃない? やってみたら?」と声をかけるようにしています。小さなチャレンジの積み重ねが、後々大きなことにチャレンジする力になるのかなと思います。

EXILE ÜSAさん(以下、ÜSA):うちの子は好奇心旺盛なんですけど、めちゃめちゃビビリなんですよ。たとえば海に行ったとき、砂浜の砂が足につくのが嫌、水の中に足を入れるのも怖い。小さな橋を渡るのも怖がります。
でも、自分が先に海の水に足をつけたり、橋を先に渡ったりして「楽しいよ」と言ってあげると、息子も「あ、これは楽しいことなんだ!」と、チャレンジしようとするんですよね。なんでもかんでも大人が先にやる必要はないけど、恐怖心をなくしてあげることでチャレンジしやすくなるかなと思っています。

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もしも子どもが反抗期を迎えたら?

――将来、息子さんたちが反抗期を迎えたら、どう対処しますか?

松本:今はまだわからないですね。反抗期がどのような感じで来るのかわからないんです。いろいろ考えることもありますが、やっぱり子どもと一緒にいる時間を大切にしていることが大事なんじゃないかな。

MAKIDAI:うちもまだ小さいのでこの先はどうなるかわかりません。ただ反抗期がきたときのために、いまのうちにいろいろな人から子育ての話を聞いて「こんな感じになるのかな」という心づもりをしておきたいなと。

ÜSA:成長期は、ホルモンのバランスが変わって、そのイライラが表に出ちゃうこともあるから、それが自然かなと思うんです。自分も中学生の頃、反抗期に悪いことをしてしまったこともあります。本当に悪いことをしてしまったとき、父ちゃんはどうしていたかというと……そこでめちゃくちゃブチ切れるわけではなく、家族が寝静まった後、自分1人だけ父ちゃんに呼び出されてじっくり話したんですよ。

なぜ自分がした行為がいけないか、どうしたらよかったのかなどをちゃんと話してくれて。その後ちょっと罰ゲームというか禊(みそぎ)のようなことが課され、「それはやれよ」と言われました。過酷な夏休みを過ごした記憶があります。そのときの父親の姿というのは、今後、自分が親の立場になったらきっと生きてくるんじゃないかなと思います。

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普段から子どもと向き合うことを大切に

――もしも息子さんがいけないことをしたらどうしますか?
松本:まずは息子と話し合います。今、息子とはめちゃくちゃ仲良しなんですよ。息子のことは、自分の子どもではあるけれど、同時に1人の男の子というか、人として接しています。たとえば息子がやったことでだめなことがあれば、なぜそれがだめだったのか、どうするべきだったのかということをちゃんと話して伝えるんです。そうすると息子ももう一度、自分のしたことや言ったことに対して考え直すんです。それで「たしかにいけないことだった」と自分で反省していたりします。

子どもの反抗期に限らず、自分たち大人でも調子がいいとき、悪いときがありますよね。思春期はホルモンバランスが崩れやすいのかもしれないので、余計にイライラしたり言い合いになったりすることもあって当然かなと思うんです。反抗期だから特別何かをするということはなく、それよりも普段からしっかり息子と話し合うことを、これからも大切にしたいですね。

(編集後記)
「子どもの話を聞く」。一見、簡単そうに思えるものの、1日を振り返ってみると「あとでね」と言ってしまうことも多いのではないでしょうか。今から子どもの話を聞き、お互いの考えを伝える習慣をつけておくと、反抗期をはじめさまざまな問題が出てきたときも親子でしっかり向き合えそうですね。

取材、文・長瀬由利子 編集・山内ウェンディ

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