<家族の犠牲>【後編】子育て卒業後に旦那だけ働くのは公平じゃない?今見直したい仕事と家事の分担
前回からの続き。子どもが大学生になったことで「子育てが終わったのだから働け」と言う旦那さんに対し、「今まで家族の犠牲になってきたのだから、働かずに趣味を楽しみたい」と反論する相談者さん。相談者さんの話す“家族の犠牲”という言葉に、「犠牲となってきたのは相談者さんだけでないのでは?」と反論の声が集まりました。これまで自分が頑張ってきたご褒美として、ある程度のお休みの時間をとるのは悪いことではありません。しかし旦那さんのお仕事の負担は変わらないまま。犠牲という言葉を使うなら、旦那さんも同じでは? 相談者さんも働いてもいいのでは? というのが、このトピックの多数派でした。
さてママたちからは、旦那さんの言うとおり働くことで、相談者さんが直面するかもしれない問題を心配する声も寄せられています。
仕事を始めるにしても、旦那さんとの家事分担が大事!
もし相談者さんが旦那さんの「働いてほしい」という言葉に応じて働いたとき、相談者さんと旦那さんが家の中でする仕事の配分はどうなるのでしょうか。ママたちからは、「相談者さんも旦那さんも働くのなら、家の中にある仕事の配分も少しずつ変えていかないと大変だよ」と心配する声がありました。
『旦那が言うなら、面倒臭いけど多少働いてみたら? 「俺ばかり」と恨まれるのは嫌だし。その分、旦那に必ず少し家事やらせた上でね。これ重要』
『「私が働きに行っているときは、家事もしないから家の中(特にトイレ)汚すなよって言っておやりなさい』
旦那さんだって、きっと自分が働いたお金の何割かはお小遣いにしているでしょう。そう考えれば、相談者さんが同じようにお給料の何割かを自分の趣味に充てたとしても、何ら問題はないでしょう。しかし外に働きに出るということは、家ですごす時間が減るということになります。
そう考えると、まず旦那さんには「家事や子育てを協力してもらうからこそ働きに出られる」ということを理解してもらわなければなりません。そうしなければ相談者さんの負担が増すばかり。働くかどうかだけでなく、どのくらい働くのか、家事はどのくらい旦那さんに対応してもらうのかなどあらかじめ話し合っておくと、お互いの意見をすり合わせてから新しい生活をスタートできるはずですよ。
お金はたくさんあっても困らない!
相談者さんは「働きに出たくない」と言いますが、相談者さんがやりたいことのためにもお金は必要です。働きに出れば自分の時間が減ってしまうのは確かですが、誰にも罪悪感をもつことなく自分のお金で趣味を楽しむのは、気分がいいものなのではないでしょうか。
『自分のためにと思って働いてみたら。好きなことをするためにと思ってさ』
『大学だと費用掛かるし、働きなよ』
『旦那ごもっとも、大した蓄えもないまま老後迎えるわけ?』
『私の母は……子どもたちが就職するまで専業主婦だった。3人の子どもが家を出てから父と2人。暇ができて「私も自分のお小遣いのためにパートをしようかな」って相談された。反対はなかった。それでもずっと専業だったので、家が気になるらしく、週2のみ数時間だけ。それでも自分のお小遣いがあることに毎日楽しそうだよ』
お金はいくらあっても足りないもの。これからかかるであろう子どもの大学費用もありますし、2人の老後のためにも多く用意しておきたいものですよね。今は、「家族の犠牲になってきた」という思いが相談者さんの考えを意固地にしてしまっているかもしれません。しかし相談者さんが働くことは。相談者さん自身にとってもきっとプラスになるはずです。一方で旦那さんのほうも、相談者さんが働きに出ることで起きる家事の負担まで考えきれていない可能性があります。そんなメリットとデメリットを互いに見直しながら、2人が納得できるよう話し合いをしてみてくださいね。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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