＜嫁姑問題＞【後編】突然険悪になって音信不通だった義母が連絡してきて複雑。悩んで出した答えは？
前回からの続き。相談者さんのもとに理由もわからず険悪になり、疎遠になってしまったお義母さんから電話での連絡があったそうです。末期がんになったことをきっかけに連絡してきているようですが、険悪な仲になったことにショックを受けている相談者さんはどうしたらいいのか悩んでいます。そんな相談者さんに、ママさんたちから「自分だったらこうする！」とさまざまなアドバイスが届いているのでご紹介します。
相手の気持ちよりも、自分が後悔しない方法を選んでみて
ショックを受けながらも、連絡をするべきか悩んでいる相談者さん。自分の気持ちよりも、余命が少ないお義母さんや旦那さんがどうしてほしいのかを考えている心優しい人なのではないでしょうか。もちろん他人を気遣う心は大切。しかし一度、他人の意見は置いておいて、自分はどうしたいのか考えてみると良いのではないでしょうか。
『行動しないで後悔するより行動して後悔する方がまし。悩むなら行動あるのみだと思います』
『末期がんとのことで、あと少しの間、演技でもいいので、優しい自分を演出されてはいかがですか。そのほうが後悔しないと思います』
「お義母さんが可哀想だから」「旦那さんが相談者さんに折れてほしそうだから」「喧嘩していたくらい自分のことが嫌だったのだから」と選択を他人に任せたり、過去のことに囚われ過ぎてしまったりすると、のちのち自分が後悔することにつながってしまいます。まずは自分がどうしたいのか、その答えがきちんとでてから行動をすると、きっと自分にとっても満足のいく結果が出せるはずですよ。
もし連絡を取りたくないのなら、今後のやり取りを旦那さんに任せることもできる
もしも「連絡はとりたくないけれど、末期がんのお義母さんにそんなひどいことはできないの」と悩んでいるのなら、今後の対応の一切を旦那さんにお任せすることもできます。
『普段、義母とは旦那が連絡を取っているんでしょ？ 何かあれば旦那経由で話がくる状態なら、現状維持かな』
『連絡が来たら返事の受け身の姿勢でいいんじゃない？ 頼まれ事はここまではできる。それ以上のことは旦那って明確に線引きしておいた方がいい』
お義母さんを許すか許さないか、今後どんな関係になっていくのか。それは相談者さんが自分で考えて決めて良いことなんですよ。
何が最善か。相談者さんの選択は……
相談者さんはたくさん悩み、お義母さんに対する今後の対応を決定したようです。どんな決定を下したのでしょうか。後日談が書かれています。
『皆様、ありがとうございます。ここで聞いてもらったおかげで、行動に移すことができました。返信があるまでは、こちらからは何もせず旦那に任せようと思います。
自分がどうすべきか、何が最善か正解か、いろいろと考えてしまいましたが、自分がどうしたいかというシンプルな気持ちで動くことができて感謝しています。義母のことは過去のことを思うと好きとまでは言えませんが、嫌いではありませんし放っておけない存在です。残りの時間を、少しでも痛みが和らぎ、穏やかに過ごせることを願います。皆様、本当にありがとうございました』
たしかに険悪な期間はあったのでしょうけれど、それより前にはお世話になった時期もまたあったのでしょう。「好きとまでは言えないけれど、放ってはおけない」と、お義母さんの今までの行動を責めることはせず、無視することもせず、旦那さんに対応を任せることにしたそうです。
嫌なことをされて相手を嫌いになることもあれば、嫌いになりきれないこともあります。相談者さんにとってのお義母さんは、放っておけない存在だったようですね。相談者さんのやさしさで、お義母さんがこれから穏やかに過ごせることを願っています。
文・物江窓香 編集・古川純奈 イラスト・Ponko
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