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<結婚スタイルの多様性>「結婚式も新婚旅行もしなかった」でも、幸せ?やっぱり、後悔?

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結納に始まり挙式・披露宴、婚約・結婚指輪、新婚旅行、新居の準備などなど……。ある程度の資金が貯まらないと結婚は難しいと感じるほど、結婚には費用のかかるイメージがあります。とはいえ最近は結婚式などをやらないカップルも、少なくありません。ママスタコミュニティにも「何もやらなかった」という方があげたトピックがありました。

お金がなかった、スピード婚、他人の妨害?やらなかった事情

『結婚式も新婚旅行もしなかった人、いますか? うちはお金がなくて、どちらもしなかった。ダンナも乗り気じゃなかったし。指輪ももらっていない。ダンナと一緒にいるだけで十分』

呼びかけたことでトピックに集まってきたのは、やはり同じように「何もしていない」という方々でした。

『私も夫も、学費は自力。親に仕送りもしていたので余計な出費はできず、何もしていない』

何もしていない理由が経済的な事情、というコメントがありました。親のバックアップを期待できないカップルも、少なからずいそうです。

『うちも入籍のみ。授かり婚で、「産んで落ち着いてから写真を撮ろう」と言われていたが、すでに8年』

『興味も憧れもなかった。まさか19歳で妊娠・結婚するとは』

先に妊娠したことで、結婚を急いだ方もいます。「数年後に、またゆっくり考えよう」と思っていたとしても、出産後のバタバタでうやむやになることもありそうです。

『新婚旅行・結婚式は義母の口出しで揉め、取りやめに。指輪も義母がしゃしゃり出てきて、やめた』

周囲に阻まれたケースもあるようです。「複雑な事情から、両家の顔合わせもなかった」というコメントも。本人たちの力が及ばないところで、諦めざるを得なかったカップルもいるのですね。

やらなかったのはふたりの希望。後悔はない!

事情があって叶わなかったご夫婦もいましたが、当人たちの希望からやらなかったという声も多くありました。

『そういうのが苦手で、しなかった。ふたりとも金属アレルギーだから、指輪もなし。結婚15年、家庭円満。幸せです』

『結婚前に一緒に海外旅行をしたので、新婚旅行はなし。親に「結婚式の資金は家の購入に回したら?」と言われたので、式もなし。今年で結婚20年。仲良しです』

投稿者さんと同じように「幸せ」「今も仲よし」と付け加えるコメントも、散見しました。

『私もダンナも目立つのが嫌いだから、結婚式はしなかった。20年経った今も仲よくしている。形にこだわる人たちって多いけど、そんなものなくても幸せならいいのよ。私の周りは、形にこだわって盛大にした夫婦ほどダメになっている』

盛大にした夫婦ほど……。これはこのコメントをくれた方の周りで起こった偶然でしょう。ただ、イベントごとを盛大にしたカップルは、その分記憶に残りやすいもの。「あのときの、あのふたりが?」と当時を思い出す人が多いことが、理由かもしれません。

『生活ができればいいよね。他人から「かわいそう」と思われるのも謎』

何もしなかった夫婦は「かわいそう」と、思われているのでしょうか?

昔なら結婚にまつわるひと通りのイベントをやるのが、当たり前の感覚だったかもしれません。しかし、今は「結婚式はしないけれど、旅行は行きたい」「費用を生活資金に充てて、余裕のある新婚生活をしたい」など、それぞれの価値観で選ぶ多様性があります。「かわいそう」と感じる人は、そんな現代の感覚にアップデートできていないのかも?

コメント欄には「後悔はしていない」「おかげでお金に余裕が生まれた」などのポジティブな意見も並びました。多くの方が、自分たちの選んだやり方に自信を持っています。

もし後悔があるのなら、今からでも遅くはない

事情があってできなかった人、自ら希望してやらなかった人。それで満足していれば、他人がとやかく言うことではありません。ただ、なかには「本当はやりたかった」と後悔している人もいるようです。

『指輪はもらったけど、他は全部しなかった。でも、写真くらい撮っておけばよかったな。「パパとママはどこで結婚式したの? どんなドレスを着たの?」とキラキラした目で聞いてくる子どもをガッカリさせたくなくて、いつもごまかしている』

ウエディングドレスも白無垢も、着ることができるチャンスは一度きり(おそらく)。「花嫁姿を記念に残したかった」と考えている人もいるでしょう。

『式には憧れもあったけどお金がなかったし、来てくれそうな友達も少なかった。みじめな思いはしたくなくて、強がって前者を理由にした。でも、写真だけは撮りたい。一度でいいから、ウエディングドレスを着てみたい』

このコメントをくれた方は、ダンナさんに「撮りたい!」とリクエストしているそうですが、いつもスルーされるのだとか。「式も旅行も写真も、すべて当たり前のようにしている方々がうらやましい」と、本音を教えてくれました。

さらにトピックを立てた投稿者さんの気持ちを推し量るコメントもありました。

『私は興味がないからしなかったけど、投稿者さんは本当はやりたかったんじゃない? 出産(入籍)後、3年経って手作りでレストランウエディングをした友人がいるけど、したいのならするべきだよ。やりたくなくてやらないのと、やりたいけどできないは違うからね』

結婚後に式を挙げてはいけないという決まりは、どこにもありません。結婚から5年後10年後のメモリアルな年に、改めて挙げるのも素敵ですよね。「またここから頑張っていこう」と、気持ちを新たにできるのではないでしょうか? 参加する子どもにとっても、思い出に残るイベントになりそうです。

「ダンナさんにスルーされる」という方もいましたが、わざわざ写真を撮るのが面倒と感じる人もいるのでしょう。ただそうした家庭も七五三など、わが子のイベントは違うはず。撮影のチャンスがあればお子さんだけでなく、ママパパで記念写真を撮るのはどうでしょう? ウエディングドレス代わりの真っ白なワンピースもおしゃれです。

それぞれの夫婦が、それぞれの形で。もし後悔があるのなら、今からでも遅くありません。思いを成就できるとよいですね!

文・鈴木麻子 編集・すずらん イラスト・善哉あん

【つぎ】の記事:<嫁姑のモヤモヤ!>疎遠にしている義母からの強要「姪っ子の入園グッズを作って〜!」【前編まんが】

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参考トピ (by ママスタコミュニティ
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