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【EXILE・MAKIDAIさん・第8回】「大好きなパパやママが応援してくれることは、本当に力強いし励みになる」

「大好きなパパやママが応援してくれることは、子どもにとったら本当に力強いし、励みになる」と語るのは、EXILE・MAKIDAIさん。インタビュー第7回目では、両親の応援があったからこそ頑張れたというお話でしたが、今回、最終回ではMAKIDAIさんが子どもたちを応援する側に。今、夢や目標に向かって頑張っている子どもたちに伝えたいこととは?

高校進学からダンス専門校に通うという選択肢があってもいい

――EXILE・TETSUYAさんが学長を務める「EXPG高等学院」が設立されています。EXILEとしても次世代を担う子どもたちの活動に力を入れていますが、子どもたちに伝えたいことは?

EXILE・MAKIDAIさん(以下、MAKIDAI):自分自身、ダンスであったり音楽であったりエンターテイメントの世界を通してたくさんの夢やエネルギーをいただきました。目標に向かって頑張ることも大事ですが、やっぱりひとりでできることには限界があって、それを突破するためには仲間の存在がすごく大きいんですね。

――「EXPG高等学院」は、ダンスレッスンをしながら高校卒業資格が得られるんですよね。

MAKIDAI:そうです。自分たちの時代は、プロのダンサーになるのも枠が少なく難しかったので、道しるべを作りたいという思いもあって誕生しました。今ここで頑張っているみなさんは、まずはダンサーとしてホールツアーに立って、次はアリーナ、次はドームというように、具体的な目標を掲げて日々努力してるかと思います。
「EXPG高等学院」の生徒に限らず、ダンサーになりたい、エンターテイメントの世界で頑張りたいなど、夢を持って努力している子どもたちを応援していきたいですね。
MAKIDAIさん_写真12

今すぐに変わることはなくても継続すれば道は開ける

――夢を追う途中には大変なこともたくさんあったかと思います。MAKIDAIさんの場合はどうでしたか?

MAKIDAI:数えきれないくらい大変なことがあって、ひとりではどうしようもできないことも多かったですね。自分は17歳のときに高校を中退してダンスの道に進みたいと思ったんです。だけど親からしたらやっぱり諸手を挙げてOKと言うのは難しいと思います。
それで学校を続けることになったんですが、同時にダンスもやめなかった。そしたらダンスから友達の輪が広がっていき、めぐりめぐっていろいろな人とつながることができました。

子どもたちのことでいえば、東日本大震災で被災した子や、感染症の影響で一時的に夢を中断しなければいけなかった子どもたちもいると思います。今、こんな時代だからこそ、夢の持つ力を信じて前進していってほしいですね。

今日これをやって明日すぐになにかが変わるということはないかもしれない。だけど、続けていったら確実に夢に近づけるし、応援してくれる人も増えてきます。また、頑張っている子どもたちを見ることで僕たち大人も勇気をもらえています。仲間を大切にして、思いをひとつにして、頑張って欲しいなと思います。

東京オリンピック聖火ランナーとしては走れなかったけれど……

――MAKIDAIさんは、昨年東京オリンピックの聖火リレーのランナーにも選ばれましたね。お子さんが大きくなったらどのように伝えますか?

MAKIDAI:東京オリンピックでは、コロナ禍ということもあり走ることができませんでした。個人的にはとても残念でしたが、ただ奥さんと息子はトーチリレーを応援してくれていたので、息子がもう少し大きくなったらそのことは伝えたいですね。

東京オリンピックは制限あっての開催となりましたが、スポーツを通して高めあったり競いあったりできて、平和にもつながることだと思います。僕個人としては、聖火リレーのランナーとしてトレーニングしたのに走れなかったっていうのはちょっと残念だなと思いますけどね(笑)。
MAKIDAIさん_写真4

人生で何回最高のハイタッチができるか

――最後に、子どもたちの夢を支えるパパやママに対して一言お願いします。

MAKIDAI:自分も親になって思うんですけど、息子が何かひとつできたときに一緒になって喜べるのは本当に最高だなと思います。子どもからしたら、大好きなパパやママが応援してくれることは本当に力強いし、励みになります。そして何かひとつクリアしたときにみんなでハイタッチをする。そうするとハイタッチするたびに、一緒に喜んでくれる人の存在に感謝できるし、自然と力が湧いてくるんですよね。

最近、息子もハイタッチを覚えてできるようになったんですけど、この「イエーイ」というハイタッチを人生で何回できるかが、大事だと思っています。これからの人生の中で、何回最高のハイタッチをできるか。どんな小さいことでもいいから。何か1個でもできたら「イエーイ」といってハイタッチをする。そういう気持ちでパパとママも、みんなで一緒に子育てを楽しんでいけたらと思います。

(編集後記)
全8回続いたEXILE・MAKIDAIさんのインタビューも今回が最終回。普段、ステージでの活躍とはまったく違う、パパとしての素顔から家族への思いや子育てで奮闘していることなどを語ってくれました。また、今を生きる子どもたちへの思いもたくさん伝えていただきました。EXILEの音楽はもちろんのこと、同じ子育て中のパパとして、これからもいろいろなところでつながっていけたらいいですね。

取材、文・間野由利子 編集・山内ウェンディ

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