<中高生は忙しい>【前編】中高生の子どもにお手伝いをさせていますか?やっていないままでもいいの?
子どもの年齢があがるにつれ、家庭内でのお手伝いについて考える機会も増えてくるのではないでしょうか。お子さんに家事を手伝ってもらえると助かると思うママもいるかもしれませんね。しかし実際のところ、中高生のお子さんをもつご家庭では、わが子にどれぐらいお手伝いをしてもらっているのでしょう。
『中学生と高校生の子どもがいるママ友さんと、子どものお手伝いの話になった。ママ友の家は夫婦共働きだから、子どもたちにお風呂掃除や食器洗い、掃除機かけや洗濯物を干したり畳んだりまですべてやってもらっているのだとか。
それを聞いてうちの子には何も手伝いをさせていないなと気づき、このままでいいのかなと気になりました。うちの子は、料理は進んでやるから一緒に作ることはあります。でもそれ以外は、夏・冬休みにお風呂掃除をしてもらうぐらいしかしたことがない。このままでは家事ができない大人になってしまう?
皆さんはお子さんにどれくらいお手伝いをさせていますか?』
よそのお子さんが、家のことをたくさん手伝っているという話を聞いた投稿者さん。同世代のわが子にも、もっとお手伝いをさせたほうがいいのかとママスタコミュニティに質問を投げかけてくれました。
きっと、ママが楽をしたいからという理由だけで手伝って欲しいわけではないんですよね。子どもの将来を考えると、お手伝いをさせて家事ができるようになっておいたほうがいいと考えたのでしょう。
投稿者さんの問いかけに、ママたちはどのような反応を見せるのでしょう。
あまり手伝いをさせていないという声が目立つ
『中1だけど何もさせていない。子どももいろいろ大変だし、私がすべてやってしまう。このままだと将来やばいのかな』
『将来イヤでもやらなきゃいけない日がくるんだから、今から強制的にはやらなくていいと思ってしまう甘い私』
投稿者さんの問いかけに対し、ママたちから寄せられた声を見ると、ママの方から積極的に手伝いをさせようとはしていないという声が目立ちました。
積極的にお手伝いをさせない理由
100%お手伝いをさせていないという声もあれば、少しだけお手伝いをしてもらうという声も入り交じるなか、相対的に見ると、「積極的には手伝わせていない」という声が多い印象を受けた今回の結果。ママたちが積極的にわが子にお手伝いをさせない理由について見てみましょう。
子どもが忙しくてお手伝いどころじゃない
『部活と塾であまり時間に余裕がないからアレコレ手伝わせるのはどうかな~と思って、自分の部屋の掃除と玄関の掃き掃除くらいだけお願いしている』
『子ども2人とも中高時代は部活と塾で家にほとんどいなかったので、手伝いなんてほぼしていない。せいぜい洗ったあとの食器を拭いて片づけるぐらい。小学生の頃はトイレ掃除とか風呂掃除、掃除機かけを頼んでいたけどね』
『学校と部活だけでも疲れてクタクタになっているから、家の手伝いはさせていない。やってもらっていることと言えば、畳んだ洗濯物を自分のスペースに片づけてもらうことぐらいかな』
習い事や塾・部活などで毎日忙しいお子さんも多いですよね。私立の学校に通うお子さんや、公立でも高校生ともなれば公共交通機関を利用して通学しているケースもあります。そうなると帰宅してからお手伝いをする時間が取れないだけでなく、気力・体力的にも厳しそうです。
筆者の子どもも、高校生になってからは電車通学になり、部活のある日は帰宅が20時前になることもありますので、たしかにお手伝いどころではありません。このように子どもたちはとにかく多忙ですから、お手伝いをしてもらいたくても「させられない」という理由があるようです。
子どもにはお手伝いより優先すべきことがある
『ご飯できたら運んでもらっているぐらいだよ。中学生だからお手伝いより勉強して欲しい』
『うちは中学生だけど家の手伝いはさせていない。学生は勉強と部活中心でいいと思っているから。自分の部屋の掃除だけはさせているけど』
子どもが学生としてすごす時間は意外に短いもの。そのような貴重な学生の時間を優先してもらいたいと考え、お手伝いはしなくていいと考える声も寄せられました。
学校生活や部活、課題や宿題など、学生が本来優先すべきことをやるには時間がいくらあっても足りなさそうですよね。家に帰ってきたら、ゆっくり休ませてあげたい、自分の好きなことに時間を使わせてあげたいという親心もあるのかもしれません。
お手伝いしてくれない、余計な手間が増えるなど
『小・中学校の頃はいろいろお手伝いをさせていたけど、高校生になってからは自分の食べた食器を洗うぐらい。うちの子、お風呂掃除するにも雑すぎて、私がやった方がいいなと思ったからもある』
『何もお手伝いはさせていない。頼んでも「やだ、めんどい」って言われる』
お手伝いを頼んでも、子どもから拒否されてしまい諦めているママの声もありました。他にはお手伝いをしてもらうほうが逆に手間がかかるケースなどから、子どもへのお手伝い依頼を諦めるケースもあるようです。
強要せず、やってくれたらラッキーぐらいで
『お手伝いはまったくさせたことがないよ。お手伝いなんてしなくていいと思っているから。自分のことだけやってもらっている』
お手伝いをまったくさせないと聞くと、「将来大丈夫?」などと不安に感じるかもしれません。しかしママたちの話をよく見ていると、お手伝いをムリにさせることはないけれど、自分のことは自分でやってもらっているんですよね。
自分の部屋の掃除は自分でするとか、畳んである洗濯物は各自で片づけるとか。些細なことに聞こえるかもしれませんが、自分のことは自分でさせていれば、「お手伝いをもっとさせるべき?」と悩むこともないのかもしれませんね。
ご家庭ごとに、お手伝いをさせるのかさせないのか、何をどれぐらいやらせるのかなどは異なると思いますので、正解は1つではなさそうです。しかしどちらにせよ、無理強いすることなく「やってくれたらラッキー」程度に思っておいたほうが、子どもも親もストレスが軽減されていいかもしれませんね。
「もう少しお手伝いさせた方がいい?」とお悩みであれば、お手伝いよりも、自分のことを自分でできるようにサポートしてみてはいかがでしょう。自分のことを自分でしてくれるだけでも、十分家の手伝いにつながると思いますよ!
文・櫻宮ヨウ 編集・山内ウェンディ イラスト・Ponko
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