<嫁は召使い!?>同居条件「仕事は継続、介護と姪の世話はしない」【第4話まんが:嫁の気持ち】
前回からの続き。これは数年前のエピソード。私の名前はナツミ。敷地内同居をしている義母が、私に仕事を辞めさせ、義姉の介護や幼い姪の世話をさせようとしています。憤った私は、海外単身赴任中の夫・ユウトに電話。「どんな結論になってもナツミの味方」という言葉をもらいました。
私もこの家には愛着がある……設計に関わって、自分たちでお金を出した家だし……それにユウトが「親や姉が心配」って言う気持ちもわかる。ユウトにとっては血の繋がった家族だし……。
わが子たちも義両親にはすごく可愛がってもらっている。それにユウトがこの家に留まりたい、という気持ちも大切にしたいのです……。悩みに悩みぬいた私は、あるひとつの結論を出しました。
実はこの家の経済的な柱はユウトと私。義両親は年金暮らしなので、臨時出費などはすべて私たちに頼りきりだったのです。誰かしらの冠婚葬祭にかかるお金、ご近所とのお付き合いにかかる費用、老朽化した塀の修繕費など、いままでかなりの金額を出してきました。
強く主張したことで義両親から「生意気な嫁」認定をされ、多少気まずくはなりましたが、毎日仕事が忙しくてあまり家にいないので、まあいいとも思っています。
そうこうしているうちに義姉一家が引っ越してきました。たまに玄関先ですれ違うけれど、私は笑顔で軽く挨拶だけして通りすぎる……「関わりませんよ」というスタンスを貫きます。
義姉は「ちょっとくらいは手伝ってよ」と愚痴っているかもしれませんが、約束ですから。ふたりの息子たちは大きくなり、敷地内に祖父母が住んでいることもあって、夜勤のときに預けることなく安心して2人で留守番をさせられるようになりました。私には私の人生があり、やりたいことがあり、叶えたい思いがある。嫁だからといって、義両親や義姉に人生を捧げなくていい。
今回はその思いを貫いた結果、お互いの妥協点を見つけられたような気がします。変わらず敷地内同居だけれど、過度に寄りかからず寄りかかられず、これからもほどよい関係を続けていこうと思います。
原案・ママスタコミュニティ 脚本・大島さくら 作画・まゆか! 編集・横内みか
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